2024年5月14日火曜日

「棉蒔(わたまき)」を終了

 5/14には自宅庭に棉蒔きをしました。
昨年獲れた綿の実から取り出した種子を2晩ほど温水につけ、種子の周りについた綿を取ったあと、露地植えと鉢植えにしました。去年は路地植えが当たり豊作でしたが、鉢植えは一昨年に比べて不作でした。今年が3回目の棉蒔きになります。
手持ちの歳時記によると、「棉蒔」は5月の季語で「棉の種子は麦刈りのころまでに巻き終える。種子は水につけ、煤(すす)などを塗り畝を浅く立てて蒔く」とあります。綿摘(わたつみ)、綿取(わたとり)は10月の季語、また「棉の花」は7月、「綿帽子(わたぼうし)」は12月の、それぞれ季語になっています。それも、その意味から「棉」と「綿」をうまく使い分けているのには感心しました。

参加する句会のために、下記を投句したところ、

棉蒔や種子の綿取る軒日向

早速に、先生から、以下の指摘を受けました。上記は修正後のものです。
「種子のワタは綿の字で良いですが、「綿蒔き」は、正しくは「棉蒔」ですので、修正しておきます。植物の名前としては、棉の字を使います。」
韻文形式で季節を詠む言葉の遊びとして、言葉を厳密に使い、細かくこだわり楽しむ俳句の世界の一端を見たところです。


昨年収獲した「綿帽子」です。一つの
綿帽子に4~6個の種子が綿の中に
含まれています。

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