2026年11月3日火曜日

ある俳句大会

 11/02には、属する神奈川県現代俳句協会の第43回俳句大会に参加してきました。JR桜木町駅前2分の横浜市社会福祉センターが会場でした。いつも前を通るビルですが入るのは初めてでした。
参加者は96名と前年を上廻り(会員数は約700名)、事前の投句数も1486句と前年比増と盛況で実行委員長さんも一安心といったところのようでした。来賓の話でも東京多摩地区現代俳句協会の俳句大会の場合で募集句は1200句程度だそうで、今回盛会だったようです。人によっては10句以上応募されていますが。
大会の段取と進め方は、先日10/14に参加した横浜俳話会の大会とほぼ同じで(下記に記事引用)、伝統的な定型パターンがあるようでした。ここでも、事前公募された募集句の表彰、選者が表彰句を簡単に講評を披露する披講、講演、その後に、参加者による当日一句句会が あります。 終了後には近くの甘太郎に雨の中移動して33名参加の和やかな懇親会でした。
講演は田中亜美氏の「金子兜太の足跡をたどって」で、25年兜太に師事されたことから、身近に接した経験を含めて兜太の生い立ちをたどります。埼玉県熊谷市皆野町(みなの)に生まれ99年の生涯を奔放に生きた兜太の足跡から、新興俳句の俳人であった父親や同世代の俳人たちの影響など、兜太のユニークな俳風の遠因を探るといった、興味深い内容でした。
当日句会では、開会1時間前に席題が公表されます。この日は、兼題「新酒」(子季語OK)または「影」の詠み込みでした。締切は大会開会時刻になります。締切後には全句94句を無記名で一覧にした清記表のコピーが全員に配布され、参加者全員が3句を選句します。それを集計し当日句会の表彰が行われます。非常にオープンで公平な選考プロセスでいつもながら歴年の俳界の知恵を感じます。私からは、「影」の詠み込みで以下を投句しました。

冬日差す柿の影かな古屋敷

当日句会のトップは会長さんの句で

縁側に影あそび出す吊るし柿

でモチーフは同じですが表現力、観察力の違いを感じさせられました。

また、2位は下記で、墓終ひの後の複雑な心境を新酒にかえてうまく詠まれており、いい句だなと思いました。

墓終ひすませ郷里の新酒かな

この日は、会場との往復が主で5,800歩コースでした。

因みに、先日10/14の横浜俳話会の様子は、下記のような記事を当ブログにアップしていました。

横浜俳話会の俳句大会



実行委員長の挨拶から

俳句大会作品集から。募集句1486句と選者による選考結果が収められています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ある俳句大会

 11/02には、属する神奈川県現代俳句協会の第43回俳句大会に参加してきました。JR桜木町駅前2分の横浜市社会福祉センターが会場でした。いつも前を通るビルですが入るのは初めてでした。 参加者は96名と前年を上廻り(会員数は約700名)、事前の投句数も1486句と前年比増と盛況で...