2023年4月30日日曜日

横浜の春のイベント「ガーデンネックレス横浜2023」

 横浜では、このところ、3/25〜6/11と長期に亘る春のイベント「ガーデンネックレス横浜2023」がよく話題になります。4/27には、好天に誘われて、会場の一つである山下公園の花壇展に出かけました。
この企画は、市内の7エリア(主な公園や庭園が含まれています)に跨って、4年後の2027年に横浜上瀬谷地区で開催する国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」に向けて、花と緑の企画力を上げて、市民に盛り上げてもらおう、といった主旨で、このところ春と秋に行われています。「ガーデンネックレス」は、市内の主要なガーデンをネックレスのように繋いで、統一されたコンセプトでまとめた一連のイベント、といった意味のようです。次第に、市民が自慢の自宅庭を開放するオープンガーデンも増えているとか。
その中で花壇展は、前々回の東京オリンピックの前年1963年にはじまっており、都市緑化の推進と造園業者の技術向上を目的として、山下公園に5m四方程のマスに、横浜市造園協会の会員企業が趣向を凝らした花壇を展示するものです。今年でもう60回目になるそうです。今年は「繋がる庭」がテーマで、いずれの花壇にも、ウサギや犬など小動物像が入っていました。

GWの直前でしたが、コロナ明けで人手も多く、係留中の氷川丸など港のイメージとよくマッチした企画になっていました。隣接する「未来のバラ園」も見頃がはじまっていました。
横浜港の大桟橋には4年ぶりにQEⅡなどのクルーズ船が入ってきているようです。多い時には5隻のクルーズ船が同時に接岸するという状況も4/28に起こっているそうです。花見目当ての外国人客でしょうか。いずれにしても、まずは早くコロナ前に戻ってほしいと思います。

この日は、8,800歩コースでした。


30マスほどの花壇が並びます。

2023年4月28日金曜日

青森港の散歩

 東北花見ツアーの二日目4/25は青森駅近くののホテルサンルート青森で宿泊しました。
翌朝朝食前に、小雨の中、青森駅、青森港と駅前商店街を散歩しました。
35年程前に青函連絡船に乗って札幌まで移動したことがあり、その頃の青森駅周辺の、多くの人が動き回り、雑踏のなか屋台の集まる賑やかなイメージとは一変していました。丁度青森駅の駅舎は工事中でしたが、静かな街並みでした。駅と桟橋の間には、夏のねぶた祭りの出し物を保管する大きな建物「ワ・ラッセ」(これは、ねぶた祭りでの踊り手ハネトの掛け声です)がつくられています。駅前から東に延びる長い商店街「新町通り」には古いイメージがわずかに残っています。昨晩はこの一角にある魚料理屋「弐之助」で地酒と肴を試してきました。
駅から通じる連絡船桟橋には、最後の連絡船八甲田丸がメモリアルシップとして係留されています。その周辺では海沿いに「青い海公園」が整備され、そこを歩いて10分程のところに三角の大きなおむすび型の建物で観光物産館「アスパム」ができていました。三角は青森、アスパムのイニシャルAをモチーフにしているそうです。
その先には護衛艦も見かけました。


観光物産館「アスパム」
中央が青函連絡船メモリアルシップ
「八甲田丸」、その右は むつ湾航路
シィラインです。

工事中の青森駅


左奥が青森ベイブリッジ、右奥が旧連絡船
桟橋です。


青森市と函館市がツィン・シティ
(双子都市)となって20周年を
記念する「赤い糸モニュメント」。
同じ像が函館市にもあるそうです。

田沢湖畔の桜

今回のツアーで、角館から弘前に移動する途中で、田沢湖畔に寄りました。ここは高度もやや高いことから、染井吉野がまだ開花中でした。この日は、背景に岩手駒ケ岳がきれいに見えました。日本で最も深い湖とのこと(423m)。クニマスの復活を期待したいところです(もともと田沢湖の固有種でしたが、上流のダム湖からの酸性水の放流により絶滅してしまいました。それが富士五湖の西湖で見つかり里帰りが進められているそうです)。


