3/10には、横浜中区にある関内ホールで、声明・琴・尺八演奏会「絲竹声明_曼荼羅(しちくしょうみょう_まんだら)」を鑑賞してきました。以前に尺八を教わった三橋貴風先生が企画されたもので、ともに仏教をルーツとする声明(しょうみょう)と尺八の古典本曲の協演を主として、琴(一般の十三弦筝と十七弦琴)も部分的に加わるといった創作的な内容でした。三橋先生が20代の頃から温めていた構想だったそうです。演奏会タイトルの「絲」は琴を、「竹」は尺八を意味するようです。珍しかったのは、声明です。声明は、仏教の法会で僧侶が節をつけて唱えるお経のことで、奈良時代に中国から伝わったものだそうです。東大寺の大仏開眼供養の時にも(天平勝宝4年、753年)、声明が唱えられたと記録があるとのこと。今も日本仏教の各宗派でそれぞれの声明が用いられているそうですが、今回は高野山を中心に伝承されている真言宗の南山進流が披露されました。3人の僧侶が会場のバックから現れ前面に立ちロ朗々と力強く唱えるのには圧倒されます。よく聞くお経より節回しの変化が大きいようで、さながら寺院本堂で合唱と演奏会をしているようでした。バックの尺八や琴の編曲も声明に馴染んでおり面白い組み合わせでした。通常、尺八、琴、三味線の3曲演奏会では、唄を伴うのは女声だけですので、男声と尺八の組み合わせは珍しく新鮮でした。
演奏曲目には、声明のほか、尺八本曲でいう、古伝3曲のひとつ「虚空(こくう)」や琴古流尺八本曲の代表曲「鹿の遠音(しかのとうね)」も含まれており、久々に堪能しました。参加者も満席に近く、このような演奏会も、また近くの馬車道沿いの繁華街の賑わいも、徐々にコロナ禍前に戻りつつあるように感じました。この演奏会も、ある意味では、先生の頭の中で長年積み残されてきた企画がコロナ禍で棚卸された結果かもしれないと、勝手に想像しながら帰宅しました。
この日は、5,700歩コースでした。
2023年3月11日土曜日
声明+琴・尺八演奏会「絲竹声明_曼荼羅」
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