7/21には、属する俳句団体の「インターネット句会」にはじめて参加しました。といっても、パソコンから、指定された投句締切時刻(今回は7/21 12:00でした)までに、指定されたWebサイトの作句画面から、今回は3句を投句するだけです。
あとはオンライン句会システム「夏雲システム」(なつぐも)が、対面の句会では主宰者か事務局の方がしている作業を、バック(サーバ上)で、次のように自動でしてくれます。
①参加者は投句画面から、登記締切時刻までに3句投句します。今回参加者は20名でした。
➁登記締切時刻が過ぎると、投句画面から選句画面に代わり、投句された句が匿名で表示されます。
③参加者は、選句画面から選句締切時刻(今回は選句締切は7/27 20:00です )までに投句一覧から5句選句します。そのうち一句を特選とします。他は並選になります。それぞれに講評をつけることができます。選になくとも評は付けられます。
④選句締切時刻が過ぎると、点盛りがされて(選句ごとに特選2点、並選1点で集計されます)、結果表示画面にかわります。
⑤参加者は、結果表示画面から投句への選句結果を知ることができます。
なかなかよくできたシステムだと思いました。句会のとりまとめる方の負担が大幅に減り、その方にも他の参加者と同じ立場で匿名の投句から選句できることが大きいと思います。
2025年6月の集計で、2000超の句会が利用し、250万句の投句が、500万句の評句が集まっているそうです。コロナ禍で対面の句会が難しくなり急速に普及したそうです。
このシステムは、個人開発者(本職は会社員のようです)のボランティアで運営されており、無料です。ただ、これだけのボリュームを管理されるのであれば、今後の持続性も考慮し、運営を組織化し、有料化する必要があるようにも感じます。
一方で、対面での披講(ひこう:講評を参加者の前で披露することをさします)やその後の作者とのやりとりがない分、ちょっと寂しい感じはしますが、先の便利な点とのバランスでしょうか。
それにしても、このシステムの効用は投句者の場所、時間、都合によらず投句できることからコロナ後も利用増が続いてきているようです。
俳句の世界も変わってきています。
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