2026年10月4日日曜日

今秋の収獲ー綿と風船葛と実山椒ー

10/1には、気象庁から9月の天候トピックスが発表されています。秋雨前線の停滞や相次ぐ台風(24号・25号・26号)の影響により、東日本太平洋側での日照時間は平年比46%にとどまり、統計を始めた1946年以降、9月として「最多の雨」と「最少の日照時間」とのこと。また、月間降水量も平年の2.36倍で過去最多だったそうです。このことは、身近な庭での収獲の様子からも分かるように思いました。

 今年も庭先の綿、風船葛、実山椒が収穫期に入ります。葉山椒はこの時期にも葉はつけていますが香は薄く夏が収穫期のようです。結果的には、いずれも不調で8月の台風と9月の長雨が影響したように思えます。
特に低調なのが綿でした、7月頃から白い花をつけ始め受粉すると花弁が1日で紅く変わり実をつけやがて実が割れて白い綿が収穫できます。今年は、7月までは順調でしたが8月の日照不足でしょうか花の数が少なく、白い花が咲いても、紅い花が雨で落ちていたりしていました。9月には付けた実が大きくならない状況が続き、実が小さいまま褐色に変色し割れるケースも多くありました。収穫した綿花も割れる前の綿の実としての成長が不十分で全体的に小ぶりで、収穫できた数も昨年の半分程度の見通しです。
また、風船葛は7~8月に蔓の背丈がどんどん伸びて多くの風船をつけ順調でした。例年9月に入って順に風船が茶褐色に変色し、中から3つのハートマークのついた種子がとれます。今年は昨年の1.5倍程度の種子がまあまあ収穫できていますし最終的には2倍くらい採種できそうです。しかし、9月の日照時間が短かったことと低温で緑の風船の袋の成長が芳しくなくこちらも袋の形が小型で中の種子も小粒、3個あるところが2~1個しか種子が採れないケースもありました。それも、例年ですと袋全体が薄茶色にゆっくりと色づきますが、今年は斑に急に変色するケースが多くありました。
実山椒では、今年は2回も青虫に侵蝕され葉が修復するまでの期間が長く、今年苗木を植え始めたばかりですが、実はひとつも収穫できませんでした。

このような温暖化による気候変動は、身近な庭の植生にも影響し始めていることをあらためて感じました。
現に農業、宿泊・飲食サービスや小売、卸売の景況感は良くないようです。報道によると1993年にも記録的な冷夏があったそうです。この時には、一部商品の購買意欲を弱めた一方で購入を控えたことで家計に余裕が生まれ、その分が別の消費に回ったとされ、結果的には消費全体に与えた影響はそれほど大きくなかったとか。しかし、今日では少子高齢化などで成長率の水準がその後低下しており、天候不順の影響を吸収する経済の力が弱まっているため、今はより悪影響が表れやすい、そうで、要注意です。


収獲した綿花。個数では昨年の半分ほどの量です。

風船葛の実は、数は昨年の1.5倍ほどですが大きさはやや小粒です。最終的には昨年の2倍は採種できそうです。

 

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