ここ26年間能楽に打ち込んでこられた、 以前お世話になった先輩が、水道橋駅前にある宝生能楽堂で2/26に行われた淑宝会春季大会に出演されるとのことで、久々に本格的な能楽を鑑賞してきました。
この大会で毎回ひとつ演じられる能の演目は「鵜飼」でした。この能は、山梨県の石和川(いさわ)で禁漁の罪を犯したために殺された漁師の悲劇と、その鵜飼の業の見事さ、そして法華経による救済を描くものですが、前半の鵜飼の漁師の霊を演じる翁の演技(前シテ)と後半に生前の功徳から無事成仏を遂げたと告げる閻魔大王のダイナミックな演技(後シテ)が対照的でした。仏教の因縁を具体的に示す民話のように思えました。それが能という形式に凝縮して収められ人々に受け入れられて、これまで繰り返し継承されてきた重みをあらためて感じます。
また、先輩は仕舞「敦盛」のキリを演じられました。淑宝会は、主宰される方の年齢から今回で解散となり、ここで一区切りをつけられるとのことで、これまでの思いを込めた演技を感じました。
この能楽堂もこれ以降リニューアルされるということで、これまで20回ほどは通っていましたが、しばらくここでの鑑賞は難しそうです。再開を待ちたいと思います。
この日は、8,800歩コースでした。
2023年2月28日火曜日
宝生流淑宝会春季大会
2023年2月27日月曜日
江の島の早春ー終了間近のイルミネーションー
鎌倉西地区にある常立寺、龍口寺を訪ねた帰路、夕方になり、近くの江の島に足を伸ばして、山頂の展望台「シーキャンドル」周辺のイルミネーションを観てきました。開催期間(11/23~2/28)終了間近でした。地元では、ちょっとオーバーですが「湘南の宝石」と盛んにPRしています。
以前は、頂上まで急な坂道を結構歩きましたが、今は3つのエスカレータができ、年配者でも簡単に山頂までたどり着けます。
山頂では、早いもので早咲きの大島桜が咲き始め、イルミネーションのライトですぐ近くからライトアップしていることになり、独特の淡い桜色の透過光となっていました。
この時期、ここでは多くの外国人を見かけるようになりました。
この日は、9,800歩コースでした。移動距離の割に歩数が少ないのは江の島のエスカレータのお陰です。
にはなっていますが、桜から見ると大きなスト
レスがかかっています。
奥津宮があり、その先に弁天様(三人の女神)
の祀られている岩屋の洞窟があります。
鎌倉西地区の観梅
2/21には、鎌倉市の西側にある4寺を巡って梅を観てきました。鎌倉駅から江の島電鉄(江ノ電)の長谷駅周辺の長谷寺と収玄寺、江の島駅周辺の常立寺(じょうりゅうじ)と龍口寺を回りました。長谷寺と常立寺は、鎌倉の梅観処のようです。ある紹介では、この2寺に東地区にある明王院を加えた3寺が、推奨されています。とくに長谷寺は、相模湾を背景に斜面に咲く紫陽花を含め四季の花が続くことから「花寺」と言われるそうです。
常立寺は、江ノ島駅から南の江ノ島に向かう多くの人の流れと反対の北側にある目立たない寺で、初めての訪問でした。1度目の元寇「文永の役」(1275年)の後に、元からモンゴル人の杜世忠ら5人の国使が降伏を要求するために鎌倉に到着しましたが、執権北条時宗の命により彼らは処刑されました。この寺の五輪塔は彼らの供養塔であり、いまも元使塚(げんしづか)として残っています。かって朝青龍や白鵬らモンゴル出身の力士が、モンゴルの聖なる布とされるハダク(青い絹の布)を五輪塔に巻いて弔ったそうです。750年前のことながら、あらためて当時の大陸からの脅威を思い起こさせます。
鎌倉の西地区には、日蓮宗の寺院が多く、龍口寺、常立寺、収玄寺がそうで、長谷寺は浄土宗の寺でした。日蓮が処刑されそうになった「龍ノ口の法難」がここであったことにも由来するのでしょうか。
梅は丁度見頃で、とくに長谷寺、常立寺境内の紅白の枝垂れ梅が見応えがありました。
2023年2月23日木曜日
栄区美術家協会展
