2026年6月26日金曜日

目黒の庭園美術館

6/23午後には、目黒の自然教育園を 一巡した後に、すぐ隣にある東京都庭園美術館にも立ち寄りました。
この日は次週に開催予定の陶芸の美術展の準備のため美術館には入れないとのことでしたが、庭園だけでもと拝観することにしました。といいましても65歳以上には入場料はかかりません。最近都立の施設はそういうところが多いようです。
ここは昭和8年(1933)に朝香宮家の自邸として建てられました。その後、終戦の昭和22年(1947)に朝香宮家は皇籍から離脱され、ここを離れられたそうです。昭和58年(1983)に美術館として開館しています。1910〜1930年に欧州で広がったフランスのアール・デコの装飾様式(注)を採り入れた日本の皇室建築でもユニークな建物とのこと。皇室の近代の様を見るようでもあり、その結果として本館は美術館として生まれ変わり庭園も西洋庭園、日本庭園、芝庭として公開されました。
確かに、隣の自然教育園とは好対照で、自然のままにありのまま残す地区とここのようにしっかりと管理された庭園が隣接するのも、これまた一興といったところです。庭園には多くの種類の四季の花木が植栽されています。
ここは大分前2018年2月にも一度訪ねていて、本館のスケッチを残していました。
隣りの自然教育園の野草と合わせて、季節ごとに庭木と野草を訪ねてみたいスポットです。


ヒペリカム(小坊主弟切:コボウズオトウトギリ)。
花とは別に赤い実を付けます。

立派な黒松も
入口の西洋庭園のオブジェ。休息を
イメージしているように思えます。
これもアール・デコ流なのでしょうか。

新館(ギャラリー棟)

日本庭園内の茶室「光華」にて。
床の間の掛け軸の書は「和敬清寂」です。
茶道の根本精神だとか。

日本庭園

本館(旧朝香宮邸)側面から。左隣に新館が
繋がっています。増築されたのでしょうか。

本館前の中国風の狛犬雌

中国風の狛犬雄。しっかりと睨みを
効かしています。

本館正面から

東京都庭園美術館正門

(参考)20180224にもここを訪ねていました。
当時も本館の建物に惹かれたようです。
 
(注)アール・デコについて(パンフレットから引用)
1910〜1930年にフランスを中心に欧州を席巻した工芸・建築・絵画・ファッションなど広い分野に波及した装飾様式の総称。直線と立体の知的な構成と幾何学的な模様が特徴とされる。

2026年6月25日木曜日

目黒の自然教育園

 6/23には、午前中にある会社の株主総会に出席した後、目黒の街中にある国立科学博物館附属自然教育園(注)に立ち寄りました。
以前に近くの五反田に通っていた頃、ここでハンゲショウ(半化粧)などのこの時期の野草が多くみられると聞いて、半信半疑でここを訪ね、 確かに大都市ながらも残された自然な環境の中で多くの野草が自生しているのを見て驚いた記憶がありました。
前回訪ねたのは10数年前のことでしたが、最近では道端の野草にも人手の入らない自然さに惹かれはじめたこともあり、たまたま、この梅雨時にここの今はどうなっているだろうかと思い起こし、この日午後に立ち寄ってみた次第です。
栽培に手を入れない園の面影はそのままで、自然のままの植生が残されていました。逆に目当の野草を探すのも、観客が自分でありそうなところを特定し探し回りますので、苦労します。
今回、資料ではじめて知りましたが、ここの敷地内の全てが1949年に天然記念物及び史跡に指定されているそうです。いまも大部分が非公開地域で、人の影響をできるだけ排除して、自然の生態系を丸ごと保存し、都会の森林がどのように変化しているかを見守っているとのこと。よく見かける大学付属の植物園や野草園などとはまた主旨が異なるようです。
時期をみて、季節の野草を観にまた訪ねようと思います。園内の「路傍植物園」などは私には格好です。


ノカンゾウ。一日で咲き終わるそうです。

チダケサシ(茅茸刺)も

湿地にはコウホネ(河骨)も見かけました。
黄色い椀形の花の開花には少々早かった
ようです。

ねじれて今頃花を付けるネジバナもやっと
見つけました。

シオカラトンボも

ひめがま。園内ではきめ細かく
植物名がこのように表示されています。

イヌヌマトラノオ

カヤキリ(クビキリギス)もひと休みにようです。

目当てのひとつのハンゲショウ
(半化粧)もなんとか見つかりました。
確かに人手が入った様子はありません。
管理棟で見かけたツミの剥製。ツミは散歩中にも
バードウォッチングの人気の対象としてよく耳に
します。日本で見られる猛禽類の中で最も小型の
タカで、都市部でも見られる身近な猛禽だそうです。
ここにもいるのでしょうか。この日もここで
鳥見族を見かけました。

教育管理棟と入口

(注)国立科学博物館附属自然教育園について(関連HPから引用・編集)

目黒駅(品川区・港区の境界近く)から徒歩圏内にある「国立科学博物館附属自然教育園」は、大都市・東京の真ん中にありながら、奇跡的に手つかずの豊かな生態系が残されている場所です。


