2022年5月2日月曜日

北鎌倉での藤の岩棚と五月人形

 5/1には、北鎌倉を巡り、円覚寺の隣にあるこじんまりした北鎌倉古民家ミュージアムに立ち寄りました。雨天でしたがこのような日は人出が少なくゆっくりできます。古民家ミュージアムにはこの界隈にきたときには季節を見て訪ねることにしています。ここは、福井の古民家や蔵、横浜の古い料亭など3棟を移築し合体・再生した建物だそうで、およそ江戸後期から明治初期の建築とのこと。この日は「五月人形展」でしたが、「おひなさま展」も5/8まで続いていました。ここでは、タイムリで個性的な展示が見られます。
北鎌倉駅から向かう途中に、藤の岩棚を見かけました。雨の中、丁度見頃でした。五月人形では、江戸時代の人形が展示されていましたが、当時、憧れを集め実在した武将たちが勢揃いでした。最近の五月人形は小型化し可愛らしくなっているそうですが(子供世代が孫世代に選んだ五月人形には驚くほどです)、やや物足りなく、多少はこのような旧来の姿も加味してもらいたい気もします。雛人形では、大正時代の内裏雛が展示されていましたが、欧州の皇室の影響でしょうか冠が印象的です。昭和になるまでは、左を尊重する文化から向かって右が男雛だったようで、左になったのは、これも諸外国の影響だったとのこと。このほかにも雛人形の創作個展も併設され、たまたまでしたが、3倍くらい楽しませてもらった気がします。
この日は、11,500歩コースでした。


藤の岩棚

足利尊氏(江戸後期 天保3年(1836年))

豊臣秀吉と加藤清正(江戸後期 文化11年(1814年))
牛若丸(江戸後期から明治期)

武田信玄(江戸時代)
内裏雛(大正時代)
内裏雛(大正時代)

一刀彫雛飾り(江戸末期 慶応2年銘、京都仁和寺所蔵)
お内裏様を含めにこやかで豊かな表情が印象的です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

鎌倉の萩の寺巡り その2ー秋の七草3

10/2には、海蔵寺の萩が見頃と聞き、再訪しました。 紫と白の萩が丁度満開でした。山門下の階段は左の紫(段々と赤から紫になります)、右の白の萩で塞がれます。 萩は斜面に咲くと大きく見え映えます。 ここで、一句、 枝垂れしや山門塞ぐ萩の寺 枝垂れ萩山門塞ぐ海蔵寺 この日は、7,50...