ひとつは、先日、近くのJR新杉田駅内の魚屋で北海道産のビッグな「げんげ」を見かけたことです。それも、富山湾でとれる「げんげ」(「幻魚」と書き、鍋物の主役になったり、干物にされて格好の肴になります)に比べると、えらく大きな形に(体長 約40cm、この時期よく見かける北の魚「ドンコ」に似た体形、サイズで、当初私も見誤りました)、また、相当に安く売られている(1尾2切れ500円弱)のにも驚きました。
早速に購入し、煮付けにして試食したところでは、周りのとろとろした集めの膜で覆われ、残念ながら調理隅で顔形はわかりませんが、味はやや大味でした。やわらかい厚い白身で骨も細く柔らかく、産地、サイズに違いはあっても、十分に以前に食べ覚えのある富山産のげんげに似た食感でした。
ただ、中年の従業員に聞くと、プロにも珍しい魚のようで、「自分もまだ北海道産のげんげは食べたことがない」そうです。この知名度のこともあり、値付けも安いのかもしれません。
ふたつ目は、若狭小浜産の「小鯛の笹漬け」のことです。10月に帰省した折に、土産にいただきました。明治末から若狭で小鯛の豊漁の際に酢漬けとして販売されたのが始まりだそうです。京都の魚問屋の考案で風味と保存効果から笹の葉、杉樽が用いられたとか。小鯛を三枚におろした身を酢漬けにして小さな杉樽に重ねて積めますが、その身が笹の葉に形が似ていることから「笹漬け」と呼ばれています。そのまま刺身としても、握り寿司、箱寿司としても楽しめます。最近は高価になり、今回、久々に味わいました。
私も舞鶴にいる頃には、若狭湾沿いの海で、沖の船から釣りをしているときに、狙いの根魚にエサが届く前に、小鯛がかかって底まで仕掛けを下すのに苦労したことがあります。当時も小鯛の豊漁期だったのかもしれません。それほど若狭湾沿岸では小鯛が良く釣れます。
2023年11月13日月曜日
魚の話 2題
2023年11月9日木曜日
横須賀 観音崎灯台
11/2には、40年ぶりくらいに観音崎を訪ねました。京浜急行浦賀線で馬堀海岸駅(まぼり)からバスで20分程のところにあります。途中に、走水(はしりみず)地区の防衛大入口、そのカッター訓練場を通ります。
観音崎は、東京湾の三浦半島側の入口で、対向するのが房総半島の富津岬(ふっつ)になります。この両岬間が東京湾で最短距離になり浦賀水道と呼ばれます。この日は好天でかすかに富津岬がみえます。40年くらい前には、富津岬へ家族でキャンプに出かけたこともありました。
現在の観音崎灯台は日本で最初につくられた洋式灯台で、今残るのはその4代目とのこと。現在は500m程離れた東京湾海上交通センターのレーダ式に置き換えられて、観音崎灯台は引退し見学者用に開放されています。確か、全国的に光放射による灯台はその役目を終えたと聞いたことがあります。江戸期に諸外国と結ばれた江戸条約に、列島要所の灯台建設がうたわれていたそうです。当時から西洋諸国は進出先でもインフラ建設という意識が進んでいたことがうかがえます。横浜山手の西洋館地区でも水道の整備を当時大規模にしています。帰りは、浦賀線ひとつ先の京急浦賀駅に京急バスで出ました。以前小さな子供連れで来た時より格段に公園として整備され、海岸から灯台への急な坂道も登りやすくなっていました。この日は、10,500歩コースでした。
2023年11月8日水曜日
菊花展@大船フラワーセンタ
10/6には、大船フラワーセンタで開催中の第60回神奈川県菊花大会(10/28〜11/23)を巡ってきました。毎年11/5がメインの審査日だったそうで、たまたま、その翌日になりました。今年は60回目の節目ということで、いろんな企画が組まれており、コロナ明けもあったのでしょうか、随分と力が入っていました。会場内には「60」を模した菊人形のような飾りも幾つか見かけました。
