先日には、秋葉原で集まりがあり、その前段に、少し足を伸ばして、都内葛飾区の荒川沿いにある堀切菖蒲園(ほりきり)を初めて訪ねました。都内ではよく聞く花菖蒲の鑑賞地です。江戸後期から街中には花農家が始めたこじんまりした花菖蒲園がいくつかあったようですが、戦後復興したのはここだけだそうです。当日は会場入口に「3分咲き」と表示されていました。ここの特徴は、品種の保存と新種の作出に力を入れているようにみえます。菖蒲園内の畝(うね)ごと、株ごとに「堀切の夢」、「蛇龍の波」、「葵の上」など品種名が表示され品種を尊重しているように思われました。ここの菖蒲園でできた新種も多いようです。また、株分けしてからの年数に応じて園内の栽培エリアを区分され、品種の保存が配慮されているようです。咲き始めの花菖蒲も真新しくてよいものですが(まだ人出が少ないのも嬉しいです)、1週間後に満開といったところでしょうか。ここは、敷地がそう広くもなく、ゆっくり全体が観れるベンチも多く、休み処「静観亭」も準備されていて、年配者にとってもなかなかよい庭園風の花菖蒲処です。
たまたま園内に、カキツバタ、ハナショウブ、アヤメの違いが表示されていました。ハナショウブの特徴は、
・花弁にV字型の目(黄色)がある。確かにここでは殆どがハナショウブでした。
・乾燥した畑、湿地、どちらにも適応する。
・開花時期が遅い(5月下旬~6月)。他2種は5月上旬~下旬
だそうです。また、この3種はアヤメ科で同族ですが、ショウブはショウブ科で別種とのこと。ややこしいところもありますが、あらためて勉強になります。
この日は、12,600歩コースでした。
2022年6月1日水曜日
堀切菖蒲園
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