7/21には、浜木綿(はまゆう)が見頃と聞き、横須賀の佐島(さじま)に行ってきました。京急逗子駅から佐島マリーナ行きの京急バスで30分程の海辺にあります。途中、葉山、秋谷、立石、長者ヶ崎と三浦半島西側の景色のよい海岸線の名所を次々と通過していきます。一種の定期観光バスです。
佐島はヨットハーバー&海辺レストラン&ホテルの「佐島マリーナ」 のあることで知られていますが、すぐ隣に県立の「天神島臨海自然教育園」があり、浜木綿が砂浜に自生する日本での北限の地とされています。そんなに広い自然園ではありませんがビジターセンタまで備わっていて、維持とPRに力が入っています。佐島はこの地区の町名で、細かくは長さ10m程の小さな天神橋で陸地と繋がる小さな島「天神島」に佐島マリーナはあります。
ただ残念なことに、この教育園は定休日が月曜日で、前日7/20が月曜日と海の日の祝日が重なりこのためその翌日7/21が振替え休園日になるそうで、この日は残念ながらシフトした休園日でした。そのため、外から自生する浜木綿の様子を遠くに眺めるだけでした。度々こういうことに巡り合うことがあり、これからも事前確認など要注意です。
帰路、佐島の雑貨屋さんでところてんの材料になる乾燥させた「天草」(てんぐさ)がビニール袋詰めで販売されているのを見かけました。こちらはラッキーでした。訊くと、店の前の海岸で獲れたものだそうで、奥には製造途中の天日干しのケースが何箱も置かれていました。もともと天草は赤褐色の尖った針が放射状に突き出たような海草で岩場の浅瀬に自生します。ただ、年々数は減っていると言われていました。収穫した天草を水で洗い流し、晒しながら天日で干すことを何度か繰り返すと、赤褐色の色が黄土色に変わっていき干し天草として商品になるそうです。自生する天草は故郷の舞鶴の岩場でも海水浴の時によく見かけました。
50gを2袋買い(1袋400円でした)、ところてんを作るレシピまでもらってきました。50gでところてんは沢山できるとか。煮詰める途中で沪すのにはガーゼのような粗い布を使うのがよいと言われていました。
因みに、俳句ではところてんのことを「心天」と書き夏の季語です。感覚的には分かるような気もしますが、もともと奈良時代の「心太(こころふと)」の呼称からきているそうで、なにやら由縁、歴史がありそうです。
ここで、一句、
浜木綿の生きる堺の佐島かな
天草や店一杯の天日干し
天草や安直(あんちょこ)たより煮詰めをり
この日は、バス移動が多かったため少な目の6,500歩コースでした。
天神島臨海自然教育園入口。残念ながら
休園日でした。不注意でした。
天神島臨海自然教育園遠景。
右手前にビジターセンターがあります。
《 天草 》
干し天草
製造途中の赤褐色が部分的に残る
状態です。何度か水にさらすと色が
消えていくそうです。
きました。
《 佐島漁港・佐島マリーナ 》
漁港です。ハサミの長いアカザガニも特産です。
移動用です。
ホテルです。横須賀に通っていた頃にはちょく
ちょく使いました。
佐島マリーナ、その沖が相模湾です。
《 参考》天草のイメージ

(参考) 海中の天草。
「紅藻類テングサ科の海藻。濃い赤紫色で太さ1mmくらい。藻は羽状に細かく分岐する。水深1~5メートルくらいの岩などに付着して自生する。水にさらし、天日乾燥させて寒天や心太(ところてん)の原料とする。」と「きごさい歳時記」にあります。舞鶴の海では当たり前のように見かけました。