この日は、併せて、「四季の菊作りセミナー」が神奈川県菊花連盟会長さんを講師に行われると聞き、ちゃっかりと1時間聞いてきました。なかなか話し上手な方で10名ほどの熱心な応募者を始終笑わせながらのツアーでした。審査区分、審査のポイント、観どころ、では、1株から分ける枝の数(1,3,5,7本立て)、花の高さ、花の種類、形などで多数あり、まずは失敗の少ない「ドーム菊」からはじめるのがよいそうです。育て方では、春に差し芽でできるだけ多くの株を育てておくことがポイントで、出展するには300株くらいは欲しい、とのことでした(その多さには驚きです)。やり水を管理するために(多過ぎて根を腐らせることが多いとか)、やり水の前後で鉢ごとに重さを測るそうです。今年は、猛暑で審査日に合わせて育てることが難しい年だったためか応募作品が少なかったようです。大いに勉強になりました。
今年は、コスモス、秋バラ、菊が同時に見られる珍しい年でした。これは、温暖化の影響で、秋が一斉に、同時に訪れることになる証左かもしれません。四季ではなく、熱帯地域にみられる夏と冬の「二季」の気象に近くなるという見方もあるようです。
この日は、10,700歩コースでした。
2023年11月7日火曜日
町内会バス旅行ー掛川城と掛川花鳥園ー
11/5には、地元南台町内会のバス旅行に初めて参加してきました。恒例行事のひとつで、今年は静岡県掛川市にある掛川城復元天守閣と掛川花鳥園、隣の焼津市にある焼津魚センターの巡回コースでした。参加者は今年は少なくて13人で小型バスでゆったり旅行でしたが(採算ラインは20名だったそうです)、かつて多い年はバス2台になったこともあった人気行事だそうです。今回も2組は隣の町内会からの参加で、賛助会員だそうです。
掛川城は、戦国時代1500年頃、今川家が駿河守護大名としてと遠江支配のために築いた城でしたが、桶狭間の戦以降、徳川家康のよって攻められ家康領有となり重臣石川家が甲斐武田氏侵攻の防御拠点としたそうです。その後、秀吉は家康を関東に移し、配下の山内一豊が掛川城に入りました。一豊は多くの戦乱で傷んだ城の改築や城下の整備を整備をするとともに天守閣を築きました。この時期に正妻千代との奮闘を小説にしたのが司馬遼太郎の「功名が辻」で大河ドラマ(上川隆也・仲間由紀恵主演でした)にもなりました。一豊はその後土佐に移封となりましたが、高知にも掛川城と同型の高知城を築城し、現存します。江戸期には、松平家、太田家など11の大名家の居城として明治まで続きましたが1869年に廃城になりました。その後、天守閣は、平成6年(1994年)に当時の市長の強いこだわりで、(日本初の)木造で復元され、今に至るそうです。
直ぐそばの二の丸御殿は廃城でも残り、全国でも二条城など4か所しかない城郭御殿だそうです。城郭御殿は、藩の公的式典の場(儀式、公式対面など)、藩主の公邸、藩内の政務をつかさどる役所、の3機能をあわせもつ御殿をいうそうです。
花鳥園は、大きな温室に何種類かの鳥が多数放し飼いにされており、檻を介さず間近で見て触れることができる施設で、大きな敷地には、そんな温室が5つ程、他に外池(ペリカンもみられます)、小山があります。
昼食は、旧東海道沿いの割烹「椎の木茶屋」でとろろ飯でした。ついつい話し込んで、うっかりこのシーンの撮影を忘れていました。
このツアーで人気なのは、添乗員の面白いガイドでした。60歳代男性のベテランですが毎回、町内会からご指名だそうで、年の功はもちろん、シニア向けの皮肉たっぷりのトークや訪問先に合わせた軽妙な仮装、BINGOなどで移動中しっかりと楽しませてもらいました。
当日朝730出発で夜20時到着で、行楽シーズン連休最終日にしてはほぼ予定通り12時間の、結構ハードな行程でしたが、久々に、町内会のお隣さん同士、少人数で和気あいあいの小旅行でした。
この日は、12,000歩コースでした。
2023年11月6日月曜日
「市場deシネマ」も復活 ー「ガザ 素顔の日常」ー
11/1には、久々に、近くの横浜市南部市場で「市場deシネマ」(いちばでシネマ)に参加してきました。上映作品は今話題の「ガザー素顔の日常ー」でした。市場deシネマは、南部市場水産棟で魚の卸売店を経営されている社長さん(60歳台の方です)が主宰されているプライベートな映画会で、もともと食品を扱う市場ならではの「食材の倫理的消費」をテーマに、市場事務棟の一角や最近できた共通棟(Nanbu Base)を活用して時々に社会課題を扱い話題になるドキュメンタリ映画の上映が、ここ15年くらい、コロナ禍で数年の休止期間はありましたが、年に数回ペースで長年企画されてきました。私は、始まったころに南部市場に家族で買い物に来た時にこの企画を知り、それ以降、ほぼ皆勤で参加してきています。参加者は10~30人程で、半分は毎回顔なじみといったこじんまりした上映会です。
