2026年5月10日日曜日

桜木の切り株のこと

 5/4には、たまに散歩でお会いする同年配の方と自宅前の港南桜道の両脇に植えられていた桜の木の話を桜の切り株の前でしました。
桜道の桜について少し振り返ると以下のようになります。
はじめに港南桜道に初代のソメイヨシノ(染井吉野)が植えられたのは、1933年(昭和8年)ですから、93年経ちます。
植樹の背景には、鎌倉街道から日野公園墓地へと続く参道として、地域の方々が中心となって苗木を植えたのが始まりです。その後成長し全長約1.4kmにわたる見事な桜並木は、淡いピンク色のトンネルとして戦前から戦後にかけて長く地域の花見の名所として親しまれてきました。
その後、植樹から80年以上が経過して老木となり、倒木の危険や根上がりによる道路の凹凸、バスルートの開設に伴い横に張る枝が運行の邪魔になる、などが問題となりました。いろいろ検討の結果、2017年(平成29年)頃から本格的な植え替えが始まりました。選ばれたのが現在の二代目の「陽光(ヨウコウ)」桜で、病気に強く、鮮やかなピンク色が特徴で、ソメイヨシノより1週間ほど早咲きの品種です。苗木が年々育ち、はじめは頼りなかったですが10年で結構それらしく並木となってきています。
今も初代のソメイヨシノの切り株は多く残っており、切ってから10年程たちますが、そのひとつが写真のようになっています。
写真の株も直径70〜80㎝で中心の半分以上が空洞になっています。他の株も同様で、桜の木も樹齢80年を過ぎるとこんなになっていたのか、こんなになるまで長く役目を果たして大往生ですね、などとその方と当時の桜のトンネルの話や花見の時には屋台の列が出た話などで、懐かしみました。80年で脳や骨が空洞化するのは人間も同じかもしれない、とも・・・。
最近、桜の木が花見中に倒れるという事故が起こっていますが、そこでもこのような空洞化が起こっているように思われます。ここでも10株ほどはまだ切られず健在ですが、要注意です。

因みに、港南桜道の桜並木については、今年2026年3月にも下記のような記事を当ブログにアップしていました。

自宅前でも開花ー陽光桜ー


10年ほど前の世代交代で切り倒された
ソメイヨシノの切り株です。半分以上が
空洞になっています。当時の樹齢は
84年くらいと推測されます。南台小
の前にて。

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