7月末に昨年12月から参加している俳句句会が再編されるとの通知を受けました。現在4つの句会に参加していますが、この会は2007年に発起人5人で横浜に発足し19年目になります。会員は米子、大阪、高松、栃木、南房総等の地方支部を含めて70人程です。この間、月1回の句会と季刊の会誌を発行し、神奈川でも個性的で活発な俳句の結社のひとつとなっています。
ところが、今回の主宰からの通知では、来年1月発行の第80号の会誌をもって会Aの活動を終了する。これまでの句会、会誌発行、ホームぺージの運用等の活動は、新しく設立する同人団体Bに移行する。このため会や会誌の名称は変わり、主宰制ではなく同人制とするため運営方法は多少変わるが基本路線は継続していく、とのことでした。直接にはAの主宰の最近の体調不良が原因ですが、他の発起人の体調不良やキーパーソンの急逝、会員の高齢化、退会などが背景にあるとのことでした。Bの代表に予定されている方はもともとAの事務局で中心的に活躍されていた方で70歳、5~6歳若返ります。私もこの方の紹介で入会した経緯があります。ここでも世代交代です。結社にはこうやって2代、3代、4代と継承されて続くケースを他にもよく耳にします。句会Aの主宰は事前に運営関係者と随分と相談されたそうですが、今回は後継者も育てられ引き際の良い句会Aの終結宣言だったと思います。主宰は1月以降はBの顧問となられ、希望があれば運営とは別に作句指導はされるそうです。
具体的には、Aには創設以来5つのモットーがあり、この方針のもとにこれまで運営されてきたが、今後新設のBにおいても基本的にはこのモットーが引き継がれる、とのことでした。そのモットーは以下です。
1) 集う者それぞれの個性、多様性を尊重する.
2) 集う者それぞれの同時代的態度を尊重する
3) 集う者それぞれの濁りなき感性を尊重する
4) 集う者それぞれの淀みなき発想を尊重する
5) 集う者それぞれの楽しい空間を尊重する
このモットーの通り、句会では自由律、川柳、回文、一行詩を受け入れてきたそうです。
ついては、A会誌終刊に先立ってAからBに移行するかどうかの会員の意向をアンケート形式で回答してほしいとのことでした。
その後アンケート調査が行われ、先日の話では60人ほどがBに移行するとの回答があったそうです。Bの存立の要件を満たしたとのことで、AからBへの再編の見通しが立ったようです。
この一連の再編の動きのなかで感心したのは、この五つのモットーでした。本来なら入会時にしっかり読んで納得してから入会すべきものですが、誘われて余り読まずに入会手続きをしてしまい、実はこのモットーを見るのはこの再編のときに初見でした。ただ入会当初から紹介者からも「自由闊達な会、出句作への講評が厳しいが時間をかけて丁寧に全句を講評・添削してもらえる会、参加者がお互い思うところははっきり言う会、句会後には定常的に近くで懇談会をする会、・・・」とは聞いていましたので、そういうと日頃の句会の運営は確かにこのモットーに則って行われていたな、と後付けながら納得した次第です。
それにしてもこのモットーは文面の良さもさることながら、5項目とも「 集う者それぞれの・・・を尊重する」とうたわれ、内容も会員本位で素晴らしい考え方と思いました。当時の俳句界に飽き足らない若手有志が発起人として集結したと聞いています。当時の意気込みが伝わってくるようにも思えます。このモットーにそえるように及ばずながら日頃作句に努めなければと、来年1月からの新設Bの一会員としてあらためて思ったところでした。
因みに、Aの句会参加については、2026年1月に当ブログに下記のような記事をアップしていました
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