2026年2月19日木曜日

奄美の「たんかん」

 2/18には、奄美大島の名瀬に住む従姉妹から今が旬のタンカン(注)をいただきました。自宅で獲れたものだとか。羨ましい庭です。
外皮が薄く、実は酸味が少なくみずみずしくて風味のある濃厚な甘みのミカンです。切るだけでジュースが滴ります。
昨年1月末に訪れた奄美大島を思い出しながら、じっくりと味わいたいと思います。滞在中にスーパーで大量に売られていたのを買い求め、そのみずみずしさに驚いた記憶があります。訪問中に何度か食べた地の食品の「鶏飯」の風味付けなどに使われるとは。
ここで、一句、

タンカンや箱いっぱいの名瀬の春

因みに、奄美を訪ねた時の様子を、当ブログに以下のような記事でアップしています。

初めての奄美大島その1ー倉崎海岸・奄美クレータ

 
奄美の水を吸い込んだみずみずしい食材です。
(注)タンカンについて
タンカン(桶柑、短柑)は、ミカン科の常緑樹。ポンカンとネーブルオレンジの交配種で、酸味が少なく濃厚な甘みが特徴である。
概要:
タンカンには「桶柑」(タンカン、台湾語:タ̣ンカㇺ)の字があてられており、中国で行商人が木桶で持ち歩いたことが由来とされる。
中国広東省が原産地で、1789年に台湾北部の新荘に導入された。日本には1896年(明治39年)頃に台湾から奄美大島を始めとする南西諸島へ移植された。1929年(昭和9年)頃に本格的な栽培が始まった。
現在の主な産地は中国広東省、福建省、台湾中・北部、日本の鹿児島県の屋久島、奄美大島などと沖縄県である。
花期は4月頃、収穫時期は1、2月で、冬の果物である。
利用:
果実を食用にする。ポンカンやネーブルオレンジと同じく、外皮は1~2mmと薄く瓤嚢(じょうのう:半月形の袋)の膜が柔らかく、難なく食べることができる。果肉はオレンジ色で柔らかく多汁、酸味は少なく甘味に富み風味が良い。
加工食品:
果皮は、奄美大島では刻んで薬味として用い、奄美料理の鶏飯の風味付けなどにも使われる。また、オレンジピールの様に、砂糖で煮て菓子にすることもできる。奄美大島ではタンカンの果肉を奄美黒糖焼酎に漬け込んだリキュールが「たんかん酒」の名で製造販売されている他、家庭でも作られている。(関連HPから引用、編集)

杉田梅まつり2026

 2/15には、杉田梅まつりの最終日で、好天の中近くの妙法寺を再度訪ねました。1週間前に比べると梅の開花は進んでいましたが、全体的には5~7分咲きくらいでした。前回とは大違いで、参道、境内の人出、本堂前の廊下と階段で行われるステージ、お呈茶席、地元店の売店やキッチンカーなどで大賑わいでした。地域に密着したまつりだな、と感じました。
たまたま訪れた時のステージは、未来太鼓道場による和太鼓と横浜芸妓組合の芸者衆による横浜の歌と踊り、でしたが、他にも里神楽・神代神楽研究会による「神楽」七福神や臨済宗建長寺派の禅僧バンドによる演奏や慶大詩吟サークルによる詩吟、津軽三味線、地元小学校・中学校の演奏など多彩でした。
後ろにある牛頭山にも登り梅並木の横の茶店で仕入れた団子をほうばりながら、見渡せる今の風景と歌川広重も「杉田の梅」で残した浮世絵とを見比べながら、同じ地形にかつての杉田梅林をイメージしました。牛頭山山頂から海側、山側の風景を描いた「武州杉田の梅林」、「杉田の梅」の絵も残しており、様変わりしたものの、今の地形と符合します。
また、途中、メジロが多く飛び交うのもみかけ、ついつい多くの衝動写真を撮っていました。
この日は、9,600歩コースでした。


境内では多くのメジロを見かけました。

本堂前の白梅も開花が進んでいました。
 
境内の石像。日蓮が大きな不動明王を担いで
います。これも日蓮宗の教義の一景でしょうか。
調べてみたいと思っています。

本堂前で横浜芸者衆による踊りと小唄が
演じられていました。
 
牛頭山西側の杉田梅園の様子を江戸後期に
歌川広重が浮世絵「杉田の梅」で富士山を
背景にして残しました。その浮世絵と同じ
地形の今を見合わせています。赤い茶席も
絵に合わせています。
妙法寺本堂前の白梅
   

歌川広重が江戸後期に残した浮世絵「杉田の
梅」。ここの牛頭山山頂西側(山側)からの
風景です。

歌川広重が残した浮世絵「武州杉田の
梅林」。牛頭山の東側(江戸湾側)の梅林が
描かれています。当時3万6千株の梅が植栽されて
いたとあります。ちょっとオーバーな気も
しますが。

