2021年12月31日金曜日

横浜MM21の夜景

 今年最後の散歩には、横浜みなとみらい地区(MM21)を夕方に訪ねました。この日はオフィスビルはが年末休暇モードでしたが、平年のクリスマスイブには全灯点灯となり華やかな夜景が話題になります。コロナ禍のなか新種のオミクロン株の感染拡大が予想されていますが、若い人たちを中心に人出は結構ありました。この地区では、数件の新たな大規模建設がいまも進行中で、そのたびに夜景も変わります。この日は13200歩コースでした。

来年は、アフターコロナの平常元年でありたいものです。






2021年12月21日火曜日

自家製の干し柿

 

昨日、岩手県北上市横川目の親戚から、自家製干し柿のお裾分けを沢山いただきました。今年は稲作も柿も豊作だったようです。柿霜もほどほどで初冬の味覚です。干し柿は正月の鏡餅の飾りに使わせてもらえそうです。故郷では、この時期に大きな縦型の美濃柿の熟し具合をみて順に食べるのが楽しみでした。



2021年12月13日月曜日

三橋貴風尺八演奏会

 12/13には、築地本願寺ブディストホールで三橋貴風尺八本曲/空間曼陀羅「四打之偈(しだのげ)」演奏会を鑑賞してきました。
毎年この時期に同じ場所でここ15年程続けておられます。かつては末席をけがす門人でしたが今は貴風会OB、応援団として毎年参加しています。聴きながら、あらためて尺八の高音の華やかさと低音の体にしみる太い音色に力をもらうような感じがしています。40年ほど前に、先生の遠音のする演奏に打たれて、たまたま教室が当時の自宅(横浜市富岡の社宅でした)と至近だったこともあり、先生のお宅に飛び込んで入門した記憶があります。

今年のトピックは、8月に東京2020オリンピックパラリンピックの記念文化フェスティバル(「東京 2020 NIPPON フェスティバル」というそうです)がオリンピック会場となった都道府県で全国的に開催される予定だったそうです。コロナ禍で8/15に無観客開催となったためその内容を収録しオンラインで配信しています。三橋先生も神奈川県から出演されたそうで下記の「音楽のミライ 時をかける韻(ヒビキ)」のパートで視聴できます。無観客開催になったからではのことかもしれません。

音楽のミライ 時をかける韻(ヒビキ) ~奇蹟の尺八 三橋貴風~:
https://www.youtube.com/watch?v=AluDwxe9qWg

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因みに、内容の詳細:

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/yi4/nippon-festival/006.html

三橋貴風ホームページ:
http://jukumitsuhashi.music.coocan.jp/kifu/

東京 2020 NIPPON フェスティバル:
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/yi4/portal.html

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写真最後は、演奏会終了後、久々の貴風会OBの集まりのあと帰宅途中に戸塚駅で見かけたクリスマス装飾です。はやいものです。








2021年12月8日水曜日

陸奥八戸の初冬

 12/5~7には、青森県東南部の八戸を訪ねました。かねてからいきたくて行けてない街のひとつです。鎌倉時代から続く奥州陸奥南部諸藩のルーツで東北地方ではなにかと話題になります。これまでにも当方の周りではなぜかここ出身の方が多く色々と話は聞いていましたが訪問はかなわずはじめての旅でした。
かつては千石船の良好な停泊地として栄えた文化の交流拠点であり、また水産加工での富を背景に独特の骨太な文化の残る街です。現在は、地域での製造業、LNGなどの産業集積地であり、水産業の拠点でもあります。
自身の体調のいいうちに、コロナ禍明けで旅行者が急増する前に、また厳しい雪が降る前にと、この時期いそぎ訪ねてみました。東京から新幹線はやぶさで3時間弱です。
訪問中には、港の朝市と近郊の卸売市場(「八食センター」といいます)をもたずねました。そこでみかけた、いま時の地の魚の写真をアップしてみます。これまでみてきた横浜や舞鶴などとはまた違う初冬の陸奥湊の漁の風景です。回るなかでもみるからに美味しそうな魚が多く、場内で試食はできるのですが、いくつも胃がないともたない感じでした。
写真のなかに多くは値札が写っていますが、掲載順に、蕪島(かぶしま)のウミネコ生息地にある蕪島神社、街中でよく見かけるイカのランタン(イカの水揚げが日本一だとか)、早朝の八戸港館鼻岸壁(たてはな)、三八城(八戸城)跡、明治期来の地元旧家泉山家の邸宅更上閣の冬支度(雪吊り)、みろく横丁(三日町と六日町をつなぐ横丁とのこと)、市場での助惣鱈(真鱈よりこれが多く出ていました)、小型のサメ(JR八戸線には「鮫駅」、町名に「鮫町」、近くの灯台名に「鮫角灯台」があります)、箱詰めの生鮭、旬の平蟹、カスベ(エイのヒレ)、姫貝、です。このほかにも、近海のカジカ、ドンコ、オイランカレイ、ナメタカレイ、ウツボ、クロソイ、小型のアンコウ丸一匹、油目(アイナメ)、穴子、大型のヤリイカ、活きたタコ(北海道のミズタコよりは小型のようです)、大型の鯖(「八戸前沖サバ」として地元ブランドとか)は多く見かけましたが、マグロ、ブリ、秋刀魚、ハタハタは稀でした。不漁か不人気か大都市に直送されるなど、別の物流ルートがあるのでしょうか。加工品では、ウニとアワビの潮汁を缶詰にした「いちご煮」がここの「味の加久の屋」の特産品とは知りませんでした。また、街中にある八戸酒造の地酒「八鶴」と「八仙」も飲みごたえがありました。

