2024年2月28日水曜日

舞鶴で最近お気に入りの新旧2店

このところ、来月3月央頃に予定しています、舞鶴の実家の取壊しに絡んで、帰省する機会が増えています。その際に、それぞれの経緯から、お気に入りの、新旧二つの店が見つかり、よく通うようになりました。
1つは喫茶店のCOFFEE「木馬」です。実家からは南に2Km程離れていますが、故郷での友人が日常的に使っているところだそうで、相当に年季のはいった店構えで古風な店です。
数年前から、それまで長くたまり場だった、旧友の経営する喫茶「ボン」が止む無く閉店となり、ここを紹介されました。「木馬」のマスタは地元の方で私より1つ上くらいの先輩で隣の高校出身の同世代です。10人程の収容人数で気楽に話せコーヒー一杯で十分長居できる店です。今回の帰省でもしっかりと利用させてもらいました。
いまひとつは、実家から50mほどのところに新しくできたミニスーパーないしはスーパーコンビニ店(私は後者の印象です)の「旬工房食品館 五条店」です。古い家数軒を取壊して、昨年10月にオープンした店です。別のところに本店を持つチェーン店とのこと。商品の取り揃えが一般のスーパーともコンビニとも一味違うと評判です。日用品はスーパーに比べてやや高いそうですが、私のような、帰省時の短期滞在者にとっては、魚の種類や加工品も多く、総菜も揃っていて、ついつい通いになってしまいました。営業時間も8:30~20:00と適当な時間帯です。もう数年早くできていればもっと恩恵にあずかったところでした。実家の近くでも、このところ計画されていると聞く、東舞鶴駅周辺のコンパクトシティ化に沿って、このような新規の開発が動いてくれれば頼もしい、と思っています。


旬工房食品館 五条店
舞鶴三条にあった、同級生が経営していた
かつてのたまり場 喫茶「COFFEE-BON」

BONの看板は、今も三条
商店街のアーケードの上に
残っています。

2024年2月26日月曜日

荒れ模様の舞鶴東港

 2/22に舞鶴に帰省してから全日風雨模様の天気が続いていましたが、2/27午前には青空がのぞきました。このところ帰省時のルーチンになっていますが、早速に、舞鶴東港を自転車でさっと巡ってきました。海は、このところの天候不順によるのでしょうか、この港にしては荒れ模様でした。新日本海フェリーの小樽ー舞鶴便のフェリ―船「すずらん」号が、この時間にしては珍しく停泊していました(通常は、深夜に到着し2時間程で積み降ろし・積み込みをして、折り返し出港するため平常運航中には日中に船体を見ることは余りありません)。沖のクレインブリッジの前方には、第八管区海上保安本部の巡視船と貨物船2隻が停泊中でしたが、これも珍しく(この海区に船が停泊することは稀でした)、商業船にしろ巡視船、自衛艦にしろ、着岸に溢れるくらい港の出入りが多くなっていればよいが、と思いました。
この日も、午後には雨が降り出し、一時はあられになっていました。
この日は、自転車での移動でしたので、少な目で、5,500歩コースでした。


右奥はクレインブリッジです。左が
小樽ー舞鶴便フェリーポートです。


舞鶴東港全景1
舞鶴東港全景2

2024年2月24日土曜日

取壊し工事の安全祈願

 来月央頃に、舞鶴にある築83年の実家建屋を取壊す工事を予定しています。それに先立ち、2/24には、建屋へのこれまでの御礼と工事の安全を祈願する神事を、近くの白糸濱神社の宮司さんにおいでいただいて、行いました。建屋内の神棚2か所と長くお世話になった井戸の前での祈祷です。
これまで3年程かけて親族で取壊しの準備をしてきましたので、祈祷に際して、いよいよ工事が始まったなという気持ちでした。
祈祷終了後には、これまで4代分のお札を含めて、神棚を整理して神社に持参し、長くお守りいただいた建屋の中の神様にはお引き取りいただいたことになります。
話を聞くと、宮司さんは、私と同じ地元高校の2年先輩とわかり、近所の友人の消息など懐かしい話もできました。