2026年2月17日火曜日

今春は浜名湖の磯海苔

2/15には、新杉田駅ビルにあるいつもの魚屋 鈴木水産で、浜名湖の磯海苔(岩海苔)をみかけ仕入れました。
私にとってはこの時期恒例の買い物です。産地は三浦半島産が多いですが、今年は浜名湖産でした。新鮮な磯の香りを生で味わえる贅沢な季節です。
よく季節を海の産物で感じる派と山の産物で感じる派があるそうですが、私の場合には故郷の舞鶴が海沿いで、小さい頃にすぐ近くに魚屋があって毎日旬の魚を捌くところを見て育ったこともあり、海派から抜けられません。
そこで、一句、

朝東風や磯の香運ぶ浜名海苔
ポン酢かけ〆める岩海苔余寒かな

2026年2月15日日曜日

上大岡のバレンタインコンサート

 2/14には、最寄りの上大岡駅ビルにある港南区民文化センターひまわりの郷ホールでバレンタインコンサート「須川展也サクソフォン・リサイタル」が催され、じっくりと聴いてきました。
今回は、この日のリサイタルのために松浦真沙さん(会場に来られていました)が書き下ろされた初演の「Le Cinema」や2005年に長生 淳さんに作曲を委嘱された「天頂の恋」をはじめとしてクラシックを中心にディーズニー映画の間奏曲やバレンタインデーに相応しい曲まで10曲を、独奏、若手奏者と二人での協奏、ピアノも加えた協奏を交えながら、また所々に解説を入れながらの演奏で、飽きさせないなかなか力の入った、一方で親しみも持てた演奏会でした。東京芸大のサクソフォン専攻生のコミュニティの活動が背景にあるようでした。
また、もう一人の若手奏者の有村純親さんは、紙の譜面を使わず、譜面台にi-Padをおいて、足で足元のスィッチペダルを押してページをめくりながらの演奏で、これからの演奏形式を垣間見る思いがしました。
今回チケット販売が始まってすぐに予約したこともあり、この日は前から2列目の左中央の席で3人の演奏者とほぼ同じ目線で間近に聴くこともできました。そう大きな会場ではありませんがこの日は満席でした。久々にサクソフォンの音色を堪能し、余韻を楽しみながら喫茶店で一服し帰宅しました。近くで聴く演奏会は印象が強く長く残るように思います。
私は、尺八の音色に魅かれて かつては一時期習ったこともありましが、縦笛形の楽器には興味があります。邦楽では尺八の音色とすると、洋楽ではサクソフォンの音色を日頃から好んで聴いてきました。両者には、広い音域をカバーするために、尺八では5種類(注1)、サクソフォンでは主に4種類(注2)を使い分けること、演奏する曲目も尺八では虚無僧の吹く本曲、琴、三味線と合奏する古典から民謡、新曲、現代曲まで、サクソフォンでは、クラシックから現代曲、ジャズ、ポップスまで、ジャンルを超えて幅広い曲の演奏に使用されること、従って演奏法、表現法、音色も多彩であること、などが共通しています。また、音色についても、ともに低い筒音に楽器と人体が共鳴するような力強さと繊細さがあります。これは「遠音(とおね)がする」とも言われます。この日は、アルト・サクソフォンを主にソプラノ、テナー・サクソフォンを交えた演奏で、須川展也さんはアルト・サクソフォンが得意のようでした。
もともとクラシカル・サクソフォン奏者の須川展也さんは、2年前にもここで自身が率いるトルヴェール・クヮルテットの演奏会を催され、その時にも私も聴かせてもらいました。
この日は6,800歩コースでした。



リサイタル開始前の舞台。前から2列目の
自席から。

プログラムから。裏面には三人のサインも
いただきました。珍しいことです。

コンサートのチラシから

(注1)   尺八の長さによる種類
一尺六寸管:民謡、現代曲、合奏用 
一尺八寸管:標準的なサイズ、古典、 普化宗本曲
二尺管:民謡、詩吟の伴奏
二尺一寸管:現代曲、より深い響きを求める場合
二尺四寸管:長管(ちょうかん)と呼ばれ、低音が魅力 

(注2)  サクソフォンの種類
・ ソプラノ・サクソフォン:
高音域、まっすぐなものが多い、ジャズ(リード)、室内楽・クラシック、ポップスのソロ、明るく、鋭く、透明感のある音色が特徴
・アルト・サクソフォン:
中高音域、吹奏楽、室内楽・クラシック、ジャズ、 ポップス、音のバランスが良く一般的
・テナー・サクソフォン:
中低音域、ジャズ、ビッグバンド、ロック、ポップス、太く、渋く、力強い音が魅力
・ バリトン・サクソフォン:
低音域、吹奏楽の低音担当、 ビッグバンドのリズム支え、アンサンブルの土台。重厚で迫力ある低音が特徴
・そのほかの種類
ソプラニーノ(さらに高音)、 バス・サクソフォン(さらに低音)、 コントラバス・サクソフォン(さらに低音)があり、特殊編成や現代音楽で使用

