舞鶴帰省中の5/28には、近くの城崎温泉に日帰りで出かけました。東舞鶴から舞鶴線で綾部まで、そこから山陰本線で城崎温泉(きのさき)まで、列車の連絡がよければ2時間弱で行けます。
城崎温泉は、兵庫県北東端の但馬国 豊岡市にあり、日本海に注ぐ円山川(まるやまがわ)河口の西側に位置する小じんまりした温泉街です。
城崎温泉駅を降りるなり、街中で浴衣姿に下駄履きの温泉客を見かけます。というのも、駅前の「さとの湯」からはじまり、街中に7つ点在する公衆温泉の「外湯」巡りを楽しむ人々がぞろぞろと移動しているからです。
ここでは、駅から温泉街をゆっくり歩いて街の奥の温泉寺麓まで約25分、そこからロープウェーで大師山に登り日本海と城崎の街を望むのが定番コースのようです。この日は、好天の中この定番コースをゆっくりと散策し、途中4軒の外湯を巡ってきました。御所の湯(野趣あふれる露天風呂)、鴻の湯(1400年前にコウノトリがここで足の傷を癒したと伝わる、城崎温泉発祥の庭園露天風呂)、一の湯(洞窟風呂)、柳湯(中国西湖から移植した柳の木の下から湧き出したと伝わる小さな温泉)を巡りました。このほかにも「さとの湯」のような最新のスーパー銭湯風のところもあります。それぞれ趣が異なり楽しめますが、一日の入浴回数としては3~4軒がほぼ限界で、一週間分をまとめて1日に入浴したという感じでした。途中で出会った親子連れも、全部を1日で回るのは無理で、2日かけて回っている、と話していました。街中には随所に足湯もあり、また泉源の湯(3つあるそうです)で温泉卵を作らせたり、いろいろとオプションも準備されています。
街中を流れる細い大谿川(おおたにがわ)沿いには柳が植えられ新緑が見頃でした。奥の木屋町通りでは、この川沿いでゲンジボタルがその時期には見られるそうで、自然活環境がよく管理されているなという感じがしました。街中も、土産物店のほかに古風な店からモダンな店まで、魚屋から骨董品屋まで、幅広く、老若問わず温泉を楽しめる街のようです。それもあってか浴衣姿の外国人も多く見かけました。
帰りは、列車の連絡が悪く、豊岡、福知山、綾部で乗り換えて3時間弱かかりました。
この日は、16,200歩コースでした。
「柳湯」さん。絵になります。
背景は円山川で左上が日本海です。城崎大橋
の工事は、地盤が軟弱であることがわかった
ため、工期が伸びているそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