短い旅でしたが、積み残しをひとつ減らしたような気がしています。

















2021年12月1日水曜日

震生湖の晩秋

 12/1には神奈川県秦野市南部の里山渋沢丘陵を小田急線秦野駅から渋沢駅まで散歩しました。その途中に震生湖(しんせいこ)があり紅葉が楽しめます。震生湖は、関東大震災でできた日本で最も新しい湖(池とか沢という感じでした)だそうです(湖名にも表現されています)。それまで山中にあった赤味の強いイロハモミジが人の目に触れるようになったとか。地元の方によると時期的には紅葉はまだ早いらしく12/4頃が例年の一番の見頃とのこと。
好天のもといつもより近くに見えるすっかり冠雪した富士山を眺めながら尾根沿いを歩く、なかなか快適な散歩路でした


















2021年11月29日月曜日

村上町屋と岩船漁港の散策


 先日11/25には、新潟県下越の村上市を訪ねました。この時期に一度は散歩してみたい街のひとつでした。
江戸時代初期村上氏から幕末内藤氏まで続く城下町で、町東部の臥牛(がぎゅう)山頂にある村上城(石垣のみ現存します。通称「舞鶴城」だそうで、京都府の舞鶴出身者として親近感を覚えます)での治世が続きました。その間、鮭事業は藩の収益源であったようです。江戸中期の一時の乱獲による不漁を、三面川(みおもてがわ)中洲での30年にわたる人工河川造営工事(「種川(たねがわ)の制」というそうです)により自然ふ化を軌道に乗せることによって、なんとかのり越えて、いまも脈々として鮭文化が受け継がれているそうです。その収益の一部は、地元の育英会を通じて長く奨学金などにも充てられ優れた人材を育ててきた実績があるとのこと。長岡の米百俵にも通じる、鮭による日本的な地域の道徳観を感じます。近くでは、市内に雅子皇后の実家の大和田家があり、郷土資料館では皇室入りに伴う除籍事務用品なども保管されています。
3日間の滞在を通じて、地元の自然環境ならではの発酵をさせた薄塩の塩引き鮭や1年物の乾燥鮭を酒漬けにした酒びたし、地酒の〆張鶴や大洋盛をしっかりと味わってきました。
写真はじめ2枚が鮭加工の「きっかわ」の店頭と加工場での1年物の塩引き鮭、3枚目が鮭加工の「うおや」店頭軒先の新物の塩引き鮭です。
4枚目は、散歩中、9~11月に鮭がのぼる三面川の下渡大橋(げど)からみた上流の流れです。下渡山、朝日連峰が雲の先に見えます。左手前が臥牛山です。
その橋を渡るときに、川原で鮭の釣り人を見かけました。その時にたまたま大物?が釣れるのを目の当たりにしたのが5枚目の写真です。地元住民ならではの醍醐味で、うらやましい限りです。この橋の少し下流にあるイヨボヤ会館では、三面川を遡上する鮭がガラス越しに見える設備がありますが、当日は残念ながら前日の雨で水流が濁り見ることはできませんでした。
鮭の水揚げ港でもある岩船漁港を歩いているときには、激しいにわか雷雨(大粒のヒョウでした)にあい一時期慌てて避難しました。後で聞くと、その時の落雷の影響で羽越本線の岩船町駅(村上駅の新潟側隣駅です)近くの鉄道に被害があり、回復の目途がたたないため帰路で村上駅から新潟駅まで臨時のバスで移動するというアクシデントもありました。この地域ではこの時期にはよくあることだそうです。
鮭のほかでは、茶葉の栽培北限だそうで、街中で村上茶や茶菓子を扱うお茶屋さん、菓子屋さんを多く見かけます。
この街で、市内の主要ポイントをまわる巡回バス(小回り、大回り、瀬波(せなみ)温泉各ルート)が充実しており、地元年配者、旅行客には便利にできていました(料金も一律100円です)。村上市が地元新潟交通観光バスに委託して運営されており、これからの地域でのマイクロモビリティの試行のようにも思えました。






