2022年8月20日土曜日

久良岐能舞台

庭園改修が終わった近くの久良岐能楽堂(くらき)を訪ねました。 自宅からバスと歩きの30分圏内にあります。もともとは、大正中期に囃子方育成のため日比谷に建てられた建物で、その後東京音楽学校に寄贈され学生指導に使われたそうです。昭和39年(1964年)、新たに能舞台が作られたため、解体され、能楽研究家であった宮越賢治氏が譲り受けて、この地に移築・復元されました。その後、昭和59年(1984年)に宮越氏から横浜市に寄贈されたという、長い物語があるようです。
また、「久良岐」では明治期までは、この一帯が「久良岐郡」と呼ばれていたようです。
この日は、小鼓の講座中でしたので、能舞台を観るのは次の機会としました。10年ほど前に知人が退職後謡に打ち込み、発表会ということで何度か誘われて、ここで熱演を観た記憶はあります。その時にはこんな広いよい庭園が背後にあるとは知りませんでした。
このところ、私の舞鶴にある実家の取り壊しを計画していまして、このような古い建屋の解体・移築・復元という話を知ると、木造建築のもつ、場所、形を変えながらも、その寿命の長さを感じると共に、実家もこのように形を変えて残せないものかと考えるところです。

              水琴窟からの音が涼し気でした

           改修により、ここでお茶の野点も楽しめる
                   そうです
                  能舞台入口

2022年8月14日日曜日

変化朝顔

 8/14は、自宅から鎌倉街道沿いを大船方面にバスと歩きで30分程西に行ったところにある本郷ふじやま公園で変化朝顔の特別撮影日でした。開園時間を1時間早めて8時から観ることができます。
変化朝顔は、遺伝子の変異によってさまざまな色や形に変化するもので、なにが出てくるか予測できず、咲いた時の驚きが楽しみとか。江戸時代文化文政期に最初のブームが起き、江戸時代末期にもブームが起きたそうで、ここの古民家(1847年築)と同時代なことから当時のブームを再現できないかと、ここで9年前から種を集め始め5年前から公園園芸部ボランティアが協力して育てているとのこと。葉が尖ったり、花が割れたり、朝顔とは思えない種類も多く、興味がわいてきます。




古民家廊下に並ぶ変化朝顔

古民家「旧小岩井家主屋」
古民家ゾーンの奥山にある梅林では
ユリが見頃でした
古民家「旧小岩井家玄関屋」(江戸末期の
この地区の名主家の家屋を移築・復元したそうです)

2022年8月11日木曜日

ソレイユの丘のひまわり畑

 先日、横須賀のソレイユの丘のひまわりが見頃と聞き、散歩に出かけました。ここ連日の雨曇天が明け、この日は天候にも恵まれ、コロナ前に次いで今回2回目の訪問になります。
この地は、もともと三浦半島南端部の西側の横須賀市長井地区にあり、京浜急行の終着駅の三崎口駅からバスで15分程北上したところにあります。戦前は海軍第二横須賀航空基地だった場所で、戦後米軍に接収され、米軍住宅(長井住宅地区)でした。2015年(平成27年)に「長井海の手公園ソレイユの丘」として開園しました。ソレイユは仏語で太陽の意味だそうです。「三浦半島の農と海の体験パーク」をコンセプトにして西武農園が指定管理者になっています。季節によって、菜の花畑、今のひまわり畑やコスモス畑、稲田、シーズンの野菜畑、など別の顔を見せます。コロナ禍でしばらく閉鎖することもありましたが、今年のひまわりは20種20万株だそうで、時期によって開花時期の違う種類を5地区に分けて植栽し7/15~9/19の2か月間「ヒマワリフェスタ」開催中でした。この時期は2番目で入口ゲート近くの地区が丁度見頃でした。
この日は、10,800歩コースでした。


