昨日3/17に、滞在するホテルのフロントに置かれている舞鶴市民新聞で、いさざ漁(魦)が西舞鶴の伊佐津川(いさず。ちょっと紛らわしいですが)で始まったとの記事を見かけました。
「舞鶴に春告げる「いさざ漁」始まる」(舞鶴市民新聞 2024年3月17日)
舞鶴に春告げる「いさざ漁」始まる - 産経ニュース (sankei.com)
地元民謡の舞鶴音頭でもセリフに「〜伊佐津 川風 袂が揺れる 恋はいさざの味かいな…」と謳われています。子供の頃には、西舞鶴に限らず東舞鶴の与保呂川などでもこの時期いさざ漁が行われていたのを覚えています。
先日、地元の魚料理店で会食をした際にも、いさざの卵とじを注文して地元の春の味を楽しんだところでしたが、いさざ漁が本格化しているようです。最近では、たまに、酸素の入ったビニール袋でに入れて、魚屋やスーパーで売られていることを見かけるくらいで、地元でも希少品になっています。
20年程前に、たまたま、久々に「踊り食い」を経験したことがありました。これは、下記の引用写真のような小さな器で泳ぐいさざを二杯酢などにつけて、そのまま飲み込みます。いさざは斑点のある茶色がかった透明な魚で5〜8㎝ほどのサイズです。流通しているシロウオと近いそうです。この時期産卵のため海から遡上するところを、鮎の簗(やな)のような仕掛けで捕獲します。
そこで一句。「いさざ」は春の季語になっています。
いさざ旬 揺れる喉元 踊り食い
最近は収穫が減っているとも聞きます。程々の収穫で長続きさせたい伝統の漁のひとつです。
いさざの踊り食い( https://shizenjin.net/hokuriku_food/fishes/file04.html から引用)
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