先日 1/18には、撮影会に先立って梅の咲き振りをみに浄妙寺も訪ねました。鎌倉の梅巡り4つ目です。
ここは、鎌倉駅から金沢八景行きのバス「浄明寺」で降りるとすぐ前にある便利なところです。鶴岡八幡宮から鎌倉街道を歩くと20分程かかります。
浄妙寺は、鎌倉幕府ができる直前1188年に、頼朝の重臣の足利義兼(政子の妹の夫)が開基しました。当初真言宗の寺でしたが、後に臨済宗建長寺派の寺に改称したそうです。足利期には、大きな敷地をもち多くの塔頭を構え栄えたようで、今も町名に「浄明寺」(寺の名前そのものとするのははばかられ一字違えて「浄明寺」になったとか)が残っています。浄妙寺の名前は、足利尊氏の父貞氏の法名に由来するようで、貞氏そして弟の直義の墓もここにあります。このような足利家菩提寺との所縁もあり、鎌倉五山の第五位の寺院となっています。室町時代には浄妙寺の東側に足利公方屋敷が構えられ、尊氏やその子孫が居住していたそうです。
また、ここは、幾つかある「鎌倉」の地名のゆかりの地でもあるようです。途中に「(藤原)鎌足の桜」も見かけました。どうも、鎌足が鹿島神宮参拝の途中に、夢のお告げにより、鎌槍(鎌付きの槍)をこの境内に埋めたことに由来するようです。その場所には、いまもこの裏山に「鎌足稲荷社」が残っているとか(参考)。
この時期の境内には、白梅が開花したばかりでしたが、広い前庭や本堂奥の庭園の古い梅には風格を感じます。
ユニークなのは、本堂の奥の山間にカフェがあり、浄妙寺が所有し経営しています。「石窯 ガーデンテラス」といいいますが、元貴族院議員の洋館跡を1階はテラス付きのカフェに、2階はパーティ会場に活用していました。眺めも良いことから石窯で作ったパンをウリに、女性客やカップル客には結構繁盛しています。ちょっと店員に質問すると2階にも案内され、この館の生い立ちと前向きなセールストークをしっかり聞かされてきました。これもこれからの仏教寺院のひとつの多角化のスタイル(とくに、多くの土地資産を保有する寺では)、有望な副業なのかもしれません。
(参考)鎌足稲荷伝説です。
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura042/jyomyoji-kamatari.htm
2024年1月28日日曜日
足利公方所縁の寺 浄妙寺
前庭越しの本堂
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