2023年1月27日金曜日

ドローンフェアにて

 先日には、ここ10年ほど関っていますドローンのコンソーシアム関係で新機体の巡航展示(ドローンフェア)があるとのことで、ある研修センターを久々に訪ねました。ここは、小田急線の成城学園前駅の北側からバスで15分ほど行ったところにあります。ここはドローンの試験飛行やドローンスクールの検定には立地を含め適しています。多くの展示のうち必要なところをひと通り巡った後に、会場を一巡することにしました。
実は、ここは、52年前に入社した直後と2年目の研修でそれぞれ1か月間ほど滞在したときに、研修施設と寮のあったところでもあります。それ以降ゆっくりと来る機会が余りなくおよそ40年ぶりのゆったり訪問でした。
ざっと一巡してみましたが、すっかり様変わりし、面影が残るのは、講堂と北側の京王線仙川駅に通じる北通用門手前の桜並木くらいでした。寮も2階建の鉄筋に建て替えられていました。
寮は、当時「カマボコ」と言っていましたが、丁度カマボコ状の2階建ての簡易な宿舎が4~5棟並び、狭い4人部屋の集まりでした。ここでは、夜に昼にと大いにもまれ、随分と騒いだ記憶があります。当時はここの桜並木も枝ぶりがよく、滞在中の花見時にも見応えがあったことを覚えています。このときの同期のつながりは多く、付き合いがいまも続いています。
昨年11月には、コロナで延期を繰り返し2年半遅れでしたが、コロナ第7波と第8波の狭間に、このときの仲間のうち70人ほどが集まり入社50周年記念パーティを行い、旧交を温めたところです。
この日は16,600歩コースでした。ちょっとこたえました。

 
北門前の桜並木。左側にカマボコ寮が
ありました。
 
外観は当時そのままの講堂

鶴岡八幡宮の厄除大祭

先日1/26には、鎌倉鶴岡八幡宮の厄除大祭(やくよけたいさい)をはじめて巡ってきました。よくいう左義長神事(さぎちょう)ですが、今年は1/26~31の催しです。9時から祭礼があり、その後、30分ごとに厄年の男女30〜40名が本殿前の階段下の舞殿に登壇し厄除祈祷を 受けます。先頭2枚と5枚目の写真です。その後、各自持ち込んだ正月のしめ縄などの飾り物や昨年の破魔矢、御札をくべてお炊き上げして焼納します。
一般客には「自祓い所」も準備されており、立てられた直径4mほどの藁の輪の下をくぐって8の字に1周半回ったあとに、護摩祈祷をします。
この日は、思ったほどには人出もなく、ゆっくりとお参りできました。帰りには、秋の例大祭で流鏑馬(やぶさめ)が行われる境内の道路(「流鏑馬馬場」というそうです)を通って咲き始めた梅を見ながら、帰路につきました。
境内で大しめ縄をいくつか見かけました。昨秋、大しめ縄の製造中を訪ねた川尻神社(相模原城山)からの奉納品かもしれないと勝手に想像していました(川尻神社の関連記事を2022/12/06の当ブログにアップしています)。形やサイズはそっくりでしたから。
この日は、12,600歩コースでした。


舞殿での厄除祈祷後

                 鶴岡八幡宮本殿下

厄除祈祷の行われる祭壇

               祭礼前の様子です。背景は、
                 本殿への階段です。

「自祓い所」の様子
 
 秋の例大祭では流鏑馬で賑わう流鏑馬馬場

手前が舞殿です。
お焚き上げの焼納斎場

直会殿の大しめ縄

2023年1月16日月曜日

冬の新春プチパン展

 1/16には、通っているスケッチ教室の先生が出展されている冬のプチパン展に立ち寄ってきました。関内地区にはいくつか小さな画廊がありますが、いつもの会場の仲通りギャラリーは馬車道の海岸沿いの便利な角地にあるこじんまりした画廊です。小さい10インチサイズの120点を(プチ)、アンデパンダン展の形式(パン)で展示していました。アンデパンダン展の形式では、無審査・無賞・自由出品(油彩、水彩、アクリル、鉛筆画、装飾等を問わない)を原則とする美術展で、 1884年 に パリ で初めて開催され、その後、世界中に広がったそうです。日本でも、全国的な展示会が「日本アンデパンダン展」(今年は76回目で国立新美術館で毎春開催)、横浜地区での「横浜開港アンデパンダン展」(今年は11回目で3/28〜4/3、横浜市民ギャラリーで開催)があります。そのミニ版がこの「プチパン展」になり、冬と夏に開催されます。ここでは各作品には手頃な価格の値札がついていてビジネスライクなところも親しみがもて(この日で既に半分は買い手がついていたようです)、このところ私も3回通っています。
サイズが小さい作品だけに、作者のタッチや個性が直接伝わります。また、この会場で120点もが見れるコンパクトなところも魅力です。もとより技量のレベルは大違いですが、自分が今画いているスケッチのサイズにも近いこともあり、構図、筆のタッチや色彩など勉強にも刺激にもなるため、毎回楽しみにしています。
この日は、少な目の6,800歩コースでした。


