2/9には、曇りの日の合間をぬって、今年になって初めて三渓園を観梅に訪ねてきました。蝋梅は最盛期で、紅梅は5分咲き、白梅は三分咲き、といったところでした。今回は、三渓園での四季を通じた写真展「三渓園フォトコンテスト入賞作品展」の拝観も目当てでした。
24節季でも立春を過ぎて、園内では水は和らぎ始めていますが、カモは丸く固まりまだ動きは鈍い、そんな様子でした。
作品展では、同じ被写体でもこんな撮り方があるのかと、勝手知った被写体だけに、驚かされる作品が多く出展されていました。多くの刺激をいただいた次第です。ここは、飛騨から移設した古民家、創設者原三渓の旧自宅もあり、大池周辺の屋外風景に加えて屋内情景も四季の変化が楽しめ、被写体には事欠きません。
今回では、古民家の旧矢箆原家住宅(やのはらけ)では「花餅(はなもち)」が飾られていました。説明によると、以下の風習とのこと。
深い雪に閉ざされる冬の飛騨地方(原三渓の生まれ故郷でもあります)では、正月に神様に供えられる花がないため、脇から枝の出た木の切り株を山から採ってきて、紅白の餅を巻き付けて花に見立てて(梅の花を思わせます)飾る風習が昔からありました。その年の豊作を祈り無病息災を願う行事です。このあと花餅は雛祭りのときに雛あられに加工されて食べられます。
今回入園時に、年間を通じて何回でも入園できる年間パスポートの購入を勧められました。1年4回以上来るのであれば経済的だとか。そろそろ年間パスポートの方が有利な年間入園回数になってきました。
この日は、11,700歩コースでした。
付記 今回、往路で、山本周五郎の自宅が三渓園のある本牧(ほんもく)にあり、近くの海沿いの崖の上にあった旅館「間門園(まかどえん)」を仕事場にして、63歳の生涯を終えるまで20年間にわたって多くの作品をここで書いたことを知りました。「間門」は今バス停としてもあります。
入賞作品展
ないので小枝株の小枝に紅白の餅を巻き付け
て豊作と無病息災を祈るそうです。梅を思わ
せます。
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