祈祷前の神棚。扉の内には4代分のお札が
沢山保管されていました。

長年お世話になった井戸の神様にも御礼と
工事の安全祈願を祈祷していただきました。
井戸の汲み上げポンプの設置場所です。

丹後の無毒のフグ ー シロサバフグ(通称:三久(さんきゅう) )


 丹後の海では、この時期、手のひら大の無毒のフグ 三久をよく食べます。2/22から舞鶴に帰省していますが、昨日、地元のスーパーでその唐揚げを見かけたので、季節の食材として早速に試食してみました。小味ながらもしっかりとフグの味で、三久の味を久々に思い出しました。値段まで39Xになっているのには思わず笑えてきました。
三久は、毒をもつドクサバフグとの区別が難しいために、地元でも、原則として、素人では料理できず、フグさばきの資格保有者による調理が必要とされています。このためか、魚屋の店頭では、生の姿を見ることはほとんどありません。舞鶴ではフグといえば三久のことで、庶民的な魚でした。このため、舞鶴を離れ、大阪などでのトラフグの高級料理振りには驚き、なかなか馴染めなかった記憶があります。
シロサバフグ(三久)の名前の由来は、サバのように群れを作るため、もしくはサバに体表の色合いが似ている、からだそうですが、「赤サバ」と同様に、やや紛らわしい名前です。
この時期は、ここでは、新ワカメの佃煮も美味しい時期でもあり、しっかりといただきました。


舞鶴での時期の味「三久の唐揚げ」です。
値段までそうする程ではないと思いますが…。

(以下、引用です)


シロサバフグ。確かに、サバに
体表は似ています。

(参考1)市場魚貝類図鑑 シロサバフグより 
https://www.zukan bouz.com/syu/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%B5
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体長30cm前後になる。やや細長い紡錘形。尾鰭は湾入形、もしくは弱く丸みを持つ。尾ビレがやや黄色っぽく下半分の色合いが灰色で上葉下葉の先端は明確に白くない。頭部背側にある小さな棘はの背鰭起部近くには達しない。味は淡白で身離れも良く食べやすいことに加え、値段も安いため鍋物、天ぷら、唐揚げ、煮付け、などのの具材には最適。

(参考2)   赤サバについて、以前の本ブログでの投稿記事です。
https://kinoken33.blogspot.com/2023/12/blog-post_9.html

2024年2月20日火曜日

ドローン操縦資格試験の講習会

 2/19には、茨城県守谷市の常総運動公園の会議室と体育館で催されたドローン操縦の国家資格試験の学科講習と実技講習に参加してきました。この企画を主催する一般社団法人日本ドローンコンソーシアム(JDC)の運営に長年携わってきている関係で、JDCによるこのような新しい企画の催行を応援しながら、学科講習、実技講習を傍聴し、懇親会にも参加してきました。JDCは、産業用ドローンの普及促進団体で200社程の法人、大学で構成されています。今回首都圏で行われ、これを契機にこれと同じ形式で順次全国に展開する予定とのこと。
学科講習では前半に国交省の無人航空機安全課から制度施行の状況報告と取得促進策の説明がありました。また、実技講習では、実際の国家試験会場と同じ飛行コースがコーンやテープで設定され、スクエア飛行を講習参加者5人に実践してもらうことも含まれ、事前の天候、足元などの正常確認、指示の応答確認、声の大きさ、など講師から指摘されていました。操縦者は、操縦する腕、指先も疲れますが、始終大声を出しています。後で、操縦体験された方によると、人前で、また試験官の前で、大変に緊張したそうです。
50人ほどの参加者で、細部に亘る注意、指示、熱のこもったQ&Aなど、ピリピリした雰囲気で行われました。
このような講習の背景には、1昨年2023年12月の航空法改正で規定されたドローンの機体認証・操縦ライセンス制度に基づいた国家試験のライセンス取得が予想通りに進んでいない現状があります。これまでの民間資格制度からの移行期間の終了が2025年12月と迫る中で、ライセンス取得者を増やす施策のひとつで関係組織がこのような模擬試験講習を始めています。
懇親会会場の「テレネの木」は、地元農家からの野菜と常陸牛などを活かした家庭的なカフェで、地元の味を愉しめました。
会場と守谷駅の間には工業団地がつづき、大きなアサヒビールの工場ではスーパードライを生産しているそうです。秋葉原からつくばエクスプレス快速で30分と便利なところです。
こういう機会を利用して、ドローン操縦資格が自動車の運転免許証のように広く普及して、これまで鳥と虫しか利用できなかった低高度の空空間を人間が自由に活用できるようになることを願うばかりです。
この日は、6,400歩コースでした。


