8/4夜半には、横浜みなとみらい花火大会 「スマートフェスティバル2025」の花火打上げ会場沖合で台船8隻中2隻が火災を起こす事故があったと報じられました。
当日1930から30分の間に二万発の花火を打ち上げる予定だったそうですが(横浜地区でも規模が大きく中心的な大会です)、開始10分後から異常が現れ1950頃には火災が発生し大会を中止するとアナウンスされたとか。この日は風も波もないため、「低空開発」という、何らかの原因で点火された花火玉が上空に上がらず下に燃え広がる花火事故が起こったのではないかと解説されていました。素人目には、最近はコンピュータ制御で発火をコントロールするとは言いながらも(今回でも途中で制御が効かなくなったとのこと)、30分に二万発はちょっと詰め込み過ぎではないかという気もしますが、台船一隻当たり2500発を打上げることが専門家筋ではOKだったのでしょう。
たまたま、この日私は別件で2000頃帰宅して高台にある最寄りのバス停を降りたところで、花火の音とともに花火の煙と臭いそしてエンジンの排気ガスのような臭気が強くしていたので、いつもとは違うなと感じたところでした。ここは会場から南西の方向でかすかに花火が見える場所にあるため、風に乗って煙や臭いが届いたのかもしれません。
不幸中の幸いでしょうか、乗船していた5人の花火師や観客には怪我はなかったそうです。ただ、この大会は例年観客が集まり過ぎてそれを抑制する意味でも最近では有料予約席を多く設けてきています。今頃は、多分大規模なチケット払い戻し処理と主催者と保険会社との事故火災の保険金交渉が始まっているように思います。多分横浜市もかなりの特別損失を計上することになりそうです。
地元住民としては、恒例のビッグイベントが中止となり残念な事故ですが、これからの大規模イベントでの防火、安全対策の参考事例にしてもらいたいと思います。
8/4 2000の会場沖合の様子。2300頃まで爆発が続いた
そうです。日経電子版より引用。
翌朝8/5 0600 の消火模様。手前が台船です。しっかりと
海上保安庁双胴式放水艦「ひりゅう」が活躍中です(注)。
消火までに約15時間を要したそうです。日経電子版より引用。
(注)双胴式放水艦「ひりゅう」について
「ひりゅう」については、今年6月の開港記念日でたまたま見かけていました。このような事故に対応するための船だとよくわかります。下記のような記事を当ブログにアップしていました。
横浜開港記念日と横浜開港祭2025
0 件のコメント:
コメントを投稿