先日6/25には、地元京浜急行上大岡駅の上層階にある港南区文化センター「ひまわりの郷」ホールで「イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴー魅惑のライブ〜3大テノールに捧ぐ」(イタリア)を観てきました。イル・ヴォーロ(「飛行」の意味とか)は、イタリアの3人の若手オペラ歌手が14〜15歳の時(2009年)に、たまたま同じオーディション番組にソロのテノール歌手として出演し、共演したことがきっかけとなって結成されたボーカルユニットだそうです。フィギュアスケートで、羽生結弦やプルシェンコをはじめとする多くのスケータが使っていた力強いバックの楽曲は、印象に残っていましたが、その歌手グループがイル・ヴォーロだった、と聞いて、今回観賞しようと思った次第です。会場もほぼ満席でした。
内容は、2016年7月に、フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂前の大広場で、2万人を集めて行われた野外コンサートをライブ録画・編集した映画で、24曲を、若々しい歌唱力でたっぷり聴かせるものでした。ソロも含まれそれぞれの得意を見せるとともに、素晴らしいハーモニーとその迫力に、人気の一端がわかる気がしました。8月には来日予定もあるとか。
ひとつの傾向を示しているように思いましたのは、上映会のスタイルでした。最近、このような区民文化センタ、公会堂などの公共施設の広い会場で、オペラ映画、演奏会、リサイタルのライブ映画、などの上映会がよく行われるようになったと感じます。地元の港南区でも、このところ「別れの曲」、「こうもり」、「トスカ」などを観てきました。公共施設の充実とも相まって、コロナ禍もあり、生の演奏会に出かけることもままならない状況で、感染対策をしつつ、生演奏に比べると品質は劣るものの、身近なところで手軽に、自宅では味わえない迫力で、一定の醍醐味は味わえます。これは、これまで街の片隅にあった古風なミニシアタではなかった、「新しいミニシアタ」のスタイルのように思います。ある意味では、固定された施設での上映にこだわらない、「バーチャルなミニシアタ」なのかもしれません。それによって上映作品の幅や客層も拡がりました。
また、このような企画をする任意団体「楽画会(がくがかい)」も活躍中で、このところ関東の整備された公共施設を利用した上映会を企画してきており、幾度か利用しています。
これも、ご時世に合ったスタイルであり、良い映画を多くの人に安く紹介する「新しい街の映画館」として広がってほしいと思いました。
2022年7月7日木曜日
街中の新しいミニシアタスタイル
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