先日富山出身の知人から「高志の紅ガ二(こしのあかがに)」のことを知りました。
一杯呑みながら、真ん前の冷蔵ケースにあったタラバガニの径3㎝はある太い足の身を見ながら、大味で筋肉質のタラバガニとはまた一味違う、それぞれの故郷(越中富山と丹後舞鶴)の近くで獲れるズワイガニの話になった次第です。
「高志の紅ガ二」は、富山県で水揚げされる 紅ズワイガニ をブランド化したものだそうです。地元で「アカガニ」とも呼ばれてきた紅ズワイガニに、地名「高志(こし)」(富山県の旧国名。「越」の別名)と、漁業者の「高い志」を重ねて命名された名前だとか。 富山県人の心意気がうかがえ、いい名前だと思いました。
富山湾には、急激に深く落ち込む海底地形(大陸棚が狭い)と、底に冷たい海洋深層水が流入する環境があり、深海(一般に水深800m以上)に生息する紅ズワイガニが港近くの漁場で獲れるため鮮度が高く、流通にも恵まれた珍しい産地だそうです。しかも漁期も9月初~5月末くらいで比較的長いとか。また、茹でる前のもともとの甲羅も赤味がかかっていることから「アカガ二」と言われてきたとのことでした。味は、身が肉厚で、身離れが良く、みずみずしい柔らかさ、甘味の強さ、味噌の濃厚さ、が特徴だとか。この味の特徴あたりは松葉ガニとも重なります。
兵庫から新潟にかけて日本海側で冬に獲れるズワイガニは水揚げされた場所によって、松葉ガニ~越前ガニと名前は違うけれど種類は同じと聞いてきましたが、大きさや味、それに味わい方が少しずつ違うようです。
それぞれをゆっくりと味わい別けたいところです。それにつけても松葉ガニも高くなり過ぎたこともあって最近食べたことがなく、足元から固める必要がありそうです。知人も同じような状況とのこと。
因みに、丹波、丹後(併せて両丹といいます)では、最近「丹の国(にのくに)」と呼ぶのを目にします。越中の「高志の国」のようなものです。
これまでに松葉ガニのメスガニ「セイコガニ」のことを中心に2024年3月と12月に当ブログに下記のような記事をアップしていました。
セイコガニ
舞鶴の今時の旬 ー背甲(せいこ)ガニとニギス(似鱚)

「 高志の紅ガ二」(富山市HPから引用)
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