先日、ある集まりの懇親会で、「ひょうたん漬け」というツマミメニューがあるのに気づき注文してみました。 いま旬の食材とのことでしたが、私には初めてでした。出たばかりで長さが5~6cmになった小さなひょうたんの実を酢漬けにしたもので、さっぱりした味で、中身は2mm程の丸い粒が詰まっていて結構歯応えがありました。季節の味です。
2023年6月25日日曜日
ひょうたん漬け
2023年6月20日火曜日
梅雨時の半夏生
6/20には、梅雨空の中、大船フラワーセンタを散歩してきました。
蓮や睡蓮はこれからという時期でしたが、半夏生(はんげしょう)やアガパンサスが見頃でした。
半夏生は、水辺に生える背丈が50~60cmほどのドクダミ科の多年草です。この近くでも川辺や稲田の畔道でよくみられます。7/2~7/7の5日間の「半夏生」の時期だけ、葉のつけ根から半分が白くなり(半分化粧したようです)、白い穂状の花が咲くことから、この名がついたとか。この時期が終わるとまた元の緑色に戻ります。今年は、例年より白への変色が早いようです。これも温暖化の影響でしょうか。
この日は、9,200歩コースでした。
<半夏生について>
看板の説明によると、夏至(6月21日頃)から数えて11日目の7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間を「半夏生」といい(七十二候のひとつ)、その呼び名がそのまま植物名になったそうです。田植えは半夏生に入る前に終わらせるものとされ、この頃から梅雨が明けるそうで、半夏生は気候の変わり目として、農作業の大切な目安とされている、とのことでした。
地元永谷天満宮と貞昌院の紫陽花
先日6/10の朝散歩では、近くの永谷天満宮と隣接する貞昌院の紫陽花を観てきました。
永谷天満宮は、地下鉄最寄駅からひと駅の上永谷駅から歩いて10分程のところにあり、永谷地区(自宅からは隣の連合町内会になります)の氏神であり、貞昌院はかつてその別当寺(注記)でしたが、今は独立した曹洞宗天神山貞昌院です。
永谷天満宮には、祭神の菅原道真公に由来する牛座像が境内に置かれていますし、貞昌院には、小さな愛嬌のあるお地蔵さんが幾つか並んでいます。
裏山の天神山にも紫陽花が自然のままに咲いているのですが、この日は朝の開門前だったため残念ながら入山できず、次の機会に持ち越しです。
永谷天満宮については、本ブログの2023年4月19日「横浜港南の桜あれこれ」でも記事をアップしています。
https://kinoken33.blogspot.com/2023/04/blog-post_19.html
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(注記)別当寺:専ら神仏習合が行われていた江戸時代以前に、神社を守護、管理するためにそばに建てられた寺のこと。神前読経など神社の祭祀を仏式で行い、その主催者を別当と呼んだことから、別当の居る寺は別当寺と呼ばれた。神宮寺、神護寺、宮寺も同義。
2023年6月18日日曜日
横須賀交響楽団第133回定期演奏会
6/18には、かつての同僚が横須賀交響楽団第133回定期演奏会に出演するとの知らせを受け、よこすか芸術劇場に夫婦で出かけました。
ここは、京浜急行の汐入駅前にある「ベイスクエアよこすか1番館」という横須賀市の施設の4階にある、なかなか豪勢な劇場です。これまで近くをよく通過はしていましたが、劇場に入るのは初めてでした。
この日は、ウェーバーの歌劇「オペロン」序曲から始まり、モーツアルトの交響曲第35番「ハフナー」へと進み、最後はドヴォルザークの交響曲第8番でした。
ここ40年余りこの楽団に属する彼は、夫婦で参加しているそうで、トランペットとフルートでの協演でした。とくに3番目の演奏ではトランペットを含む管楽器がリードする曲で、音色が程よく響いていました。
この時期ですので、奏者も観客もマスクは自主判断とされ、舞台上は3分の1くらいの奏者がマスクしての演奏でした。今ならではの光景かもしれません。
場内の案内によると、9月には「アメリカン・サウンド・イン・ヨコスカ」として、米軍第7艦隊バンドと横須賀交響楽団による第14回フレンドシップコンサートも企画されていました。これは、この施設が米軍基地入口のすぐそばにあり、元EMクラブ(米海軍兵員クラブ。当方もそのような建物があったことの記憶があります)の跡地に30年前に建てられたことにも由来してそうです。
帰路には、横須賀中央駅まで久々に歩き(15分程)、途中のドブイタ通りも随分と綺麗に整備され、半分米国流といった街並みになっていました。その先の中央駅前に通じる三笠商店街ではカワシマ文具店、鈴木水産やお太幸酒場など、まだまだ健在でした。
この日は、5,100歩コースでした。
吊り演技用の設備だそうです。
客席は、どこからでも舞台が近く、場内の
一体感を重視したオペラハウス仕様だとか
2023年6月16日金曜日
実山椒の佃煮
いまが収穫期の実山椒を八百屋の店頭で見かけ、ついつい衝動買いしてきました。
関西ではこの時期によく見かけた記憶がありますが、関東では余り見ない食材です。
早速に、レシピを調べ、佃煮にしてみたのが写真です。
5分程茹でてから水にさらす時間によって辛みが落ちていくようで、今回は1時間で水を替えてそれを2回繰り返してみました。次回は1時間 1回にしようかと思っています。
まずまずの思い出の季節の味でした。
2023年6月13日火曜日
北鎌倉の浄智寺