たつこ像
湖畔の桜です。満開でした。

青森 弘前公園の弘前さくらまつり

 今回のツアー最後の4/26には、弘前公園を訪ねました。ここでも、染井吉野はすでに開花とともに花筏の時期をも終え、枝垂桜が見頃を僅かに越し、八重桜が満開、といった状況でした。当日は生憎雨模様でしたが、その見どころの多さ、規模の大きさ、手入れの良さには驚かされました。開花の時期に合わせて、再度個人でゆっくり来たいところです。その時には今回かなわなかった堀の花筏も見たいものです。その時には、ホテルは、市街にホテルの多い青森で確保して、弘前へ日帰りで往復できそうです。
青森県民にとっては、桜と梅は同じ時期に短く咲き、時期が過ぎるとリンゴの花の咲くのを楽しみにするそうです。リンゴの花は、咲き始めはピンク色が濃く、咲き進むにつれて真っ白に変化していくそうです。
弘前公園の中心にある弘前城は、江戸幕府発足の直後慶長8年(1608年)に津軽を統一した津軽為信が計画し、二代目信枚(のぶひら)が慶長16年(1610年)に完成させました。以降、弘前城は明治になって廃藩に至るまで260年間藩政の中心でした。
明治末期ごろから、市民による桜の寄贈が始まり、現在では2,600本の桜が、文字通り、園内を埋め尽くしています。樹木の管理もよくされています。
弘前城天守は、3層と小ぶりながら、江戸時代に再建された天守として東北地方で現存する唯一のものだそうです。現在は、100年振りの石垣工事のために、天守の建屋を70m内側に移動させて公開していました。弘前藩では、1627年に落雷で天守を焼失しましたが、文化8年(1811年)に九代藩主寧親(やすちか)が、隅櫓(すみくるわ)の改築を理由に天守を再建しました(蝦夷地警備の功績により幕府が容認したそうです)。この再建理由により、その天守は櫓として石垣の上に造られたため、経年とともに重量によって石垣に崩れが見られたことから、現在天守を本丸の内側に移動させて石垣の補修をしているとのこと。

公園に隣接して「津軽藩ねぷた村」があり、津軽三味線の演奏や夏の「弘前ねぷた祭り」での出し物も直に見ることができました。また、園内の舞台でも、津軽三味線や津軽民謡がふんだんに聴けるのも、遠客には嬉しい企画でした。
この日は、20,500歩コースでした。昨日に続き、よく歩きました。

弘前城天守


天守3階からみる弘前枝垂れ

八重桜が満開でした。

石垣補修工事のために70m内側に移動した天守

内堀です。






下乗橋。本丸への入口です。

青森は「ねぶた」ですが、弘前は
「ねぷた」です。近くの五所川原にも
「立ちねぶた」があります。
津軽藩ねぷた村にて。



ねぷたの飾りは扇形です。「扇ねぷた」と
言われます。

桜に続いてリンゴの花も開花です。

2023年4月27日木曜日

秋田 角館の桜

 4/25には角館(かくのだて、秋田県仙北市角館町)を訪ねました。
角館は、江戸時代初期元和2年(1620年)に、当時の城主芦名氏が築城した城下町で、桧木内川(ひのきないがわ)沿いに山地に囲まれた要害の地に整然と街並みの縄割りがされました。以来400年経ちますが、その町割りの一部がそのまま残り、武家屋敷区域として保存されています。一部には、いまも子孫が住んでおられ、居住部以外を一般に公開されているところもあります。
桜はここも盛りは過ぎたところでしたが(3日前には札幌の桜が満開だったとか)、枝垂れ桜はまだ見応えがありました。地元の人の話では、殿様が京都から奥方を迎えるときに、京都から持ってこられたものが始まりだそうです。
川沿いに2Km続く染井吉野は、上皇様の生誕(昭和9年)を記念して植樹がはじまり以降続けられたとか。樹齢は上皇様と同い年です。
川のそばでは、毎年4/20~5/5に桜まつりの屋台を出すそうで、今年は例外的に4/15に繰り上げたそうです。今年は丁度その日頃が染井吉野の満開で、満開までのお客とGWの人出のお客を失ったと嘆いておられました。
この日は、20,000歩コースでした。



