2022年2月20日日曜日

曽我別所梅林


2/19には、曽我別所梅林(小田原市)に足を伸ばしてきました。
JR東海道線国府津駅で御殿場線に乗り換えて1駅目の下曽我駅から歩いて20分のところにあり、自宅から1時間半圏内にあります。ここは、これまで訪ねる機会がなく、はじめての観梅でした。

この地区には、別所梅林を含め近くの3つの梅林で3.5万本が植栽されており(原梅林と中河原梅林。今年は別所梅林のみ開放されたようです)、南関東では規模が大きな梅林です。主に梅酒用・梅干用の梅(エリアによって玉英,白加賀、南高、小梅など異なる種類が植えられています)が栽培されているため白梅が殆んどです。果樹栽培用の開花は、一般的に鑑賞用よりは遅いそうですが、今年は雨が少なかったこともあり、さらに開花が遅れているとのこと。この日も三~四分咲きというところでした(この地区の梅まつりは2/5~2/20でしたが)。

また、ここは、鎌倉時代初期の仇討ちで知られる曽我十郎、五郎兄弟の居住地でもあります。仇討ちは、1193年に頼朝の巻狩りの際に富士野の神野(現在の静岡県富士宮)で起こったそうですが、兄弟の墓や兄十郎(当時22歳でした。弟五郎は20歳だったとか)が仇討ちにここを出発する前に虎御前と別れを惜しんだ場所と伝わる「忍石(しのぶいし)」も縁結びの石として今も残されています。歩いていても「曽我」の表札を多く見かけました。

広々とした農地に長年手をかけて伸び伸びと育てられて、しっかりと幹や枝を張った梅の大木の並木が随所にあり、大切な農園の一角を特別に観させてもらっているという感じでした。いつも見ている、小さく育てられた観賞用の梅、庭木の梅とはまた違って重量感があり開放的で、なかなか見応えがありました。
この日は、11600歩コースでした。





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