この上映会の特徴は、上映が終わった後に「感想シェアタイム」をとり、参加者全員が一言ずつ感想を述べあうことです。それぞれ作品の捉え方が異なることがわかり、作品を複眼で見て記憶にとどめることができます。
今回の上映作品は、2019年のドキュメンタリで、2008~09,2014年のイスラエル軍による大規模な攻撃とその後のガザの日常を対比して映像化しています。昨今のガザを実効支配するハマスによるイスラエル攻撃に始まる紛争を機に、急に注目された映画です。アイルランド人の監督によるカナダ・ドイツ企業の合作で、博多のユナイテッドピープル社が配給しています。
ガザ市民の「ただ普通の日常を求めるだけだ」、「(兵士になってイスラエル兵と戦いたいという気持ちとともに)憎しみの連鎖を断ち切るのは、両者の日常を取り戻したい熱意と対話しかない」といった葛藤する若者からのメッセージが映像で繰り返し表現され、心が痛みます。根深い宗教問題と二次大戦直後の西側の安易な領土分割案の絡み合いは簡単には終わらず、暫定解・中間解を繰り返して着地を探っていくしかないようにあらためて思いました。
この日は、撮影会の前後に、磯子区並木地区の埋立地にある広い南部市場場内とそのすぐ近くに最近できたアウトレットモール「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」を好天の中ゆっくりと散策して、帰宅してみると11,500歩コースでした。
2023年11月2日木曜日
雲と蜘蛛@松尾寺
10/28に、舞鶴のJR松尾寺駅の近くのバス停でナガコガネグモを見かけました。バスの待ち時間に、背景の秋空の雲との組み合わせ、雲に張り付く蜘蛛、が面白く、昆虫写真風に撮影してみました。
舞鶴での古民家活用「涼庵」
先日、舞鶴に帰省の折に、空き家がうまく活用されている例を見かけました。
JR東舞鶴駅の駅前通りである三条通りに面する築100年になる空き家を改装し、古民家「涼庵」の屋号で地元の陶芸作家 高井晴美さんによる陶器の展示会が行われていました。涼庵での初めてのイベントだったとか。
高井さんご自身が入口におられ、いろいろと聞いたところでは、数年前にこの古民家を近くの医者が購入し大々的な改装をされ、はじめは自分用に使っておられたそうですが、もっと有効に活用したいと、もともと活動を支援していた高井さんと展示会の企画がまとまったとのことでした。
大作から飲食用の器まで幅広く展示・販売されていました。この会場の雰囲気に合わせて、作品の中から選ばれたそうです。高井さんは舞鶴市北端の成生(なりゅう)生まれで今もそこで「海」などをモチーフに仕事をされている方です。何度も個展や日展入選などを重ねられ、作品集も出版されています。医者は、地元病院の院長で、私と高校が同じで同世代と聞いて、同輩が地元にいいことをしていることにあらためて驚きました。また、高井さんが作品を通して海を大事にされていることに感心しました。毎年日展に出展されている私の絵の先生の関係もあり、このところ秋の日展にいく機会があるため、これからは陶芸部門にも注目したいと思ったところです。
私の実家では(築83年です)、丁度解体撤去工事の契約をしたところでして、最後まで、建屋を改装・再利用する道を探りましたが、かなわなかったことを考えると、うらやましいような事例でした。
クリガニのカニ汁
8/6には、孫の付き合いで目黒に出かけ、やや疲れた帰りの寿司店(目黒駅ビル内の「寿司 活」でした)で、たまたま「大きいクリカニのカニ汁」をメニューに見かけ、ついつい惹かれて注文してみました。今年3月にも陸奥湾のクリガニを珍しく見かけ自宅で美味しくいただいたばかりでした。春が旬と...