6/10には、東慶寺の隣にあり、この時期紫陽花も楽しめる浄智寺にも立ち寄りました。
ここは、臨済宗円覚寺派の寺で、鎌倉幕府五代執権の北条時頼の三男・宗政が29歳の若さで弘安四年(1281年)に没し、八代執権の北条時宗が弟の菩提を弔うために、その夫人と子 師時を開基として建てた寺とのこと。
浄智寺が創建された13世紀の終わり頃の鎌倉は、北条氏の勢力が極めて盛大で禅宗が栄えた時期でした。浄智寺は、当時から鎌倉五山の第四位と、格の高い寺といわれます。その後、火災や地震で境内の多くを焼失、倒壊し、今は、総門、鐘楼門、本殿、書院等、当時の一部が残されています。このためか、他の五山の寺に比べて(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺)、今の伽藍はこじんまりしていて、規模が小さいように見えます。
私には、ここは、鎌倉でも苔と石段の似合う寺、宋風の珍しい山門の寺、という印象です。今年の境内の紫陽花は開花がやや遅れているようでした。
「鐘楼門」といわれる宋式の山門。
一階は山門ですが、花頭窓がある二階には
梵鐘が吊るされています。
一階は山門ですが、花頭窓がある二階には
梵鐘が吊るされています。
紫陽花ともマッチします。
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