10/6には久々に三渓園の仲秋を訪ねました。
この時期の蛇の挙動については、「蛇 穴に入る」とか「穴惑(あなまどい)」という言葉がありますが、今回たまたま遊園中にシマヘビが黒い大きな庭石の上を這っているのを見かけ、「穴惑」を生で現実に目の当たりにしたように思いました。見かけたのは80㎝程のニシキヘビで無毒の日本固有種とのこと。まさに冬眠に籠る穴を探しているような穴惑の様子で、昔の人はよく言ったものだと感心しました。
手持ちの角川俳句歳時記には以下の記述があります。
蛇は春先に穴から出て夏の間動き回り、秋になるとまた穴に入り冬眠します。その穴に入るのが彼岸の頃といわれますが、晩秋天気の良い日にはまだ姿を見せることがあります。それを、穴に入るのを迷っているとみて「穴惑」といいます。秋の季語としては、穴惑、蛇 穴に入る、秋の蛇、があります。
そこで、一句、
穴惑三渓園のヘビの影
首振りて穴に入る蛇聴秋閣
この日は、他にも園内中央にある大池に雁や鴨が渡ってくる直前の静かな睡蓮池の片隅で、水面の小枝に止まるカワセミを珍しく見かけ、季節の移り変わりを感じてきました。
また、三渓園は高浜虚子など多くの俳人がここを訪れ句会を催したこともあり、地元でも定評のある俳句の吟行地です。今年も10/16までに三渓園俳句展の投句募集がされています(園内の藤棚にある投句箱に投句します)。私の属する横浜俳話会も来春にここで行われる俳句大会の運営に協力することもあり、今年はなんとか投句してみたいと思っています。
この日は、9,000歩コースでした。
内苑の蓮華院近くの庭石に顔を出したニシキヘビ。緑の縦縞がみえます
内苑の聴秋閣とススキ
孟宗竹はこの時期に緑の色を濃くします。竹の春(秋の季語)です。
竹は春には筍を育てているので黄葉し落ちる葉もあり竹の質も落ちるそうで、今頃に(新暦の9~11月)伐るのがよいとか。伐採時期の好機を旧暦で「木六 竹八」ということを、手入れ中の庭師さんに教えてもらいました。