観覧車もひまわりの影のように見えます

「幸せのかね」


背景には富士山も頂上がちょっと望めます
これから開花時期を迎える地区。背景には
相模湾越しに江の島が見えます。



入口ゲート。南仏プロヴァンス地方のイメージとか

玄関口の京浜急行三崎口駅。三崎港への
玄関口でもあります




2022年8月6日土曜日

ビッグなアジと魚の小型化

 昨日は、大船に出かけた折に、駅前の仲通商店街にある鈴木水産に寄ってきました。いつもの人出に戻ってきているようで、この日は、三浦半島先端の三崎港で水揚げされたビッグサイズのアジを仕入れました。体長33cmでした。このようなアジを最近たまに見ることがあり、全体として魚が小型化しているなかで、珍しいことだなと消費者としては嬉しく思っていました。
最近の報道で、気候が温暖化すると、海水の温度上昇とCO2の増加で海水の酸性化が進み、海水の酸素量が減るそうです。さらに、温度が上がれば魚の代謝が盛んになるため、生物は海水からより多くの酸素を取り込む必要が生じるとのこと。これらの要因から、魚やプランクトンは大きくなれないので小型化する、という説があるそうです。また、エラの成長は体と比べて遅いため、海の生きものは体が大きくなるほど酸素を取り込む効率が下がり、海水温が高くなると、ある大きさ以上では酸素が足りなくなってしまうため、これまでと同じペースでは成長できなくなる(成長が遅くなる)、という説もあるようです。まあ諸説あるようですが、最近、近くの魚屋でいつも見かけるサンマ、イカ、メバル、カサゴ、メジナ、黒鯛などは確かに驚くほど小型化しています。
一方で、サバ、アジ、イワシ、サンマなどの浮遊魚は、南方種が北上しているそうです。先日も土佐のカツオが獲れなくなったことも、海中酸素量の多い北方海域に回遊範囲が変わったとの説明が紹介されていました。
今回のビッグなアジも、このような考え方からすると、多くの魚種が小型化するなかで、たまたまの南方の大きなサイズの種が北上してきたようにも解釈できると勝手に想像している次第です。これまでの経験でも、九州、沖縄でのアジ、サバ、カマスは、関東で見かける種類より大きなサイズが多いことを感じていましたので(これは、温暖化前までは酸素濃度に差がないので南方の方が成長がよい、といえるのでしょうか)。
このような小型化の中でも、小型で規格外の魚の未利用魚としての活用、練り製品などの加工品としての利用は、消費者としても応援したいと思います。
とまれ、今回の新鮮な仕入れ品は、塩焼きにして美味しくいただきました。

2022年8月1日月曜日

散歩道のブドウーこのブログはじめて1年目


いつもの散歩道でよくお会いする方に今朝も挨拶できました。長くタクシーの運転手をされていましたが、いまは退職されて、好きな庭いじりに専念されています。それが高じて隣近所の方の庭まで面倒を見られているそうです。いつも前を通るのは息子さん宅の庭ですが、四季の花木がコンパクトに植えられています。このところはブドウが生長期で、今年は豊作で房も大き目のようです。シーズンには赤ピンク色になります。
さて、本日でこのブログをはじめてはやいもので1年になります。このブログでは日頃の散歩での季節の話題が多いため、一巡したようにも思いますが、コロナのおさまりも見え始めたことから、散歩の範囲を地理的にも内容的にも、これまでより少し広げながら、いましばらく気の向くままにゆっくりと続けてみたいと考えています。
この日は、猛暑もあり、6,400歩コースでした。
 

横浜開港記念日と横浜開港祭2025

 6/2は、1859年に日米修好通商条約により横浜が開港されたことを記念する横浜開港記念日で、市内の小学校は休校でした。これに因んで5/31-6/2には横浜開港祭2025が臨港パークを中心にみなとみらい21地区ほかで行われ、様々なイベントに多くの子供連れで賑わいます。今年が第44...