GW中に三浦半島南端に位置する三浦市の西側にある小網代の森(こあじろ)を訪ねました。
関東地方に残る唯一の自然環境と言われているそうで、森の中央を流れる浦の川の集水域として、森林、湿地、干潟および海(小網代湾)までが連続して残されている貴重な環境とのこと。人工的に水をせき止めたり、岸壁を造ったりしていない、という意味でしょうか。その分、3.11の津波の影響をもろに受けたそうです。
ここには、いつもは森に生息し、森、川、海のつながりを必要とするアカテガニなど、多種のカニ類をはじめ多くの生物の生息地になっています。
2014年に一般公開されたと知ったときから、一度は行ってみたいと思っていたところでした。
京急三崎口駅からバスで10分程の引橋から森に入り、急な長い下り階段を経て湿地に出て、干潟を歩いて海辺に至る散策路をたどりながら、久々の生の自然をゆっくりと楽しんできました。
干潟の休憩場所では環境保護団体のボランティアの方が手作りで発行した65ページのPR冊子「小網代の谷の カニ図鑑」他を販売されていました。その中におさめられているカニの活き生きとした沢山の絵が素晴らしいので、ついつい買い求めてきました。その外/内表紙が下記の通りです。
往きが長い下り坂な分だけ、帰りは年配者にはきつい上り坂でした。
それにしても、こういう場所は、細々とでも、生態系を維持しつつ大事に保存したいものです。
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