2025年8月6日水曜日

横浜港での花火台船の火災事故

 8/4夜半には、横浜みなとみらい花火大会 「スマートフェスティバル2025」の花火打上げ会場沖合で台船8隻中2隻が火災を起こす事故があったと報じられました。
当日1930から30分の間に二万発の花火を打ち上げる予定だったそうですが(横浜地区でも規模が大きく中心的な大会です)、開始10分後から異常が現れ1950頃には火災が発生し大会を中止するとアナウンスされたとか。この日は風も波もないため、「低空開発」という、何らかの原因で点火された花火玉が上空に上がらず下に燃え広がる花火事故が起こったのではないかと解説されていました。素人目には、最近はコンピュータ制御で発火をコントロールするとは言いながらも(今回でも途中で制御が効かなくなったとのこと)、30分に二万発はちょっと詰め込み過ぎではないかという気もしますが、台船一隻当たり2500発を打上げることが専門家筋ではOKだったのでしょう。
たまたま、この日私は別件で2000頃帰宅して高台にある最寄りのバス停を降りたところで、花火の音とともに花火の煙と臭いそしてエンジンの排気ガスのような臭気が強くしていたので、いつもとは違うなと感じたところでした。ここは会場から南西の方向でかすかに花火が見える場所にあるため、風に乗って煙や臭いが届いたのかもしれません。
不幸中の幸いでしょうか、乗船していた5人の花火師や観客には怪我はなかったそうです。ただ、この大会は例年観客が集まり過ぎてそれを抑制する意味でも最近では有料予約席を多く設けてきています。今頃は、多分大規模なチケット払い戻し処理と主催者と保険会社との事故火災の保険金交渉が始まっているように思います。多分横浜市もかなりの特別損失を計上することになりそうです。
地元住民としては、恒例のビッグイベントが中止となり残念な事故ですが、これからの大規模イベントでの防火、安全対策の参考事例にしてもらいたいと思います。

         
         8/4 2000の会場沖合の様子。2300頃まで爆発が続いた
       そうです。日経電子版より引用。

         
      翌朝8/5 0600 の消火模様。手前が台船です。しっかりと
      海上保安庁双胴式放水艦「ひりゅう」が活躍中です(注)。
      消火までに約15時間を要したそうです。日経電子版より引用。

(注)双胴式放水艦「ひりゅう」について
「ひりゅう」については、今年6月の開港記念日でたまたま見かけていました。このような事故に対応するための船だとよくわかります。下記のような記事を当ブログにアップしていました。

横浜開港記念日と横浜開港祭2025

2025年8月4日月曜日

鶴岡八幡宮源平池での終盤の蓮花

 7/27には、光明寺での早朝観蓮会からの帰りに鶴岡八幡宮に足を伸ばし、境内の源平池で地上での終盤を迎える蓮花の様子を観てきました。というか、これからは地下で蓮根が成長する大事な最盛期に移ります。
蓮池によって、開花時期には随分と違いがあるようです。ここは早咲きで開花の時期はほぼ過ぎて、緑の花托が大きく育ち徐々に黒に変色するのを多く見かける時期でした。
今年は、幸い足腰の調子も良かっため、早咲の千葉公園、大船フラワーセンタから遅咲の光明寺まで、途中、上野不忍池、横浜三渓園や鎌倉八幡宮などをも巡り、関東一円で蓮を楽しめました。

  

