先日、舞鶴に帰省の折に、空き家がうまく活用されている例を見かけました。
JR東舞鶴駅の駅前通りである三条通りに面する築100年になる空き家を改装し、古民家「涼庵」の屋号で地元の陶芸作家 高井晴美さんによる陶器の展示会が行われていました。涼庵での初めてのイベントだったとか。
高井さんご自身が入口におられ、いろいろと聞いたところでは、数年前にこの古民家を近くの医者が購入し大々的な改装をされ、はじめは自分用に使っておられたそうですが、もっと有効に活用したいと、もともと活動を支援していた高井さんと展示会の企画がまとまったとのことでした。
大作から飲食用の器まで幅広く展示・販売されていました。この会場の雰囲気に合わせて、作品の中から選ばれたそうです。高井さんは舞鶴市北端の成生(なりゅう)生まれで今もそこで「海」などをモチーフに仕事をされている方です。何度も個展や日展入選などを重ねられ、作品集も出版されています。医者は、地元病院の院長で、私と高校が同じで同世代と聞いて、同輩が地元にいいことをしていることにあらためて驚きました。また、高井さんが作品を通して海を大事にされていることに感心しました。毎年日展に出展されている私の絵の先生の関係もあり、このところ秋の日展にいく機会があるため、これからは陶芸部門にも注目したいと思ったところです。
私の実家では(築83年です)、丁度解体撤去工事の契約をしたところでして、最後まで、建屋を改装・再利用する道を探りましたが、かなわなかったことを考えると、うらやましいような事例でした。
2023年11月2日木曜日
舞鶴での古民家活用「涼庵」
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