8/5には、午後の旧岩崎邸庭園での撮影会につき、最寄り駅の湯島駅に少々早目に着いたため、会場のすぐ裏にある湯島神社(湯島天神、正式には湯島天満宮だそうです)に立ち寄り初めて参拝してきました。都心の天神様として名前はよく聞く神社です。狭い境内に歴史と社格を感じさせる宝物館(道真公の生涯の絵や著作・遺品・記念品が展示されています)、 「撫で牛」銅像 授与所、などが並んでいます。境内には、受験生と両親と思われる3人連れを多く見かけました。
驚いたのは、境内の本殿横に見かけた王貞治さんの「努力碑」です。これは昭和52年(1977)9月3日、王さんは後楽園球場で通算本塁打756号を達成し、世界記録を樹立しましたが、この記録達成を記念し、王さんが崇敬する湯島天神に白梅一樹を献木しました。翌年昭和53年1月1日、有志が集まり、王さんの座右の銘「努力」を刻んだ石碑をここに建立したそうです。このほか、境内には、ここが「婦系図」の舞台となったこととの関係でしょうか、泉鏡花の筆塚もひっそりと残されています。
ここに菅原道真公が祀られたのは、南北朝時代の正平10年(1355年)で、郷民が菅原道真公の偉徳を慕い、学問の神として本社に勧請しました。神道では「勧請(かんじょう)」は神霊を他所に迎えて祀ることを意味するそうです。その後、1478年には太田道灌が社殿を再建し、さらに徳川家康が江戸城入城の際に朱印地を寄進して以降、江戸期には将軍家から保護されたとか。
境内の梅園には、その時期に再度訪ねてみたいものです。
やはり受験合格祈願の絵馬が多いようです。
一つの絵馬には沢山願い事が書かれています。
王貞治さんの通算本塁打756号達成を
記念した「努力碑」(1978)。石の素材にも
なにか由縁がありそうです。
湯島神社 本殿
「撫で牛」銅像。天神様の定番です。
0 件のコメント:
コメントを投稿