2026年10月4日日曜日

映画「わたしのかあさん」

 10/3には関係する社会福祉法人と金沢区が主催する映画会に参加し「わたしのかあさん―天使の詩―」を観てきました。なかなか感動的でありながら、考えさせられる映画でした(注1)。会場の金沢区公民館講堂に定員200人、多分実際にはそれ以上が集まりました。
派手な映画ではありませんが、「障がい者を理解しましょう」という一方向の啓蒙映画でもなく、家族、親子、障がい者、偏見、福祉について静かに考えさせられる作品でした。特に、主人公高子の年齢を重ねてから見ると、子供の頃の「親を子どもの立場から「恥ずかしい存在」として評価していた時期」と年月を経るにつれて母親を見る目が変わり「親の人生そのものを理解できるようになった時期」への変化と戸惑いが、自然に表現されていました。この誰にもある戸惑いを理解しながらも、しかし障がい者と健常者の共生を声高に言うのではなく、当たり前のこととして社会・企業・コミュニティで受け入れ、定着させることの意味を、山田監督が、ご自身で障がい者の長女を育てた経験からも、訴えているようにも思えました。作中の小杉医師(高子の母親の主治医)が戸迷う高子に言う「障がい児としてこの世に生を受けるかどうかは「神の御業」なのであって、どうすることもできない。このことは、世間では、容易に理解し難いことなのでしょうが、自然に受け入れることが大事ではないか」というセリフからもうかがえるように思いました。
こういったことを含め、最近は高齢の当事者としても『「子供も、大人も、お年寄りも、障がいのある人も」共生する地域つくり』(注2)のことを考える機会も段々と増えてきました。
この日は、7,700歩コースでした。


映画「わたしのかあさん―天使の詩―」のチラシから

(注1)映画 『わたしのかあさん ―天使の詩―』の概要とあらすじ
2024年3月30日に公開された日本映画です。監督は山田火砂子、主演は寺島しのぶと常盤貴子。児童福祉文化賞を受賞した菊地澄子の児童文学『わたしの母さん』が原作です。現代プロダクション提供。
あらすじ
主人公の山川高子は、現在は障がい者支援施設の園長として働いています。
しかし、子どもの頃の高子は、両親が知的障がい者であることを恥じていました。小学3年生の頃、母・清子が授業参観に来ることを嫌がり、参観のお知らせを隠してしまいます。ところが母はそれを見つけて学校へやって来ます。子どもたちの前で騒いだり、おどけたりする母を見て、高子は恥ずかしさと怒りを感じます。
やがて高子は、両親が知的障がい者であることを知り、大きなショックを受けます。ところが成長するにつれて、両親の一見「不器用」で「周囲と違う」行動の奥に、娘を愛する純粋な気持ちがあったことに気づいていきます。特に母・清子の、損得や世間体とは無縁の愛情が、高子の心を少しずつ変えていきます。
そして成人した高子は、両親への理解を深めるだけでなく、自ら福祉の道に進むことになります。
キャスト
母・清子を演じるのは寺島しのぶ、成長した娘の高子に常盤貴子。その他、難役の吃音の父を渡辺いっけい、清子の主治医に船越英一郎、その娘に安達祐実、近所の老人に山田邦子、養護学校の教員に東ちづる、さらに清子の兄に春風亭昇太、祖母に高島礼子 他の演技派キャストにて映画化されました。
(以上、映画公式HPから引用・編集)

公式サイトと予告編は以下にあります。
・公式サイト
https://www.gendaipro.jp/mymom/?utm_source=chatgpt.com "映画「わたしのかあさん ―天使の詩―」公式サイト"
・予告編
https://cinemarine.co.jp/mymom/?utm_source=chatgpt.com

なお、横浜では2024年4月に横浜シネマリンで上映され(私もよく通うミニシアタですが見逃していました)、その後も横浜市内の関内ホールなどで上映会が行われていました。

(注2)『「子供も、大人も、お年寄りも、障がいのある人も」共生する地域づくり』は関係する社会福祉法人の運営コンセプトのひとつになっています。

今秋の収獲ー綿と風船葛と実山椒ー

10/1には、気象庁から9月の天候トピックスが発表されています。秋雨前線の停滞や相次ぐ台風(24号・25号・26号)の影響により、東日本太平洋側での日照時間は平年比46%にとどまり、統計を始めた1946年以降、9月として「最多の雨」と「最少の日照時間」とのこと。また、月間降水量も平年の2.36倍で過去最多だったそうです。このことは、身近な庭での収獲の様子からも分かるように思いました。

 今年も庭先の綿、風船葛、実山椒が収穫期に入ります。葉山椒はこの時期にも葉はつけていますが香は薄く夏が収穫期のようです。結果的には、いずれも不調で8月の台風と9月の長雨が影響したように思えます。
特に低調なのが綿でした、7月頃から白い花をつけ始め受粉すると花弁が1日で紅く変わり実をつけやがて実が割れて白い綿が収穫できます。今年は、7月までは順調でしたが8月の日照不足でしょうか花の数が少なく、白い花が咲いても、紅い花が雨で落ちていたりしていました。9月には付けた実が大きくならない状況が続き、実が小さいまま褐色に変色し割れるケースも多くありました。収穫した綿花も割れる前の綿の実としての成長が不十分で全体的に小ぶりで、収穫できた数も昨年の半分程度の見通しです。
また、風船葛は7~8月に蔓の背丈がどんどん伸びて多くの風船をつけ順調でした。例年9月に入って順に風船が茶褐色に変色し、中から3つのハートマークのついた種子がとれます。今年は昨年の1.5倍程度の種子がまあまあ収穫できていますし最終的には2倍くらい採種できそうです。しかし、9月の日照時間が短かったことと低温で緑の風船の袋の成長が芳しくなくこちらも袋の形が小型で中の種子も小粒、3個あるところが2~1個しか種子が採れないケースもありました。それも、例年ですと袋全体が薄茶色にゆっくりと色づきますが、今年は斑に急に変色するケースが多くありました。
実山椒では、今年は2回も青虫に侵蝕され葉が修復するまでの期間が長く、今年苗木を植え始めたばかりですが、実はひとつも収穫できませんでした。

このような温暖化による気候変動は、身近な庭の植生にも影響し始めていることをあらためて感じました。
現に農業、宿泊・飲食サービスや小売、卸売の景況感は良くないようです。報道によると1993年にも記録的な冷夏があったそうです。この時には、一部商品の購買意欲を弱めた一方で購入を控えたことで家計に余裕が生まれ、その分が別の消費に回ったとされ、結果的には消費全体に与えた影響はそれほど大きくなかったとか。しかし、今日では少子高齢化などで成長率の水準がその後低下しており、天候不順の影響を吸収する経済の力が弱まっているため、今はより悪影響が表れやすい、そうで、要注意です。


収獲した綿花。個数では昨年の半分ほどの量です。

風船葛の実は、数は昨年の1.5倍ほどですが大きさはやや小粒です。最終的には昨年の2倍は採種できそうです。

 

映画「わたしのかあさん」

 10/3には関係する社会福祉法人と金沢区が主催する映画会に参加し「わたしのかあさん―天使の詩―」を観てきました。なかなか感動的でありながら、考えさせられる映画でした(注1)。会場の金沢区公民館講堂に定員200人、多分実際にはそれ以上が集まりました。 派手な映画ではありませんが、...