2023年11月13日月曜日

魚の話 2題

 ひとつは、先日、近くのJR新杉田駅内の魚屋で北海道産のビッグな「げんげ」を見かけたことです。それも、富山湾でとれる「げんげ」(「幻魚」と書き、鍋物の主役になったり、干物にされて格好の肴になります)に比べると、えらく大きな形に(体長 約40cm、この時期よく見かける北の魚「ドンコ」に似た体形、サイズで、当初私も見誤りました)、また、相当に安く売られている(1尾2切れ500円弱)のにも驚きました。
早速に購入し、煮付けにして試食したところでは、周りのとろとろした集めの膜で覆われ、残念ながら調理隅で顔形はわかりませんが、味はやや大味でした。やわらかい厚い白身で骨も細く柔らかく、産地、サイズに違いはあっても、十分に以前に食べ覚えのある富山産のげんげに似た食感でした。
ただ、中年の従業員に聞くと、プロにも珍しい魚のようで、「自分もまだ北海道産のげんげは食べたことがない」そうです。この知名度のこともあり、値付けも安いのかもしれません。
ふたつ目は、若狭小浜産の「小鯛の笹漬け」のことです。10月に帰省した折に、土産にいただきました。明治末から若狭で小鯛の豊漁の際に酢漬けとして販売されたのが始まりだそうです。京都の魚問屋の考案で風味と保存効果から笹の葉、杉樽が用いられたとか。小鯛を三枚におろした身を酢漬けにして小さな杉樽に重ねて積めますが、その身が笹の葉に形が似ていることから「笹漬け」と呼ばれています。そのまま刺身としても、握り寿司、箱寿司としても楽しめます。最近は高価になり、今回、久々に味わいました。
私も舞鶴にいる頃には、若狭湾沿いの海で、沖の船から釣りをしているときに、狙いの根魚にエサが届く前に、小鯛がかかって底まで仕掛けを下すのに苦労したことがあります。当時も小鯛の豊漁期だったのかもしれません。それほど若狭湾沿岸では小鯛が良く釣れます。


「げんげ」の切り身

小鯛の笹漬け

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