2026年2月12日木曜日

地元で「杉田梅林」の面影を残す妙法寺

 2/7には、近くで境内の梅が評判の日蓮宗妙法寺を訪ねました。
JR新杉田駅から線路沿いを南西に歩いて10分程のところにあります。
杉田界隈はかつては杉田梅林として浮世絵にも残る名所だったようですが今は住宅開発によって様変わりしました。しかし、梅林の中心だった妙法寺とその周辺にはその面影が残ると言われています。
その面影をと、梅の開花には少し早い時期で、しかもこの翌日から本格的な積雪が予想された前日で粉雪の舞う中でしたが、早咲きの梅を堪能できました。 雪と梅、これもまた一興です。途中の張り紙では、翌週末の2/14~15が杉田梅まつり、とのことでした。
この日は、11,500歩コースでした。
因みに、一昨年2024年2月の今頃、ここの杉田梅まつりを訪ね、当ブログに以下のような記事をアップしていました。

杉田梅まつり -古い杉田梅林と海鼠(なまこ)のこともー



境内の早咲きの白梅

本堂前にて

ジャンパーを着た暖かそうなお地蔵様

境内の高台には紅梅も。背景は30m程登った
牛頭山で海岸を見下ろす見晴台です。

本堂前の枝垂れ梅

妙法寺本堂
 
妙法寺山門と前景

妙法寺前の大木です。御神木でしょうか。樹種は
ビャクシン(柏槇/イブキ)で、樹齢は約600年
とされ、かながわの名木100選にも選ばれている
とのこと。

妙法寺に行く途中にある、立派な梅の古木を
庭先に植えられているお宅。杉田梅林の
名残かもしれません。丹念に剪定されています。

2026年2月11日水曜日

海沿いに咲く冬薔薇

 2/1には中華街の春節燈火を訪ねた帰りに、少し足を伸ばして横浜港に臨む山下公園のバラ園に立ち寄り海辺の冬薔薇を観てきました。俳句をする中ではよく見かける冬の季語です。
手持ちの歳時記によると、以下のように記されています。これまで余り気にすることもなく通り過ぎていましたが、あらためて直に観るとまさにその通り「寒さに耐える姿が健気」な光景でした。

薔薇は四季咲きのものが多く、冬になってもしばらく咲き続ける。霜に遭って赤い花弁が黒ずんだりするのは哀れだが、寒さに耐える姿が健気である。温室栽培の切り花も冬薔薇として詠む。

そこで、一句、

 冬薔薇上達願う筆洗
 冬装備紅もかじかむ浜の風

産業用ドローンのイノベーションピッチ

2/10には、東京湾臨海地区で開催された「JDCイノベーションピッチ(注)」に参加してきました。ここ13年間かかわってきた日本ドローンコンソーシアム(JDC)主催の年一度の企画です。JR新橋駅でゆりかもめ線に乗り換えて東京テレポート駅から3分程の便利な場所で産総研臨海副都心センター別館の一室を借りての開催でした。参加者は60名ほどでした。
産業用ドローンの普及について、バッテリの高密度化、8時間超の滞空時間の長期化、空気より軽い超軽量素材、長距離ドローンエンジン、航空防除(農薬・肥料散布)、物流の普及策、ドローン用コネクタ開発、などが発表されました。
ピッチ後の懇親会では最高齢の参加者だったようで宴の中締めの役回りでした。最近こういうこともちょくちょくありそれぞれにそろそろそ引退を考える時期かと思っています。
この日は、少な目の6,200歩コースでした。

(注) ピッチ(pitch)について
ビジネスシーンで最近よく使われる「ピッチ」という言葉ですが、一言で言えば「相手を口説き落とし、短時間で行動(投資や契約)を促すためのプレゼン」を指します。
もともとは野球の「投げる(Pitch)」からきており、相手のミットに向けてアイデアをズバッと投げ込む、というニュアンスが含まれています。
ピッチの最大の特徴は、「短時間」で「相手にアクションを起こさせる」ことにあります。
・目的: 投資を受ける、契約を結ぶ、パートナーシップを得るなど。
・時間: 数十秒(エレベーターピッチ)から、長くても10分程度。
・内容: 「なぜ自分(自社)なのか」「どんな課題をどう解決するのか」「将来いくら稼げるのか」という、提案者の熱意とビジネスの可能性にフォーカスします。
(関連HPなどから引用・編集)


