舞鶴の実家の取壊しまでに、2階にあった祖父、父の三畳程の書斎の中から引き取った書物が幾つかあります。そのひとつが、改造社の「俳諧歳時記」です。春、夏、秋、冬、新年の部の5冊編成ですが、なぜか夏の部が残っていませんでした。A5版500~700ページで、初版は昭和8年に高浜虚子、松瀬青青らによって編集・出版され、入手したのは昭和29~30年発行の改定増補版でした。季題は5冊合わせて4000語です。序文や凡例をみると、新しい季題(季語)は、「北海道、樺太、朝鮮、満州、台湾に亘って広く蒐集し…」とあり、創刊当時の時世を反映しています。また、例句が多いのも特徴の様で、各巻に8千~1万余件が収録されています。季題解説も丁寧に感じます。
この他にも、これまでに、一冊にまとまった水原秋櫻子編の「現代俳句歳時記」(B6版620頁、昭和53年改訂、大泉書店)やハンディ型の稲畑汀子編の「ホトトギス 季寄せ」(A6版、480頁、昭和62年、三省堂)を舞鶴から引き取り済みで、印刷された歳時記としてはこれで蔵書型からハンディ型まで、一通り揃ったことになり、大事に使いたいと思っています。歳時記は、最近始めた作句には必須ですが、季節に関する読み物としても飽きない常備品です。
さらに、このところ、電子辞書にも、角川俳句大歳時記、ホトトギス季題便覧、などが競って収録されるようになり、また、インターネットでも各種の季題サイトが参照できるようになってきており、便利なことに隔世の感があります。
あとは、どう自分の作句に活かせるかですが・・・。2週毎の投句に結構苦戦しています。
2024年3月29日金曜日
古い「俳諧歳時記」
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