先日9/17には、いつもの句会に通う途中の栄区のいたち川沿いでたまたま葛の花を見かけました。
葛の花は、その蔓が元気に這い回る7~8月、主に夏の植物と思っていましたが、花が咲くのは7月~9月だそうで、旧暦的には立派な秋の七草です。大きな葉に隠れて咲くので一見見つけにくいですが、周囲では確かにグレープフルーツのような甘い香りがします。繊維芽と薄紫の花は食べられるとか。葛の花は、フジの花に似た房で咲きますが、赤紫色とピンク、黄色という鮮やかな色合わせがフジの紫とは違い、花弁も厚いようです。また、フジは下向きに花を咲かせますが、葛はしっかりと上向きです。
葛というと葛粉を採取する乾燥した葛根(参考2)を思い浮かべますが、根を掘り出すのは澱粉を十分にため込んだ後の冬がよいとか。葛粉から作る葛餅や葛切り(参考1)など、利用法も日本人の生活に古くから根付いています。(注1), (注2)
ここで、一句、
葛の花葉陰に咲くや川瀬道
葛花や川瀬に散りて大跨ぎ
川瀬道には葛花が落ちて積もり道を塞いで
います。
いたち川にはアオサギが棲んでいます。
(参考1) 以前に描いた「葛切り」です。
(参考2)葛根のイメージ(対話型AIのCopilotで制作)
乾燥食品売場や漢方薬局などでは葛根を1~2cmに
輪切りにして乾燥して詰めた袋を見かけます。
(注1)葛の利用法
以下のサイトが詳しいようです。
葛粉を取り、芽と花を食べ、繊維を取る。美味しい厄介者「クズ」を楽しむ
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/302
(注2) 亀戸天神の藤と船橋屋のくず餅
22022年4 月に当ブログの下記に記事をアップしていました。
以下のサイトが詳しいようです。
葛粉を取り、芽と花を食べ、繊維を取る。美味しい厄介者「クズ」を楽しむ
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/302
(注2) 亀戸天神の藤と船橋屋のくず餅
22022年4 月に当ブログの下記に記事をアップしていました。
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