2022年1月10日月曜日

明治中期の正月風景


久々に潮風を求めて金沢八景・野島にある旧伊藤博文金沢別邸を訪ねました。丁度1/10まで、所蔵する明治中期の正月飾りが邸内で披露されていました。金沢地区はかつて東京近郊の海浜別荘地として、近くの富岡とともに注目されていたそうです。この別邸は明治31年(1898年、当時57歳)に建てられた茅葺寄棟屋根の田舎風別荘建築とのこと。その後、周辺市街の発達により別荘地は葉山や大磯の湘南地域に移っていったようです(大磯にも伊藤博文大磯別邸があります)。歳月とともに老朽化が進むなか、平成21年(2009年)に創建時の姿が復元されました。邸内には、当時の自筆の長い漢文の掛け軸墨書やここでの客人との懇談の写真などが残されています。正月飾りは格調高く、昭和の頃の正月の思い出とはまた違う趣です。
この日は8850歩コースでした。


          投扇戯(とうせんぎ)
            江戸時代からの遊びで、霧箱の上にある的(蝶)に向かって扇子を投げ、
            扇子と的の落ち方によって点数をつけて遊びます。点数表が右上です。



 
浅瀬では海苔の養殖も復活していて、「ひび」といわれる
            養殖用棚の木や竹の枝が海中に立てられています。沖には
            八景島が見えます

野島橋から望む平潟湾。奥は八景島で、左は新杉田・
金沢八景を結ぶ
横浜シーサイドライン野島公園駅です。
 右は釣り船と船宿です。               

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