5/21には、いつもの句会のために本郷台に行った折に、会場のあーすぷらざ(注1)で丁度開催中の「 東アフリカの布 “カンガ” を知ろう!展 」を観てきました。カンガは、東アフリカで子供から老人まで幅広く使われているカラフルな図柄の万能生活敷布です(注2)。ユニークなのは、その布の中央っちょっと下に、スワヒリ語の格言などのメッセージ「カンガセイイング」が小さく描かれていることです。アフリカの人々はカンガをまとったり贈ったり飾ったりすることで、心の中にあるメッセージを伝えるそうです。今年8月に横浜で開催される第9回アフリカ会議(TICAD9)に合わせた企画だとか。
カンガのメッセージとして「しゃべってばかりいないで、しっかり仕事をしなさい」、「この世は常に試される場所」、「お母さんに言い返しちゃダメ」など、を見かけました。展示されたカンガひとつひとつの下に置かれた小さな銘板にメッセージが翻訳されて貼り出されています。
メッセージツールを兼ねた布を身に着け発信しているとは、今どきのSNSによる個人的なメッセージ発信にも通じる面白い習慣だと思いました。
そこで、一句、
初夏の風カンガの布のメッセージ
薫風や赤道からのメッセージ
この日は、5,800歩コースでした。体調維持にはもう少し歩く必要があります。
(注1)正式には「神奈川県立地球市民かながわプラザ」で、指定管理者が公益財団法人青年海外協力協会となっています。桜の頃の関連記事を当ブログの下記にアップしていました。
「栄彩会展」と本郷 「あーすぷらざ」の桜並木
(注2)カンガについて
カンガは、東アフリカの文化を象徴する色鮮やかな布で、特にケニアやタンザニアで広く使われています。その歴史は19世紀に遡り、ザンジバルやモンバサの女性たちがハンカチ用の布を縫い合わせて大判の布として利用し始めたことが起源とされています。
カンガの特徴的な点は、中央に配置された「カンガセイイング」と呼ばれるスワヒリ語の格言やことわざがプリントされていることです。これにより、着用者の気持ちやメッセージを表現する手段としても使われてきました。
現代では、カンガは衣服としてだけでなく、赤ちゃんのおくるみ、テーブルクロス、壁掛けなどのインテリアとしても活用されています。また、特別な儀式や式典で着用されることもあり、東アフリカの人々の生活に密接に結びついています。
さらに、カンガはグローバルなファッションの舞台でも注目されており、世界中のデザイナーにインスピレーションを与えています。その独特なデザインと文化的意味合いが、伝統と現代性を融合させる素晴らしい例として評価されています。(紹介記事とCopilotを引用・編集)
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