1. 自然教育園の歴史

この土地が今日まで豊かな自然を保てたのは、数百年にわたり一般の立ち入りが制限され、開発から守られてきた歴史があるためです。

  • 室町時代(豪族の館):

    「白金長者」と呼ばれた豪族 太田新六郎がこの地に館を構えたと伝えられており、現在も園内にその当時の「土塁(どるい)」の跡が残っています。

  • 江戸時代(大名屋敷):

    水戸黄門(徳川光圀)の兄にあたる、高松藩主・松平頼重の下屋敷(別邸)となりました。

  • 明治〜大正時代(軍の施設から御料地へ):

    明治時代には陸海軍の「火薬庫」となり、一般人の立入りが厳しく制限されました。
    大正時代(1917年)には宮内省の管轄となり、「白金御料地(皇室の所有地)」となりました。

  • 戦後〜現在(天然記念物・史跡へ):

    1949年(昭和24年)に、歴史的・学術的な価値の高さから、敷地全体が国の「天然記念物及び史跡」に指定され、一般公開が始まりました。1962年からは国立科学博物館の附属施設となっています。
    戦後には、住民の中心としてここの保存について高速道路やホテルの建設計画と調整することもありました。結果として、高速道路はここを回避して曲がり、ホテル建設は中止になりました。


2. 自然教育園の特徴

一般的な「きれいに手入れされた庭園や植物園」とは異なり、「自然のありのままの姿(生態系)を保存・展示する野外博物館」である点が最大の特徴です。

①武蔵野の面影を残す「奇跡の森」

都心の喧騒から切り離された約20ヘクタール(東京ドーム約4個分)の敷地には、かつての武蔵野の里山を思わせる落葉広葉樹の森、湿地、池などが広がっています。

②豊かな生物相

園内では、約1,470種の植物、約2,130種の昆虫、約130種の鳥類が記録されています。

③「変化」もそのまま観察する独自の管理

自然教育園では、あえて過度な手入れをせず、植物が自然に移り変わっていく「植生遷移(せんい)」をそのまま見せる工夫がされています。大正時代には針葉樹(モミやマツ)が中心だった森が、時代の変化とともに現在は落葉広葉樹中心の森へと自然に移り変わっており、それ自体が貴重な研究対象となっています。


隣接する「東京都庭園美術館」が美しく整えられた人工美の庭園であるのに対し、自然教育園は「ありのままの自然美」を体感できる場所として、絶妙なコントラストを成しています。都会のオアシスとして散策や森林浴、自然観察にぴったりのスポットです。

2026年6月24日水曜日

今年も棉の木と風船かずら

梅雨空の中、小さな玄関花壇で今年も幾つか芽吹き始めています。
6/21での棉(わた)の木、風船かずら、葉山椒、実山椒、南天、紫陽花などです。棉と風船かずらは昨年収獲した種子から育ち、葉山椒、実山椒は園芸店で苗木を買い求め、南天、紫陽花は頂き物です。
いまは梅雨を受けて日に日に伸びる時期ですが、これからは今年も猛暑だそうで、枯らさないよう十分な水やりと台風の風雨と潮除け(ここは海から潮気の雨粒が飛んできます)には気を付けようと思っています。
どう育ってくれるか楽しみです。葉山椒は収穫しはじめ葉を手の平にのせてたたいて香りを引き出して食卓で利用し始めました。手でたたくのは関西風だそうで強い香りが出ます。

棉の木。写真上には数株の風船かずらも。
秋には1m程にも育ちます。
梅雨に濡れる風船かずらの新芽。夏には
2m程のグリーンカーテンになります。
葉山椒と紫陽花。葉山椒は一枝獲り両手で
たたいて香りを引き出します。

舞鶴の姉からいただいた苗木です。
 

2026年6月23日火曜日

目黒で手打ちうどんと誕生八幡神社

 6/23には赤坂見付からの帰路目黒で乗り換える際に、先日来気になっていた目黒駅前東側の目黒通り沿いにある小さなうどん店「こんぴら茶屋」に初めて立ち寄りました。
20名程の店内は満席で4~5人の待ち行列ができていて、注文は待っているうちに渡された注文リストから事前にオーダーします。今回は、まずは店の味をと思い「かけうどん」にしました。
コシのしっかりした手打ちの太麺で、ツユは薄口で昆布ダシ(出汁)のようです。なかなかの一品でした。値段もリーゾナブルで(690円)、関東風でも関西風でもない独自のメニューのように思いましたが、名前からは讃岐うどんの流れかもしれません。
こういう店には、必要なら値上げしてでもしっかりと頑張ってほしいと思います。
この店の道路向いが、丁度、太田道灌ゆかりの「誕生八幡神社」でした。
この日は、赤坂見付や目黒での移動などを含めて15,400歩コースでした。

