7/27には、光明寺の早朝観蓮会(7/26~27)を10年振りに訪ねました。「鎌倉のハス寺」と言われる光明寺は鎌倉駅から東南方向の逗子に行く途中の材木座海岸にあります。バスで海沿いに15分程です。鎌倉では他にハスが観られるのは八幡宮の源平池くらいです。
この日は、早朝観蓮会の最終日で6時開庭です。ここは、大聖閣と蓮池「記主庭園」の取り合わせが見処です。大聖閣の2階の扉を開いて中の阿弥陀如来三像を拝むことができます(像が黄色く見えます)。光明寺は浄土宗大本山で大聖閣は、50年前の法然上人生誕800年に建てられたとのこと(そういうと昨年が生誕850年でした)。正式には天照山蓮華院光明寺で、元々蓮に由縁がありそうです。「記主」は、ここを開山した良忠上人(法然上人から3代目の宗祖「第三祖」)がその学徳の功績により当時の伏見天皇から没後に「記主禅師」の称号を贈られたことによるとか。
そこで、一句、
観蓮会トンボになりて巡りたし/蓮池やトンボになりて巡りたし
この日は、9,500歩コースでした。
因みに昨年2024年5月には、東京国立博物館平成館で生誕850年の法然展を訪ね、下記のような記事を当ブログにアップしていました。
「法然と極楽浄土」展
記主庭園全景
材木座海岸。正面は稲村ケ崎、その奥には
かすかに富士山が見えます。
たまたま、写真を整理していた時に、丁度10年前20150725にもこの時期の観蓮会に参加しており写真が見つかりました。その時には、本殿も健在で、蓮の幹の空洞を通して酒がふるまわれる象鼻杯(ぞうびはい)も行われていました。今から思うと盛りだくさんでフルセットの観蓮会でした。
そこで、一句、
木漏れ日や象鼻杯飲む阿弥陀堂
本堂「大殿」。10年前の補修前でした。
大分力が入っているように感じます。
本殿祭壇。浄土宗流に豪勢です。この奥には
ユニークな「三尊五祖の庭」があります。
象鼻杯。ハスの葉から神酒がふるまわれます。
象のようにハスの幹の空洞を通してお神酒を
ふるまうことに由来します。なかなか風流です。
10年前のことです。
清酒「光明寺」でした。
同じく10年前です。
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