6/10には、東慶寺の隣にあり、この時期紫陽花も楽しめる浄智寺にも立ち寄りました。
ここは、臨済宗円覚寺派の寺で、鎌倉幕府五代執権の北条時頼の三男・宗政が29歳の若さで弘安四年(1281年)に没し、八代執権の北条時宗が弟の菩提を弔うために、その夫人と子 師時を開基として建てた寺とのこと。
浄智寺が創建された13世紀の終わり頃の鎌倉は、北条氏の勢力が極めて盛大で禅宗が栄えた時期でした。浄智寺は、当時から鎌倉五山の第四位と、格の高い寺といわれます。その後、火災や地震で境内の多くを焼失、倒壊し、今は、総門、鐘楼門、本殿、書院等、当時の一部が残されています。このためか、他の五山の寺に比べて(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺)、今の伽藍はこじんまりしていて、規模が小さいように見えます。
私には、ここは、鎌倉でも苔と石段の似合う寺、宋風の珍しい山門の寺、という印象です。今年の境内の紫陽花は開花がやや遅れているようでした。
一階は山門ですが、花頭窓がある二階には
梵鐘が吊るされています。
2023年6月12日月曜日
梅雨時の東慶寺
6/10に横須賀しょうぶ園を訪ねた帰路、途中の北鎌倉駅で降り、駅前にある東慶寺に久々に立ち寄りました。
1285年に8代執権北条時宗夫人覚山尼が開山した尼寺ですが、以降、女人救済のための駆け込み寺、縁切り寺として、今では、花の寺として知られています。開山以来明治に至るまで本山を持たない独立した尼寺でしたが、今は円覚寺末寺で男僧の寺だそうです。奥の墓苑には、鈴木大拙、西田幾多郎、岩波茂雄、和辻哲郎、小林秀雄他、多くの文化人が祀られています。
小さな寺ですが、落ち着いた広い庭では、アジサイや花菖蒲で賑わっていました。
2023年6月11日日曜日
映画「ハマのドン」のこと
先日、気になっていたドキュメンタリ映画「ハマのドン」を地元のミニシアタで観てきました。
横浜港の山下埠頭にIR施設を誘致するかどうかで、2019年の横浜市長選挙までもつれ込んで争われた論争を、カジノ・博打阻止として立ち上がった市民運動側から映像化した作品です。結果的には、反対派が大差で勝ち、IR誘致を中止しました。
その運動に大きな影響を与えたのが、地元の港湾業者を束ねる藤木幸夫氏(91歳)でした。保守の重鎮でありながら、カジノは次の世代の横浜の看板・顔にはいらない、戦後復興期の港湾労働者を経験し、業界をみてきた経験から「博打だけはダメだ」という賭け事中毒、(パチンコレベルではない)ギャンブル依存症への強い危機感が、誘致阻止に動く動機になり、カジノ反対の根強い市民運動・署名活動(17万筆になりました)と重なっていきました。藤木氏の横浜港湾労働者としてミナトを守るといった誇り、矜持、信念といったものが、氏の生い立ちや人間性とともに、軽妙に描かれていました。
当時、官房長官、総理であった菅さんは、横浜選出の国会議員で、市会議員の頃に藤木氏の支援もあり国会議員になったそうです。その菅人脈との複雑な争い(保守系の小此木氏や林前市長他)から総理退陣に至る経緯も淡々と描かれています。
感じますのは、「横浜の顔」である山下埠頭に、珍妙で巨大な、カジノの入るリゾート施設が似合ったのか、都市としての価値の変化について基本的なアセスメントができていたのか、仮にIR施設ができれば、横浜の価値は上がるどころか、逆に下がったのではないか、といったリスクの予測が行政と市民で共有できていなかった、ということでした。東京オリンピック2020に際して新国立競技場の建設のコンペを通じて最初に選ばれた、トルコの建築家のデザインによる提案が結局実施されなかった顛末に似ています。「観光立国」とうたい、1兆円の投資、倍加する税収、などばかりが交錯していたように思えます。「観光立国」施策も、インバウンド客の増加策くらいに留めておいて、IR施設誘致は行き過ぎた事例だったのではないか、とも思えます。
一方で、大阪は夢の島にIR誘致する方向ですが、あそこは「大阪の顔」ではないので大阪の価値は下がらない、という認識が共有されていればよいのですが。
考えさせられ、なかなか印象に残る映画でした。
横須賀しょうぶ園
6/10には、雨天の合間に横須賀市立しょうぶ園を訪ねました。
ここは、JR横須賀線の終着駅久里浜のひとつ前の衣笠駅からバスで10分程のところにあります。14万本の花菖蒲は、種別ごとに名札を付け畝を分けて植栽され、名前を見ながら、色や形、咲きっぷりなどをゆっくりと楽しめます。
この日は、丁度、只今真っ盛りといった開花状況で、満喫してきました。
花摘みの衣装を着けた、作業中の係の人(市の職員だそうです)に聞くと、早咲きから遅咲きまで4段階に分けて植えられているそうで、咲き終わった花から順次摘み取って、見栄えを整えているとのことでした。これから咲き終わるまでが大忙しとのこと。
大変な作業のお陰で、よく管理されていました。いつもながら感謝です。
この日は、ついつい足が伸びて16,600歩コースでした。
2023年6月6日火曜日
地元アジサイ寺_正覚寺
横浜で「アジサイ寺」といわれる長窪山正覚寺が丁度見ごろと聞き、訪ねました。
ここは、横浜市都筑区の港北ニュータウンにある天台宗の小さな寺院で、地下鉄のセンター南駅から10分程歩いたところにあります。花菖蒲も良い頃で、そろい踏みでした。
この日は、6,800歩コースでした。
「京橋の碑」と紫陽花
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