2024年6月9日日曜日

6年ぶりの日枝神社山王祭の神幸祭

 6/7には、赤坂にある日枝神社(ひえ)の山王祭(さんのうまつり)の初日に行われる神幸祭(しんこうさい)を初めて観てきました。山王祭はこの日から10日間続き(6/7〜6/17)、期間的にも規模的にも都内でも大きなイベントです。江戸3大祭り(山王祭、神田祭、三社祭)の中でも筆頭だそうです。開催は、通常は近くにある神田明神の神田祭 と交互に隔年で行われますが、コロナで2回中止となり、今回は久々の6年ぶりだそうです。
私も、これまで、新聞で事後に知ることはありましたが、今年は復活したところをぜひ観てみたいと出かけてみました。初日の神幸祭では、江戸時代の面影をの残す山車(だし)の行列があたかも現代の街並みに突然現れたようにいまの東京の町を延々と練り歩きます。千代田区、新宿区、中央区、港区の4区をまたいで王朝風の装束の300名の一行が巡幸しますが、その全てが外堀通りの内側、つまり江戸城内であることが特徴とか(幕府公認の祭ということで天下祭といわれる所以だそうです)。全行程23キロの中には皇居を始めとした江戸・東京の名所(国立劇場、皇居坂下門、丸ビル角、八丁堀、日本橋日枝神社、京橋三丁目、銀座四丁目、コリドー通り、新橋、内幸町、日比谷、永田町)を巡ります。行程順路をみると7:45の赤坂日枝神社出発から17:00到着まで9時間かかります。JR山手線一周が確か一周48Kmですから、そのちょっと内側を半分くらいの行程で回ることになります。
この日、私は、行程コースの中で横浜から近い新橋、銀座7〜8丁目辺りの中央通り沿いで観ることにして15:30〜16:30くらいに訪ねました。「デジタル神幸図」というアプリも公開され、場所や時間の詳細が簡単にわかるので外国人も多く集まっていました。
なかなか堂々たる行列で、今年から象の山車も加わったそうですが、鳳凰や孔雀、猿、象など動物をモチーフにした山車が4つほどのグループ(第一〜第四梯段)に分かれて行進します。行列参加者は若手が多く、企業からも動員されているようで、伝統維持のための一種の社会貢献でもあるのでしょうか。そこで一句、

コロナ明け 山王祭 山車を撮る

この日は、11,000歩コースでした。


鳳凰です。

猿の人形の山車です。

馬も登場します。





中央の傘の下は髭を生やした天狗の翁です。
今年から登場した象の山車。
他とは趣きがちょっと違います。

新橋駅前の横丁(御門通り)では各梯段に
分かれて人も馬も休憩です。
地元町内会が飲物や菓子を供出して
いました。この時期23Kmの行進は大変で、
お疲れ様です。

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