仲通りギャラリー


2023年1月14日土曜日

新春竹燈篭まつり

 1/14には、近くの久良岐能舞台(くらき)で行われた「新春竹燈篭まつり」に参加してきました。夕方には庭の竹燈籠がほのかな明かりを照らし、昼とはまた違う、わび、さびの雰囲気が漂う庭の光景をみせます。ここは昨夏にも訪ね2022年8月20日に当ブログに記事「久良岐能舞台」をアップしています。

能舞台では、「春の海」の筝曲で始まり(相の手はいつもの尺八でなく篠笛でした)、七福神も交えた賑々しい獅子舞「鶴舞宝門付」、地唄舞「鶴の声」、里神楽「三崎遊漁」、お座敷あそび「とらとら」(屏風を挟んだ二人が虎と加藤清正とお婆さんの演技でジャンケンをするゲームです)などが演じられ、純和風の正月定番物を楽しんできました。屋敷を出るときには、ひとりひとり獅子にしっかり噛みつかれ、「年の様に付いて」もらってきました。
この日は、8,600歩コースでした。

                  庭の竹燈篭です



里神楽では 恵比寿様が鯛や
お多福などの縁起物を釣り
上げます

            正月には定番の縁起のいい出し物とのこと

 

                   正面入口

2023年1月13日金曜日

今どきの新設公共図書館

 先日1/9、昨年9月に新たに増築された神奈川県立図書館本館を訪ねました。といいますのも、ある本を、いつも使うことの多い横浜市立中央図書館で探していたところ、ここには蔵書がなく県立図書館にあり、その時点で貸し出し可能とわかったことがきっかけでした。
新本館は、1954年に桜木町駅から紅葉坂を20分ほど歩いた坂の上のエリアにある旧本館の隣に新設されました。これまでは、近くの市立図書館に比べて、規模も小さくて施設も古く、最寄り駅からもやや遠いことから、私の場合いつもはついつい市立図書館を使うようになっていました。
新本館は、「価値を創造する図書館」がコンセプトだそうです。具体的には、プロジェクト監修者の幅允孝氏によると以下のように説明されています。

「無料で本が借りられる場所」から、「教育」と「コミュニティ」の場へ。現在、世界的に公共図書館のあり⽅が変化するなかで、神奈川県⽴図書館は図書館内外の境界をあいまいにすることで、より本への出会い⽅をもデザインしている。県⽴図書館として、いままでのアーカイヴスを守り継いでいきながら、『しっかりと本と向き合い、それを読み⽣かす』という読書の本義に新たな視点を差し込むことで、『未来の図書館の王道』をしっかり体現することがこのプロジェクトでは⼤切だった。」

建物の特徴は、旧本館(前川圀男氏の設計による日本のモダニズム建築の代表的な建物だったそうです)で使われていた、⽇射を制御しながら⾃然光を室内に取り⼊れるためのホローブリック(有孔煉⽡ブロック)が、新本館でも多くとりいれられ、壁面だけでなく、ロゴマークや館内標識・サインにも込められているように感じました。また、ホローブリックのもつ透明感と開放感というエッセンスを、⼤きな窓ガラスによっても実現されており、設計者によると「本と光に包まれながら本と向き合うことのできる空間」を設計したとのこと。

これからデジタル図書の増える中で、公共図書館の蔵書の意味も変わっていくと予想されますが、幅広く、深く本と接する公的な場所が必要なことは時代を経ても変わらないように思いました。ここは閲覧席の数も多く、静かな閲覧室や個室風の閲覧席もあり、これからは県立図書館と市立図書館の両用で行きたいと思っているところです。

帰路、すぐ隣にある伊勢山皇大神宮(横浜の総鎮守で、「関東のお伊勢さん」といわれるそうです)にお参りしました。9日遅れの初詣客とともに成人の日を迎える着飾った若い参拝者も多く見かけました。この日も参道には屋台が出ていました。
この日は、9,600歩コースでした。

