9/15には、雨天の合間に大船フラワーセンターの萩や彼岸花などの初秋を見に久々に出かけました。
園内中央には萩(ミヤギノハギ)の並ぶ長い横丁エリアがあります。まだ二分咲きでしたが、赤紫色の蝶型の花を穂状に付け、穂が風にうねるように揺れて咲く様は風情があります。このことから「風聞草(カゼキキグサ)」と言われるとか。万葉集でも最も多く詠まれた花だそうで、秋の七草の代表格です。萩は仙台の市花で、滞在した頃にこの時期によく話題になる秋の花として萩(ミヤギノハギ)を初めて知り、市内東部にある野草園の萩まつりには下宿の仲間と何度かでかけ、そこで親しんだ記憶があります。それをきっかけに神奈川ではここや鎌倉で萩の寺といわれる海蔵寺や宝戒寺を訪ねるようになりました。
他にも、秋の花木では、彼岸花、キバナコスモス、コウホネ(河骨)、秋バラ、瓢箪など、夏の名残では、睡蓮、蓮、旱蓮木(かんれんぼく)など、が楽しめました。
瓢箪では、アジア、中南米、アフリカの各地で各種の容器として利用されている瓢箪の現物を展示するヒョウタン展が開かれていました。東京農大にもおられた植物学者湯浅浩史氏が50年かけて世界45か国で収集された2,000点以上のコレクションから230点が並びます。この日も湯浅氏はおられ熱心に見物客に説明されていました。それぞれに生活スタイルを想像しながら「人類の原器」(瓢箪は1万年以上前から人類が利用してきたた最古の栽培植物のひとつだとか。また古代土器の底が丸いのは瓢箪をイメージしているそうです)を巡るのも一興です。今回が6回目だそうですが、中国で伝統的なコウロギを戦わせる闘蟋(とうしつ)で使われるコウロギ入れや南米のマテ茶の茶器、3mほどある細長い長瓢箪など、軽くて水漏れしにくく加工もしやすい瓢箪容器を集めた貴重な企画と思いました。残念ながら、安価なプラスチックに代えられて民族独特の文化が消えていく時期でもあるようです。
因みに、後援団体の特定非営利活動法人全日本愛瓢会は、名誉総裁を2004年から秋篠宮様(文仁親王)が務められています。宮中の畑で育てられていた百成瓢箪の植生に触れたのをきっかけに幼少期から瓢箪に興味をもち、アフリカ種との交配による大型化の研究や収集をされてきたそうです。その研究成果でしょうか、会場にも宮様所有の2m以上あるような大きな瓢箪が展示されていましたが、ここだけは撮影禁止でした。また、秋篠宮様と全日本愛瓢会との関りの経緯を記した宮様からのメッセージも会場に掲載されていました。単なる形式的な名誉職ではないようです。宮様の人柄の一端を知る機会になりました。
短い時間でしたが、初秋を満喫しました。
この日は、7,500歩コースでした。
薔薇園では数株の秋バラが咲き始めていました。
イボヒョウタン。瓢箪はこれから充実します。企画館では各国での瓢箪の利用例を展示する「ヒョウタン展」が開催中でした。
入口正面の睡蓮池にはそろそろシーズンを終えた睡蓮が幾分残っています。
蓮池の一角に新たにオニバスが植えられていました。写真左はその幼葉です。
オニバスはいまで直径50㎝程でしたが、まだまだ大きくなると思います。
鉢植えの蓮の最後の一輪でした。
鉢植えの蓮が並びます。俳句では枯れていく蓮を破蓮(やれはす)というようです。
小さなバナナのような房をつける旱蓮木(かんれんぼく)または喜樹(きじゅ)