先日2/16には、ペン彩スケッチの先生が出展されている第12回春季栄区美術家協会展(栄美展)を訪ねました。京浜東北線本郷台駅前のアースプラザ内にある栄区民文化センターリリスギャラリーでの開催でした。地元で絵・陶芸・彫刻の先生や制作をされている美術家、工芸家の集まりで35年前から活動されているとのこと。力作ぞろいでついつい見入ってしまう作品が多く出展されていました。
その後2/23の地元タウン誌「タウンニュース(港南区・栄区版)」に以下のような記事が掲載され、2018年から地元小学校への寄贈を続けておられることを知りました。今回は10作目になるそうです。創作意欲を次代に繋ぐ大事な活動と思いました。
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栄区美術家協会 松崎さん 「滝」の絵を本郷小へ寄贈 2/23
https://www.townnews.co.jp/0112/2023/02/23/666168.html
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この日は、10,900歩コースでした。
これまでの出展作品集です。
2023年2月21日火曜日
古民家の梅と雛人形
先日2/18には、近くで古民家での季節を味わえる本郷ふじやま公園を久々に訪ねました。今は、園内の梅林が丁度見頃でした。この場所(鍛冶ヶ谷といいます)で、江戸期には相模国鎌倉郡鍛冶ヶ谷村だったそうですが、その名主を長く務めた小岩井家の子孫から旧家(江戸後期に建てられた主家と長屋門)の寄贈を横浜市が受けて、20年前にここに移築・復元されたとか。丁度20230215には開園20周年記念セレモニがあったそうです。いまは、「ふじやま」と言われてきた裏山一帯を含めて里山の保存活動として管理事務所を置いてボランティアできちんと運営されています。
主屋には、江戸後期から昭和までの20組以上の雛飾りが保存され、この時期公開されます(2/8~3/6)。江戸期のシンプルな親王飾りから、昭和の段飾りまで、顔の表情や冠・衣装・道具の移り変わりを楽しめます。三人官女の衣装や五人囃子の持ち物は時代によって随分変わってきたようです。
この日は、7,600歩コースでした。
2023年2月20日月曜日
ふれあい茶話会
2/18には、地元の南台町内会主催のふれあい茶話会に参加してきました。毎年恒例で落語やマジックを楽しんだ後に、弁当を食べながら親睦を計るという企画です。町内会館に30名程が参加しました。今年は、前回と同じく落語でした。出演はいつもの桂歌助師匠です。噺を聴くと、隣の町内会にお住まいとのこと。師匠の亡き桂歌丸師匠が横浜に居住されていたこともあり、お弟子さんには横浜在住者が多いとか。それにもよるのでしょうか、この地域では、このような、こじんまりした出前の落語を聴く会をよく耳にします。今回の演目は「二番煎じ」でした。
先先回はマジックでしたが、出演は近くの港南台にお住いの、副業としてマジシャンをされているセミプロの方で、隣同士に弁当を一緒にしながら、いくつか手品を直に教えてもらったことがありました。
ここ2年間はコロナで中止でしたから、今回は町内会活動も復調の兆しでしょうか。
特設の簡素な高座です。
2023年2月19日日曜日
三浦海岸の河津桜と菜の花
2/17午前には、京浜急行三浦海岸駅から歩いて20分程のところにある早咲きの河津桜並木とその先にある小松ヶ池周辺の河津桜を観てきました。時期的にはやや早く、三分咲き~五分咲きくらいでした。その後一駅先の三崎口駅まで足を伸ばしてきました。
河津桜は、染井吉野に比べると花の色がやや濃いいピンクで、花が房状になって咲くように見えます。花の形やサイズはほぼ同じで、葉と同時に花が咲き、開花は一か月早い、といったところでしょうか。開花は、三浦海岸駅周辺に比べて南の陸側に当たる三崎口駅周辺の方がやや進んでいるようでした。
今年は、久々に、早々と桜を堪能できました。桜の花見では少々早めも一興です。
ここは、11,000歩コースでした。
思われる河津桜
続く菜の花の小道です。
ちょっと早いですが。
咲くようです。
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