枝垂れ桜が見頃でした。

角館樺細工伝承館。樺細工(かばざいく)は
ここの名産で、山桜の樹皮を細工して
茶筒や硯箱などを作る品物です。

武家屋敷の黒板塀

岩手 北上展勝地

4/24~26には 東北の桜ツアーに参加してきました。ただ、今年はここでも10日程開花、満開時期が早かったようで、最初4/24に訪ねた北上展勝地(岩手県北上市)でも染井吉野は葉桜で八重桜が満開でした。
ここは、45年ほど前の夏に近くの横川目(最寄駅のJR東北本線北上駅から秋田に向かう横手線で4つ目の横川目駅から3Kmほどのところです)に住む義父に連れられてここ「展勝地」を見物したことがありました。和賀川が北上川に合流するダイナミックな景色が見られるところです。ここ20年ほど前から、関東でも桜の名所としてよく耳にするようになり、この時期に訪ねてみたいと思っていました。
訪問して由緒を知りあらためて納得するとともに、川の流れと桜並木のよい組み合わせと4Kmに亘る規模の大きさを感じました。
案内によると、ここは、100年前に以下のように後の黒沢尻町長(いまの北上市)の発案だったそうです。

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展勝地の由来
「展勝地」は、大正9(1920)年、後の黒沢尻町長、沢藤幸治氏が設立した和賀展勝会によって計画されたことに始まり、翌10年に桜の植栽を行ない開園しました。 北上川の洪水の被害等に見舞われましたが90年近くの間、地域住民に支えられ現在のような桜の名所となっています。
展勝地は、日本の山桜には白と紅の二種類があり、その分布の接点が北上市であることから、「ここにあらゆる桜を集めた「桜の園」を造らん」と夢見た沢藤氏が町民に提案したのが発端でした。
北上川沿いの表千本には里桜の染井吉野、裏千本には紅山桜、奥千本には白山桜を植栽するという、当時としても壮大な計画でした。
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すぐそばの山手には、「みちのく民俗村」があり、近辺の古い民家が移設され里山風景が見られます。
この日は、13,300歩コースでした。


みちのく民俗村の桜

ラッセル車

北上川沿いの桜大路。すっかり新緑でした。
展勝地の生みの親 沢藤幸治翁の顕彰碑


2023年4月22日土曜日

大船 砂押川プロムナードの桜

 JR東海道線大船駅からスケッチ教室に向かう途中で、砂押川両岸(すなおしがわ)に咲く桜が毎年楽しめます。ちょっと大袈裟な感じもしますが「砂押川プロムナード」というそうです。
砂押川は、鎌倉湖、称名寺裏山などを水源として大船、鎌倉の市街地、住宅地を流れ柏尾川に合流する河川で、水位は低いですが、鯉やシラサギをよく見る、大船や鎌倉の街で通行客に親しまれている川です。
写真は、しばらく前になりますが、4/1の様子でした。


2023年4月21日金曜日

横須賀しょうぶ園のふじまつり前日

写真仲間から藤が見頃と聞き、横須賀市の中央、JR横須賀線衣笠駅からバスで15分程のところにある「横須賀しょうぶ園」を4/21に訪ねました。 その翌日から、4/22~5/5にここで「ふじまつり」が開催されることになっています。今年は、藤の開花も例年より早かったそうで、紫の藤は丁度満開でした。
ここは、6月には「しょうぶまつり」の会場にもなり、横須賀市唯一の植物園とのこと。この日も、園内で隣接する菖蒲宛では肥料をまいたりして、開花直前の丹念な手入れ中でした。
この日は、9,700歩コースでした。





白藤はこれから開花が始まります。

さわやかな春風になびいていました。

「京橋の碑」と紫陽花

 6/2午後には、7月の写真展への出展作のプリント色合わせのために、Fフォトギャラリー銀座を再度訪ねました。 その帰路には、銀座の隣町の京橋に出て、JR東京駅まで歩きました。途中、銀座中央通りと首都高速の交差点で、街中で咲き始めたばかりの紫陽花を見かけました。 ここは、江戸期には...