2024年10月9日水曜日

田中一村展@東京都美術館

 10/9には午後に武蔵野で懇談会があり、最寄りの三鷹駅に行く途中、午前中に遠回りをして、雨の中、上野の森にある東京都美術館で開催中の「田中一村展」(いっそん)を駆け足で鑑賞してきました。サブタイトルが「奄美の光 魂の絵画」で、「不屈の情熱の軌跡 生涯をかけて自らの画風を追い求めた田中一村の大回顧展」とのこと。
田中一村は、栃木生れで千葉に転居し幅広い制作活動を続けて、晩年に奄美大島に移住し、代表作の「アダンの海辺」や「枇榔樹の森」(びろうじゅ)を描き上げます。途中、水墨画(南画)、仏画、寺の天井画、花鳥画、人物画、植物画などと領域を広げながら奄美での渾身の作にたどり着くまで、戦前、戦中、戦後に苦難の中でも自分の画風を追い求める様が、丁寧に展示されています。日本画と南洋植物の心地よい組み合わせ、また、よく練られた構図、花木の質感を感じさせる色配りには感心します。
生涯、画界からの評価は気にせず、個展を開くことはなかったそうで、没後奄美の公民館で近隣者により小さく開かれたのがきっかけで、今は奄美に「田中一村美術館」ができたそうです。国内では、NHKの日曜美術館での放送が切っ掛けとなって広く知られるようになり、今回の本格的な個展に繋がったとか。なかなかの見応えでした。
今回、携帯音声ガイド機を使って回ってみましたが、ポイントになる20作品程の紹介が詳しく聞けて全体の流れも見逃しなくつかめ、多言語でもあり、なかなか便利になりました。
来月には、奄美大島に行く予定もあり、現地で作品の原風景、現物をみるのが楽しみです。
この日は、11,800歩コースでした。


入口にて。晩年渾身の代表作「アダンの海辺」。
アダンは奄美特有の砂辺に独立して咲く
熱帯植物とのこと。

「枇榔樹の森」(びろうじゅ)




東京都美術館正面

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