講演時間は10〜20分と速いペースで
進行します。
会場フロアからは南東側には東京ゲートブリッジ
(恐竜橋)が遠くに望めます。羽田空港が近いため
橋の「高さ」を低く抑える必要があり、一方で大型船
が通るため、橋脚の間隔を広く高く空ける必要が
ありました。その結果、 橋脚上に高く伸びる支柱が
必要な吊り橋にできず、この「トラス構造」の橋脚に
なったそうです。今更ながら当時の設計陣の
苦労がうかがえます。
別館外観画像
会場は産総研臨海副都心センター
別館12階でした。
開催チラシから

2026年2月10日火曜日

神保町らくごカフェでの講談会

 2/6には、神保町にある らくごカフェで「神田愛山・宝井琴調~冬の会」を聴いてきました。お二人は兄弟弟子だそうで、定期的に二人会をされています。この日の演目は、以下の4題でした。
①「阿武松緑ノ助」琴調
②「般若のお作(上)」愛山
(仲入り)
③「般若のお作(下)」愛山
④「夜もすがら検校」琴調 
①は、阿武松緑之助(第六代横綱、おうのまつみどりのすけ)の立身出世譚です。伊勢の寒村で生まれた貧農の子 緑之助は大食漢で、十分に三食を食べるために相撲取りになることを決心し、江戸で身を立てます。苦労しながら徳を積み米を供出してもらうスポンサーを得て、横綱に昇進するという話でした。私財を投げ打って相撲界を助け、弟子を慈しみ、武士からも町人からも敬われたそうです。
②~③は、1年半会わなくても子供が生まれることの是非を題材にした浮気者の人情噺でした。
④江戸期後期、盲目で琵琶の名人の検校(けんぎょう)が請われて上京し好評を得た後に京都に帰る途中に同伴者が離脱し名もなき町人に助けられます。その後、京都の検校の居宅に町人が訪れ、品物でのお礼を断り琵琶を聴きたいという無欲さに検校も感心し、最後の演奏でお礼を町人に送るとして自分の琵琶を投げて壊します。心にはモノではなく心で返す、という余韻を残すよい噺でした。長谷川伸の原作だそうです。
また、会場の天井には落語家、講談師の座布団のカバーが貼り付けてあるのに気が付きました。
最後には珍しく琴調師匠と来客との写真タイムもあり、寄席とはまた違った和やかな場を後にしました。
この日は、5,600歩コースでした。

因みに、昨年2024年9月にもここを訪ね神田愛山独演会を聴いて、以下のような記事をアップしていました。

久々の神田愛山講談独演会


愛山師匠の高座。高座が聴衆より高いのは
演者が観客の顔を見ながらしゃべるため
だとか。50人席が満席でした。

らくごカフェの天井には落語家、講談師の
座布団のカバーが張り出されています。

琴調師匠と来客とのの写真タイム
琴調師匠と客のの写真タイム


地下鉄神保町駅階段には、元の都電の線路の
敷石に使われた花崗岩が残されています。
神保町交差点は都電の大きな分岐点
だったとか。

 

2026年2月7日土曜日

少々早目の池上梅園

 2/2には、この時期の梅が評判の池上梅園を初めて訪ねました。東京都大田区の池上本門寺境内の東側に隣接する庭園です。最寄りの東急池上線池上駅から歩くと北に30分程かかります。距離的には北側の都営新宿線終点の西馬込駅からの方が近いようですがいずれも歩いて行くにはやや不便なところです。
梅園は立派なもので高低差を生かしよく手入れされた大田区立の庭園で、所有者親族からの寄付を受けて区の花である梅の植樹、改装を経て1978年に開園したとか。梅園には、現在約30種の370本(白梅150本、紅梅220本)の梅の木が植わっているそうです。園内には、戦前の日本画家伊東深水の邸宅・アトリエ・画塾跡や政治家、文化人と所縁のある茶室などが残されています。
時期的には、ここの梅まつりが2/7~14の予定ですので、3~5分咲きでやや早目の訪問でした。それはそれで早咲きの風情もあり写真には格好な状態です。
帰りには前のバス通りに出て川崎駅西口に向かうバスに乗り帰路につきました。
この日は、10,500歩コースでした。





メジロも忙しそうに飛び回っていました。

枝垂れ梅も。

防寒用の藁囲いです。







きちんと手入れ、管理された梅園です。
池上梅園中景1。


池上梅園全景

奄美の「たんかん」

 2/18には、奄美大島の名瀬に住む従姉妹から今が旬のタンカン(注)をいただきました。自宅で獲れたものだとか。羨ましい庭です。 外皮が薄く、実は酸味が少なくみずみずしくて風味のある濃厚な甘みのミカンです。切るだけでジュースが滴ります。 昨年1月末に訪れた奄美大島を思い出しながら、...