2021年11月24日水曜日

香嵐渓の紅葉も盛り

 コロナ禍が過ぎれば一度はと考えていた香嵐渓@愛知県豊田市足助町(あすけ)に11/21に足を延ばして、晩秋を訪ねてきました。400年前に地元香積寺(こうじゃくじ)の三栄和尚が経を唱えながら背後の飯盛山一帯、前面の巴川沿いにもみじを植えたのが始まりとか。鮮やかな赤で葉の小さいもみじの群生と巴川の清流が印象的でした。17時以降のライトアップも幻想的でなかなか見応えがありました。地元の方によると、それでも当日は紅葉の赤味の盛りは若干過ぎた時期だそうです。また、人出はまだ例年並みには至らないようでした。




2021年11月17日水曜日

日展2021を訪ねて


11/15には、近くの大船にここ9年通っている(いつの間にか最長の受講者になりました)小さなペン彩画教室での一色先生が日展に今回も入選されたので、六本木の国立新美術館で鑑賞してきました。昨年に続き2年連続しての入選と、素晴らしい実績を上げられています。日頃から教室で、制作段階における完成までの詳しい制作プロセスや途中でのご苦労話を聞いているので尚更です。
日展は、日本画、洋画、工芸美術、彫刻、書の5部門の公募展で、今年は8000点の応募があり1000点が選ばれたそうです。膨大な出展作を見て、日本の画界のエネルギーを感じます。今年の審査所感は、日本画部門では「今年の作品を拝見し感じたことは、この重苦しい現状から離れたい気持か、格調は高くおだ やかで静かな境地を求めた作品が多かったように思います。 作品に対し、品格と感性は大切なことです。さらに自分の信念を持ち、思う存分立ち向かう 強い意志の作品群も増えて欲しいと願っています。」、洋画部門では「全体的に、アカデミックな解釈を根底にするも、各々が、リアリティー豊かな個性を発揮して頂くことが、今後の日展洋画を魅力あるものに発展させて行くものと、確信した。」でした。昨今の世相を映しているようです。
この会場ではほぼ全作品が撮影可能で、お気に入り150枚程撮った写真を持ち帰り、モチーフ、構図、色彩、タッチ、手法などから自分流に勝手な想像をしつつ、コロナ禍のなかそれぞれに力のこめられた作品をじっくりと眺めるのが、ささやかな楽しみです。




2021年11月12日金曜日

川崎緑地の散歩

 先日、自宅から地下鉄とバスで1時間程の距離にある川崎緑地@川崎市宮前区(県立/市立東高根森林公園(ひがしたかね、県立区域と市立区域が隣接しています))に出かけました。シラカシの紅葉と古代古墳が評判です。紅葉は1~2週間早めですが、部分的には始まっていました。この辺りはもともとシラカシ林だったそうですが、人が住むようになると、燃えやすく、加工しやすいクヌギや͡コナラなどの雑木林になるそうです。ここは農具や武具の持ち手など固さが必要な素材としてのシラカシの栽培地として、珍しく残ってきたとか。学術的にも貴重だそうです。





