11/3に地元の横浜DeNAベイスターズが日本シリーズでソフトバンクに勝って優勝したことで、横浜では様々な動きがありました。私には、地元のプロ野球チームが優勝するのを間近に見るのは初めてでしたので何が起こるか楽しみでした。
直後には、勝ち方について、以下が聞かれました。
・レギュラーシーズンでセ・リーグ3位(首位巨人と8ゲーム差)からの日本一で、阪神、巨人、ソフトバンクを押しのけての「下剋上」。リーグ3位から日本一になったのは、2010年のロッテ以来2度目。「成り上がり日本一」とも。
・1998年以来26年振り3度目の日本一(1960,1998,2024)。7年前もリーグ3位から上りつめた日本シリーズでソフトバンクに敗退しています。
・前回優勝時現役投手だった三浦監督(50)が横浜一筋にアドバイザー、コーチ、監督と歩んできて、長期低迷期もチームを離れず「ベイスターズ愛」が指揮官として結実した。この間、親会社が、まるは、TBS、DeNAと変わっても投げ続けた。
・レギュラーシーズンの勝率5割7厘、貯金2は、日本一に輝いた歴代チームの中では最も低い。日本の「判官びいき」の風潮もあり、ポストシーズンの応援ムードを加速した。
・日本シリーズもソフトバンクに2敗したあと4連勝で、チームが「勝ち切る覚悟」(牧の発案とか)で一体感が高まり、「中身の濃いい時間を過ごしてみんなが成長して生まれた勝者のメンタリティができた」(監督談)ことが大きかった。
・主砲の若手 牧にオースティン、宮崎、佐野の首位打者トリオが主軸を成す打線は円熟期にあり、投手陣も駒が揃い、投打、ベテラン・若手のバランスが取れていた。
などの、勝利につながった背景の分析が耳に入りました。
次第に、地元の還元セールなどによる経済効果がいわれ始めます。約100億円とか。
・横浜高島屋、そごう横浜店、ノジマ、京急百貨店などの「日本一おめでとうセール」による消費喚起。ノジマでは、当初2憶6千万円だった還元セールの企画が、社長の一声で「26年振り」に因んで26億円にはねあがった景気の良いエピソードが評判になりました。京急百貨店のレストランクーポン券の配信も話題でした。
・横浜銀行、横浜信用金庫の「金利上乗せ預金」の募集
・京急百貨店の企画する、監督、主要選手を招いた「トークショー」(12/15、上大岡)など
・球団主催の優勝パレード11/30
それからは、11/11に日本記者クラブで三浦監督と南場智子オーナーとの記者会見の模様が報道されました。ここで言われたことで、以下が印象的でした。
三浦監督が「CS(クライマックスシリーズ)からはコーチ、アナリスト、スタッフの事前ミーティングをよりしっかりとやれたのが大きかった。攻撃、守りで「こうなったらこういうプラン」と何案も提案してもらった(プランBなのでしょうか)。それを持って臨めたのが大きかった」と言われていました。指揮官として複数の選択肢の中から現場で冷静に起用やさい配を決めていったとは。
自身の現役時代からこの球団に根付く、選手が伸び伸びとプレーでき雰囲気を尊重し、ミスが出ても切り替えの重要性を一貫して説き、一喝した後もフォローして起用を続けている。来年の目標は、リーグ優勝をしての日本一連覇、とのこと。
また、南場オーナーは「私は何もしていないですが、今まで生きていて一番幸せなくらい。26年お待たせしたファン、支援をくださった全ての方に喜びを届けられたことが最高の喜び」と言われていました。2011年に球団を取得してから13年間待ちに待った日本一ではなかったでしょうか。そのような顔をされていました。本業のDeNAのiITプラットフォームユーザも増え、ブランド力(「Delight(喜び)」と「良質な非常識」とのこと)も上がるように思います。
これを機に、来年から地元のベイスターズファンや他のスポーツファンが増えればよいのですが。勝つと女性ファンが増えるそうです。
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