1/23には、奄美群島で27銘柄ある黒糖焼酎のなかで、最近身近でもよく見かける「高倉」、「浜千鳥の詩」、「JOUGO」などを製造する老舗の奄美大島酒造の工場を訪ねました。
黒糖焼酎にも歴史があるようです。戦後8年間の米国占領を経て日本復帰をしたときに、日本の酒税法では黒糖を原料とする酒はスピリッツ類(ジン)となり税率が高いために、奄美の黒糖文化を考慮した支援施策として、米麹を使うことを条件に税率の低い本格焼酎(乙種焼酎)とする、奄美に限った特例措置を講じたそうです。
ただ、味は、他の乙種焼酎に比べると匂いが少なく淡白で、確かにジンに近いと感じます。違うのは濃度のバリエーションで、25°(初級)、30°(中級)、35°〜(上級)の3クラスがあることで、最高で44.5°の「原酒」も商品化されています(法的には45°が上限とか)。アルコールの濃さを楽しめるようです。試しに、ホテルで38°の「浜千鳥」を呑んでみましたが、そのままでは喉が痛くなる感触でした。土産にも「浜千鳥の詩」を選びました。
大島紬(つむぎ)も奄美の特産です。大島紬村で、40工程にもなる反物の制作プロセスを一巡してきました。天然染(泥染め)と手織りが特徴で制作には半年から1年もかかるそうで、一反30から50万円にもなる高級品です。織る前に糸を染める先染めなため布の両面が使えるとのこと。地元で伝統工芸として官民で組織的に大事に保存、継承しようとしていることが伝わってきます。UNESCO世界遺産登録になった背景かもしれません。因みに、「大島紬」というと奄美大島のみの特産品で、伊豆大島にはないそうで、関東から来た人はよく誤認しているとのこと。
さらに南下し、住用町(すみよう)の黒潮の森マングローブパークでカヌーに乗って、雨の中でしたが、オヒルギ、メヒルギの群生を間近に見てきました。マングローブは植物名ではなく、群生地のことをいうそうです。汽水域でよく見る盛り上がった根に海水の濾過機能があるそうでメヒルギが強いとか。この地域では1mの干満差があるそうです。
途中の昼食は、地元の鶏飯((けいはん)でした。錦糸卵、蒸した細い鶏肉、刻み海苔、シイタケなど、様々な具をのせたご飯に、鶏のだし汁をかけて食べる、お茶漬けのような食品です。また、いつも出るパインの漬物やキビ酢(鼻に来る酸っぱさです)も印象に残ります。奄美は豚>鶏>魚の文化の様で牛にはお目にかかりません。
2025年1月26日日曜日
初めての奄美大島その3-黒糖焼酎と大島紬とマングローブ
ここらでよくウミガメを見かけるそうです。
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