2021年11月10日水曜日

「10/30鳴子峡探訪」の補追2題ー足湯とこけし

 先に鳴子峡を訪ねた折に印象的だった2題を追加して写真をアップします。
まず、古川から陸羽東線に入り降り立った鳴子温泉駅には、駅頭に2桶の足湯槽がいまも準備されていました。50年前に訪れたときには足湯の意味が分からず、同行の仲間に教えられたことを思い出します。その時は随分と寒い日でここでしばらく温まっていきました。今も変わらず続いていることに懐かしく思うとともに感動しました。
2つ目は、鳴子峡鳴子口から鳴子温泉駅に戻る途中に「日本こけし館」を見かけ立ち寄ってみました。ここは、首を回すときゅっきゅっとなる鳴子こけしの産地です。そこの店頭の大型のこけしもコロナ禍でマスク姿をしているのに、思わず笑ってしまいました。写真最後はケヤキでつくった新作とかで(色黒で達磨姿は男性向きかも)、早速買い求めた次第です。


  











2021年11月8日月曜日

信越での久々の紅葉


先週10/27~29には、長野県東北区域にある飯山市の斑尾高原や長野県と新潟県に跨る上信越高原の秋を久々に訪ねてみました。長野北信地区と新潟苗場山麓になります。時期的にはやや早めでしたが(今年は紅葉の時期が遅れているそうです)、高地になる奥志賀林道は紅葉真っ盛りで楽しめました。

コロナ禍を経て、旅の仕方も変わっているようです。今回は、志賀高原一ノ瀬で2泊して、そこ周辺をホテルのマイクロバス(15人乗り)で巡るツアーで(地元ならではの企画から当日の運転、案内まで、ホテルの旦那さんや従業員が精力的に陣頭指揮されていました)、マイクロツーリズムというそうです。通常の大型バスではいけない、ほぼ個人の車で行ける範囲をシニア世代でも運転なしで気軽に回れるということで、とくに写真好きには広がりを見せているとのことでした。コロナ禍を経験したことによる苦肉の策だったようです(ガイドを勉強されたそうです)。上信越の秋は、北の秋とはまた違って、ブナ林を中心に、きめ細やかな鮮やかさを感じます。
そのときの写真を思いのままにピックアップしてみました。順に、希望湖(のぞみこ)@飯山市斑尾高原(まだらお)(東山魁夷の絵の題材になったとか)、秋山郷・前倉橋から千曲川上流@新潟県津南町、田茂木池(たもぎいけ)@飯山市鍋倉高原、奥志賀林道@長野県山ノ内町、ホテルフロントの鹿と熊にもマスク、雪が散らつく10/29朝の志賀高原一ノ瀬です。








2021年11月7日日曜日

「ふるさと港南の歴史かるた」のこと

 身近な石仏の見方の講演会を契機としてNPO法人港南歴史協議会という地元の歴史を深掘りする組織がここ14年にわたり地道で良い活動を続けていることを知りました。それまでの地域の歴史グループを束ねた組織とのこと。
最近出版された石仏のガイド・写真集の写真が印象深くて、港南公会堂でその講演会に参加してみた次第です。そのときに、この協議会が2年前に港南区発足50周年の記念行事の一環として、「ふるさと港南の歴史かるた」を企画し販売していることを知りました。会では、取り札の絵の全原画を展示したり、会の最後には、そのかるたとりを子供を含めて参加者でしてみるというおまけつきでした。読み札の句、取り札の絵、ともにほほえましい出来でした。作成段階では、区内の小学校で、港南歴史のワークショップを開催しその内容を子供の眼線で句にしてもらい、協議会で選定し、絵はコミュニティプラザの絵の会のメンバにその句に沿って描いてもらったそうです。それが以下の写真です。
地元学区の日下(ひした)小学校も地域では最古の小学校とのことで2回出てきます。
この協議会では、句の主題となった歴史物を3~5物ずつ地区に分けて、それを地元に紹介し、実際に歩いて案内し、最後にかるた取りをする、という会を積み重ねておられるとのことでした。地元活動員30人ほどによる素晴らしい地域活動と思いました。

子供たちの小さい頃には余り地元の歴史の話をすることもなかったので、親の反省も含めて、このかるたを是非子供たちに届けたいと思い早速3セツト入手しました。今日、長男、三男家族が集まった折に、それを手渡したところです。うまく使ってくれればよいと思っています。





横須賀しょうぶ園

 6/13午後には梅雨晴間をみて横須賀しょうぶ園を訪ねました。今年は6/10前後がピークと地元誌では報じられていました。 JR横須賀線衣笠駅からバスで15分程行った里山にあります。 ここは、藤と花菖蒲では地元で評判の、横須賀市の植物園です。丁寧に手入れされ、よく管理されて年々よく...