舞鶴帰省中には地元の京都新聞をホテルなどでもよく読むようにしていますが、今日12/28が、京都駅の真ん前に京都タワーが完成して60周年になるそうです。地元新聞や放送では、大きく取り扱われています。
1964年12月28日竣工だそうですから、前々回の東京オリンピック開催期の直後ということになります。
私も、その時は高校2年で、その数年前から京都タワーの建設の是非が話題になった頃を覚えています。
当時は、京都市街から見るとダントツに高い構造物が建つことになり、街の景観を壊す、京都の寺院の庭園、古い町並みの背景にタワーは似つかわしくない、などとかなり強い反対意見が報道に出ていたのを記憶しています。一方で、商工会議所は、産業・文化・観光の新しい拠点をと強く推していました。
60年経つ今では、京都タワーに負けないような高層で大型の京都駅が前にでき、景観的にも京都タワーが以前ほど目立たなくなりました。今も京都市内では最も高い建造物だそうで、市街の建物の高さ制限は続いています。また、昨今のオーバーツーリズムの代表といわれるくらい多くの外国人観光客を受け入れています。結果的には、当時の商工会による先見的な大きな判断だったように思います。世界的にも、大都市、主要都市にはタワーがつき物という感覚も定着しているようです(「社会的受容性」でしょうか)。還暦を迎えたタワーの貫禄かも知れません。
京都新聞の記事から、このタワーは。「(海のない)京都を見渡す灯台」をイメージしているそうで、デザインについて今更ながら納得した次第です。また、もともとはここは京都中央郵便局があり、移転後の空地を利用した再開発が発端だったようです。いまは、駅の西隣に移転しています、わずかな距離(~300m)の移転だったようです。。
今日、1130に東舞鶴駅からバスで京都に向かいますので、若干時間をとって京都タワーで企画中の記念イベントを、折角ですので50余年振りに訪ねてみようと思っています。
写真は、かつての当ブログ掲載写真を再掲しています。
因みに、ローカルなもう一つの話題、論点は、北陸新幹線延長の小浜ルートの京都乗り入れの是非で大いに盛り上がっています。とくに、仏教界は「千年の愚行」、「有史以来の蛮行」と強烈に反対し、学界も消極的です。かつての京都タワー論争を思わせます。
2024年12月27日金曜日
京都タワーが竣工60周年
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