2026年3月11日水曜日

街の老舗蕎麦屋の閉店

 3/11には通院のために関内に出た折に、馴染みの老舗蕎麦店の利久庵に寄りました。
地元のタウン誌などで3月末の閉店を知り、最後にもう一度ここのざる蕎麦を食べておきたいと思っていました。この地域の再開発での閉店で、まだ行く先は決まっていないそうで、ご主人によると「しばらくはゆっくりする」とのことです。
私がたまに利用し始めたのが10年ほど前からですが、出汁の強い風味と蕎麦の出来たて感が独特で、食事の時間に近くに来たときには立ち寄り、シンプルなざる蕎麦を注文し素材、そして蕎麦湯を味わってきました。ついつい店頭をスケッチしたこともあります。
聞くと昭和22年(1947年)創業とのことで、私が生まれた年と重なります。戦後の復興期から、横浜関内の食文化を支えてきた名店であり関内エリアの歴史の一部だそうです。市役所が近くにあり市の職員にも親しまれてきたとか。大口顧客だったのかもしれません。これまで関内エリアで何度か転居されてきています。
一貫して、十勝産の蕎麦粉を使用した手打ち蕎麦が評判で、化学調味料を使わず、利尻昆布や宗田鰹、土佐節などを使用したこだわりの出汁を提供してきたとのこと
最近まで池波正太郎さんがここを使っていたことは知りませんでした。   
またひとつ、惜しい店の閉店です。また関内のどこかで再開してここの味を残し続けてほしいところです。

因みに、すぐ近くの天ぷら老舗店「天吉」も同じく再開発で先日閉店し、隣の伊勢佐木長者町駅近くに移転されるそうです。撤去中の店頭の掲示で知りました。


利久庵。3月末で閉店とのこと。昼時はいつもこの
くらいの行列ができます。店内にも10人程の
待ち席があります。

独特のそば湯鉄器。中身が濃厚で、器はえらく
重くなかなか冷めません。
    
店内光景から。この日も満席でした。
写真はボカシています。
店内では20分程待ちますが、待ち席では火鉢の
暖房です。これも昔のままなのでしょうか。
 
関内駅北側の再開発でCERTEビルも取り壊される
そうで、お別れセレモニの為のペイントの
下書き中でした。利久庵の真ん前です。
Preview
2022年12月に門松が立ったときを
スケッチしていました。
Preview
利久庵のすぐ近くの老舗天ぷら屋「天吉」
さん店頭も2023年にスケッチしていました。
こちらも再開発で移転されました。

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