こんぴら茶屋のかけうどん

□金は店名の「こんぴら」からきてるようです。
駅からは右の看板が目立ちます。

隣席の若者は幟の「牛かれ~
つけ麺」を注文していました。

《余談ですが》

こんぴら茶屋の目黒通り真向いには「誕生八幡
神社」があります。創建は室町時代と伝えられ、
太田道灌が妻の安産を願って福岡県の宇美八幡宮
から八幡神の分霊を勧請したのが始まりとか。
祈願の甲斐あり無事に嫡男が誕生したため「誕生
八幡神社」と呼ばれるそうです。その後色々と
変遷があり、今は社務所の上に本殿がのる珍しい
造りになっています。近年の急な都市開発の
影響が想像されます。

2026年6月19日金曜日

梅雨の晴間の上郷あじさいの丘

 6/16には、梅雨の晴間に隣の栄区にある「上郷あじさいの丘」に出かけました。
第9回上郷あじさい祭(6/13〜21)が開催中でした。
天神橋から神奈中バスで上之行きに乗換え犬山で降りると歩いて10分程でたどり着けます。自宅からは1時間コースです。
もともとすぐ裏にあるゴルフ場の鎌倉カントリークラブの敷地を借りて10年ほど前からボランティア団体「栄区あじさいの会」が開墾から始め、約3,000株のアジサイの植栽、日頃の手入れ、今回のようなイベント企画をこなされています。このためここは公園ではなく私有地が一般客に開放されていることになり、園内には何か所かに「私有地につき…」の注意を促す掲示がみられます。
また、園内がきちんと管理されているのには驚きました。鎌倉カントリークラブの地元住民と連携した社会貢献活動の一環のようにも見えます。
この日は梅雨の晴間で、斜面にある雨上がりのあじさいをゆっくりと観て回りました。丁度見頃でした。
紫陽花は「七変化」ともいわれます(俳句では紫陽花の子季語です) 。開花からの時間経過により色が変わります。咲き始めは淡緑色、次第に青や桃色に発色、咲き進むと紫色やくすんだ色に変化し、終盤には緑色を帯びることもあります。この丘でもこのような色が混在します。因みに真っ白の株は別種で色は変わらないそうです。

そこで、一句、

紫陽花や谷戸を見渡す高みより
紫陽花や雨の上がりし昼下がり

この日は、9,500歩コースでした。
因みに、昨年2025年6月16日にもここを訪ね、下記のよう記事を当ブログにアップしていました。

上郷あじさいの丘で紫陽花を堪能

 

《上郷あじさいの丘》


上郷あじさいの丘は鎌倉カントリークラブの
しぐ下にあり(すぐ上にはゴルフコースの金網を
張った塀が見えます)、急な斜面にあります。


紫陽花の間にキスゲ(ユウスゲ:夕菅)も
満開でした。
斜面の奥には鎌倉カントリークラブの
ゴルフコースがあります。


かわった種類の紫陽花も。
正面道路を通りがかりのバイクからもアジサイ
鑑賞です。



上郷あじさいの丘全景

《往復路にて》


往路路端で見かけたキキョウ(桔梗)です。
もう秋の七草です。
帰路途中のお宅で見かけたテッポウユリ
(トライアンファータ)

2026年6月17日水曜日

あじさいうどん

 6/17には、いつもの句会に参加する途中に、本郷台駅前の蕎麦店「手打そば 深山」(みやま)に昼食をと入ったところ「あじさいうどん」にめぐり合いました。
仲居さんの説明では、紫芋の粉を練り込んだ細麺のうどんで紫陽花の今の季節に毎年出している定番メニュー、だとか。そば粉は味を調えるために使わず、冷やしうどん仕立て、だそうです。とはいえ、ざる蕎麦用の角せいろに盛られています。
紫陽花の季節にあやかった余禄と思い、注文してみました。食べてみると、紫芋の匂いはとくになく、麺の色と手打ちのコシが楽しめます。店長さんも季節に合わせ商材をいろいろと工夫されているな、と思いつつじっくり味わいました。ややこじつけも感じますが、庭に咲く花を愛でる視覚に加えて味覚でも紫陽花の短い季節を楽しむ、という、花見団子にも似た日本人流の欲張った季節の味わい方なのかも知れません。


あじさいうどん。一見蕎麦に見えますが
紫芋の粉を練り込んだ細麺の冷しうどん、
とのこと。確かに紫陽花色です。

2026年6月15日月曜日

ヤマモモの季節2

 6/15には、上大岡近くの関の下でヤマモモを見かけました。路上に紅い実が転がっているので気が付きました。
ここで、一句、

山桃の実の重たげな枝の先
散歩道ふと見上げるや山桃実

この日は、梅雨晴間の8,500歩コースでした。
因みに、2024年6月19日に、本郷台のいたち川沿いにヤマモモを見かけ、当ブログに下記のような記事をアップしていました。

ヤマモモの季節2024


木陰にヤマモモの実が真っ赤に
なっています。

ヤマモモの実 その2

見かけたヤマモモの樹形。木下闇
(こしたやみ)といったところです。
道路に実が落ちています。

目黒の庭園美術館

6/23午後には、目黒の自然教育園を 一巡した後に、すぐ隣にある東京都庭園美術館にも立ち寄りました。 この日は次週に開催予定の陶芸の美術展の準備のため美術館には入れないとのことでしたが、庭園だけでもと拝観することにしました。といいましても65歳以上には入場料はかかりません。最近都...