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この図書館の場所は、横浜開港に伴い、1859年に任命された5人の外国奉行が開港場建設の事務に当たった奉行役所の跡地だそうです。

新設された神奈川県立図書館本館
確かに外観や内装に透明感と開放感を感じます
新本館4階オープンテラスから見たみなとみらい
地区。すぐ下が紅葉坂です。
すぐ隣にある伊勢山皇大神宮の本殿前
にある注連柱(しめばしら)は後の鳥
居の原形だそうです。

2023年1月4日水曜日

新年早々の横浜港夜景クルージング


 1/3夕には、写真仲間のお誘いで「ヨルノヨ・ナイトクルーズ」を観てきました。「ヨルノヨ」は、昼も夜も滞在が楽しめる新たな街の魅力作りの一環として、ここ3年、横浜市と地元企業が連携して横浜港周辺の約30か所で冬場に進めている街と光のアートイルミネーションイベント(「創造的イルミネーション事業」とのこと)です。11/24から始まりこの日が今回のイベント最後の日でした。また、クルーズ船「マリーンルージュ」号も1/5からは定期修理で運休予定とのことで、いくつかの意味で最後のタイミングだったようです。 
みなとみらい地区のようなオフィスビル街の夜景撮影は、週末や年始のような企業の休業が多い日は必ずしも適当ではないといわれていますが、クルーズ船がパワースポット近くを90分でゆっくりと巡ることもあり、久々の夜景クルージングを楽しめました。寒さもさほどではなく半分程度の時間は屋上デッキに立ち撮影できました。
三賀日のこともあり、乗船入口で、お神酒が樽酒でふるまわれました。お神酒の仕組みを余りご存じでない外国人客が5〜6割いたこともあり、試飲する客が少なかったようで、船内アナウンスの勧めにあやかり3杯もいただくことになり、寒さ予防になりにました。 
この日は、8,300歩コースでした。

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因みに、「ヨルノヨ」は、「夜の横浜(よるのよこはま)」に由来するそうです。英語では、You will know you の発音からだとか(ややこじつけのようにもみえますが外国人には覚えやすいかもしれません)。これまで変わった言葉と思っていましたが、はじめて知りました。



                              橋脚下からのベイブリッジ。左が本牧埠頭で
                右が大黒埠頭です。

ベイブリッジ越しに富士山が見えます。

新装されたマリーンタワーと氷川丸も
イベントに参加していました。
ぷかり桟橋(浮き桟橋上のレストラン)です。

           「マリーンルージュ」号。背景は運航を開始し
                                 た、大桟橋に接岸中の「飛鳥2」です。

赤レンガ倉庫も参加しています。期間中夜の
30分ごとに5分間空中に照射されます。この
時間帯には参加イルミネーションも全てブルー
に一変します。
みなとみらい地区です。
陸上から見た日中の
ぷかり桟橋20161030

2023年1月1日日曜日

新年2023

 令和5年の新年を迎え、早々に近くの氏神様の天照大神宮に参拝しました。自宅から300mほどの高台にあり、自宅からも見えるところに社があります。
いつもは、この境内は、この近辺随一の富士山がよく見えるスポットでもあります。
いつもながらの初詣風景でしたが、コロナ感染予防のためかここ数年は恒例の境内での甘酒の振る舞いを止めています。毎年ここで入手する破魔矢もご時世でしょうか1.5倍の値上がりでした。
また、毎年お節メニューのひとつとして自分で作っています身欠きにしんの甘露煮も、今年は集まった子供や孫たちにまずまず好評でした。このお節メニューは、故郷の舞鶴では、棒鱈の甘露煮、クワイの煮物などとともに定番のお節料理で、次世代に伝わればと思っています。今の地元では、棒鱈もくわいも最近は入手できません。今年は身欠きにしん(米国産でした)も小型化しているように感じました。これも温暖化が原因の一つかもしれません(関連記事を2022年8月6日の当ブログにアップしています)。
今年は、コロナ禍もおさまり生活が平常に戻って、ウクライナ情勢、経済状況も改善、回復してほしいと思います。



焚火とおみくじは例年通りです。
自作の身欠きにしんの甘露煮です。
いつもの氏神様です。20181028

一節切尺八の対談と演奏会

 5/30には、一節切尺八(ひとよぎり)の対談と演奏会「一節切尺八を知る!コンサート」に、江東区のティアラこうとう小ホールで参加してきました。地下鉄半蔵門線の住吉駅から歩いて5分程のところにあります。駅の傍の猿江恩賜公園(さるえ)(注1)の中にあります。 一節切尺八は、長さ30㎝...