成長中の緑の花托です。


二の鳥居から段葛(だんかずら)。コロナ禍の頃、
狛犬が揃って大きなマスクをしていたのが
思い出され、すっきりし様変わりです。

2025年8月2日土曜日

鎌倉 光明寺の早朝観蓮会 ー今と10年前の象鼻杯とー

 7/27には、光明寺の早朝観蓮会(7/26~27)を10年振りに訪ねました。「鎌倉のハス寺」と言われる光明寺は鎌倉駅から東南方向の逗子に行く途中の材木座海岸にあります。バスで海沿いに15分程です。鎌倉では他にハスが観られるのは八幡宮の源平池くらいです。
この日は、早朝観蓮会の最終日で6時開庭です。ここは、大聖閣と蓮池「記主庭園」の取り合わせが見処です。大聖閣の2階の扉を開いて中の阿弥陀如来三像を拝むことができます(像が黄色く見えます)。光明寺は浄土宗大本山で大聖閣は、50年前の法然上人生誕800年に建てられたとのこと(そういうと昨年が生誕850年でした)。正式には天照山蓮華院光明寺で、元々蓮に由縁がありそうです。「記主」は、ここを開山した良忠上人(法然上人から3代目の宗祖「第三祖」)がその学徳の功績により当時の伏見天皇から没後に「記主禅師」の称号を贈られたことによるとか。

そこで、一句、

観蓮会トンボになりて巡りたし/蓮池やトンボになりて巡りたし

この日は、9,500歩コースでした。

因みに昨年2024年5月には、東京国立博物館平成館で生誕850年の法然展を訪ね、下記のような記事を当ブログにアップしていました。

「法然と極楽浄土」展


大聖閣。二階の扉奥の阿弥陀三尊を
蓮池越しに拝めます。極楽浄土のイメージ
でしょうか。

大殿と鐘楼。本堂の大殿は令和の大規模修理中
でした。修理後が楽しみです。

開山堂から記主庭園(池)。背景が大聖閣。

シオカラトンボも沢山が遊歩中でした。
ここが生息に合っているのかもしれません。

山門正面。鎌倉では最大級の山門とのこと。



材木座海岸。サーファーで賑わっています。
光明寺の総門を出て3分程歩くと
この海です。

本殿からの山門。その先には総門も見えます。
そのすぐ先は材木座海岸です。



蓮の蝋燭も供えられていました。

記主庭園全景

材木座海岸。正面は稲村ケ崎、その奥には
かすかに富士山が見えます。

たまたま、写真を整理していた時に、丁度10年前20150725にもこの時期の観蓮会に参加しており写真が見つかりました。その時には、本殿も健在で、蓮の幹の空洞を通して酒がふるまわれる象鼻杯(ぞうびはい)も行われていました。今から思うと盛りだくさんでフルセットの観蓮会でした。
そこで、一句、

木漏れ日や象鼻杯飲む阿弥陀堂


本堂「大殿」。10年前の補修前でした。
大分力が入っているように感じます。

本殿祭壇。浄土宗流に豪勢です。この奥には
ユニークな「三尊五祖の庭」があります。
象鼻杯。ハスの葉から神酒がふるまわれます。
象のようにハスの幹の空洞を通してお神酒を
ふるまうことに由来します。なかなか風流です。
10年前のことです。

清酒「光明寺」でした。
同じく10年前です。

光明寺総門。奥に山門が見えます。

2025年8月1日金曜日

三渓園での早朝観蓮会

 7/21には、近くの三渓園で恒例の早朝観蓮会が開催中(7/19~8/11の金土日に蓮の開花に合わせて7時開園です)と聞き、早々に出かけ、7時半には現地に到着しました。
この時間には、開花1~4日目の蓮花が、朝夕に花弁の開閉を繰り返し4日目に花托を残してすべての花弁が散るまで、一日いちにち違う姿を見せてくれます。今年は暑さのために開花が早めだそうです。この時期のこの時間帯の光の強さと角度は日中とは大きく違うことを撮影後に感じました。レタッチの出番です。
この日は、7,000歩コースでした。





横浜港での花火台船の火災事故

 8/4夜半には、横浜みなとみらい花火大会 「スマートフェスティバル2025」の花火打上げ会場沖合で台船8隻中2隻が火災を起こす事故があったと報じられました。 当日1930から30分の間に二万発の花火を打ち上げる予定だったそうですが(横浜地区でも規模が大きく中心的な大会です)、開...