地元の横浜市港南区は、10〜11月に市などの関連公共施設でのイベントをまとめて「港南ひまわりフェスタ」を企画しています。その中のユニークなひとつとして、区役所のすぐ奥にある横浜刑務所、横浜少年鑑別所の周辺で行われる「横浜矯正展」があります。今年は3年ぶりに11/4に「第51回横浜矯正展2023」が開催されました。
施設の公開とともに、構内では、机、家具などの木製品やカバン、ベルトなどの革製品、装飾品、麺などの食品など刑務所作業製品(「CAPIC製品」と言われ、安くて高品質と評判です)の展示・即売会をメインに、軽食などの出店や地元中学の吹奏楽などのステージイベント、横浜刑務所の取り組みのパネル展示、全国の刑務所に縁がある品の販売、などの内容です。中には行列ができていて、聞いてみると、横浜刑務所製のパスタと石鹸「ブルースティック」を求める列でした。TVでも紹介され評判だそうです。
歴史的には、横浜刑務所は、幕末の開国と同時に、伊豆国下田に作られた奉行所管轄の囚獄をルーツとするそうですが、その後2回ほど県内を移転し、関東大震災後に笹下地区に移転してきています。私はここ40年近く笹下地区に住んでいますが、このようなイベントや日常の生活を通じて、刑務所の地元住民への溶け込みを図ってきたようです。刑務所内は刑務官で管理されていますが、刑務官は職種的には警察官の系統で日頃から柔道、剣道の訓練をします。その道場が刑務所近くにあり(「斉信館」です)、地元の子供にも剣道、柔道の教室として開放され、先生や世話役も代々刑務官が厚意で務めています。かつて、うちの子供達もお世話になりました。また、地区内でも刑務官やそのOBの方が多くおられ、地域活動に協力的です。
今も900人前後の囚人を収容する(1200人まで収容可能)、必須の社会インフラのひとつとして、目立たないけれども忌避もされない存在であり続ける必要があると思っています。
隣の広場では港南ひまわりフェスタの一環として
「こうなん子どもゆめワールド」も人気でした。
友好都市の宮城県大崎市からも展示参加して
いました。シンボルのひまわり繋がりだ
そうです。一昨年には大崎市鳴子町の紅葉を
訪ねました。
です。
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