11/17には、山形市にある山寺 天台宗宝珠山立石寺(りっしゃくじ)を訪ねました。ここは私にとってはこれまでの行き残しのひとつでした。これまで何度か機会はありながら叶わなかったところです。
JR仙山線で仙台駅から50分程乗り(山形駅からは20分です)山寺駅で降りると眼前に厳しい岩肌にいくつもの仏閣が散らばって山頂まで石段で連なっているのが見えます。丁度紅葉の盛りの時期でもありました。一緒に電車を降りた人のなかには熊ベルをリュックにつけた人もいます。ご時世です。この日の予報は午前が晴れ午後が曇時々雨でしたがその通りでした。山頂から降りはじめた頃から雨が降りはじめ、雨の中の開山堂や仁王門の紅葉も楽しめました。上りと下りで風景が変わり、雨もまた一興です。
熊もさることながら、今の私の体力で頂上の奥の院まで登れるものか不安でしたが仙台駅の観光センターで現地の様子を聞きながら背中を押してもらい、最後の機会として思い切って行ってみることにしました。実際には、思い通りに厳しく途中随所で休みながら急な石段1015段をなんとか登ることができました。一段登るごとに煩悩が消えると言われるとか。とはいえ、煩悩はなかなか消えてくれません。それにしても、豪雪地帯の高所の寺院としてはいづれの仏閣も簡素な造りで驚きました。麓の根本中堂、日枝神社、立石寺本坊以外は思いの外小さな造りになっているのが雪対策なのかも知れないとも思いました。
仙台から山寺に行く途中に「奥新川(おくにっかわ)」という駅(仙台市青葉区です)があります。ここは芋煮会の名所で、以前にはここで降りて山中の河原で野趣あふれる芋煮会を仲間で楽しんだことがありました。大鍋を担ぎ里芋、こんにゃくなど食材を運んで、最初に芋煮会を知った懐かしい場所です。
この日はたまたま紅葉のタイミングもよく、長年の観たいものをひとつ観終えたような気分で、東北新幹線やまびこ号に乗り帰路につきました。結構疲れました。
そこで、一句、
芭蕉忌の山寺登る最後かな
錦秋やスズのあとゆく立石寺
この日は、15,200歩コースでした。
中復の仁王門。ここの仁王さんは「邪心を
もつ人はこの先登ってはいけない」と睨み
つけているそうです。本来なら私なぞ
到底登れません。
麓の本坊近くの抜苦門。池の落葉も
厚いです。
頂上近くの開山堂と納経堂(左)。開山堂には
開山された慈覚大師の木造の尊像が安置され、
今も朝夕、食販と香を供えているそうです。
納経堂は山内で最古の建物 でその真下に貞観2年
慈覚大師が眠る入定窟があります。開山で苦労
されたのかもしれません。開山堂のすぐ右奥に
五大堂があります。
仁王門から
麓には芭蕉ゆかりの句碑や像が建っています。
芭蕉は元禄2年(1689)7月13日に門人曽良とともに
ここを訪ねています。その後弟子たちが嘉永6年
(1853)に句碑を建てました(中央)。ここは天台宗の
教育・修行の拠点 として修業の場であり道場で
あるとともに芭蕉とは切り離せません。
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