細部の指示が飛んでいます。
実技会場の全景です。

苔石段の寺 鎌倉妙法寺での梅見 ー杉田妙法寺との「妙法寺」つながりで

先日 2/10には、鎌倉の大町地区にある妙法寺を梅見に訪ねました。安国論寺のすぐ隣にある、日蓮宗の寺です。
ここは、1253年に日蓮聖人が布教の拠点としてここ松葉ヶ谷(まつばがやつ)に小庵を結んだ場所で、いまも「松葉ヶ谷小庵霊跡」として妙法寺の裏山に塔頭が残されています。
ここは裏山への参道に階段が多い寺ですが、その「苔の階段」が評判の寺です。この時期の梅をはじめ桜、紫陽花も見所の寺です。
境内の梅は五分咲きで、これからが楽しみです。
因みに、「妙法寺」のように寺の名前は重複が多い訳ですが(鎌倉、横浜でも他にも幾つか「妙法寺」と同名の寺があります)、山名を含めるとユニークになるように命名されているようです。日本人の姓は山名に、名は寺名に、それぞれ相当し、太郎や一郎のように、寺名には重複があるけれども山名を含めると、重複はないとのこと。ここ鎌倉の法妙寺は楞厳山妙法寺(りょうごんさん)で、杉田の法妙寺は牛頭山法妙寺(ごずさん)です。


妙法寺総門。苔の階段上から。

大覚殿。釈尊、妙法稲荷大明神に加えて
加藤清正公像を安置しています。

仁王門

日蓮聖人が布教の拠点とされた
「松葉ヶ谷小庵霊跡」

苔石段。右奥は法華堂。

妙法寺本堂

2024年2月19日月曜日

東漸寺での早咲きの桜

 杉田梅まつりの帰路、杉田の街を歩く途中で街の中央にある東漸寺に寄りました。
ここは、鎌倉初期から続く臨済宗建長寺派の寺院で、境内には釈迦堂が今も残り、「杉田のお釈迦様」と呼ばれるそうです。
眼を惹いたのが境内の早咲きの桜の若木が早くも満開だったことです。河津桜と思われる、花弁は染井吉野よりも大きく、大きな房となって咲き、色は濃い目、の桜です。今年も春に向けて早いものです。

東漸寺境内にて

東漸寺本堂





東漸寺釈迦堂

2024年2月18日日曜日

杉田梅まつり -古い杉田梅林と海鼠(なまこ)のこともー

 2/18には、好天のなか、近くの杉田地区にある天台宗の妙法寺の境内で企画された「杉田梅まつり」を初めて観てきました。JR京浜東北線の最寄り駅洋光台の隣駅新杉田駅から歩いて10分程の妙法寺で行われる恒例行事です。近くの割にはこれまで来る機会を逸してきました。
2/17~18に開催され、この日は最終日の午後でしたが、幸い、面白いイベントが本堂前で行われていました。横浜芸者の踊りや小唄、七福神の里神楽、飛び入りの尺八演奏、などです。
また、寺の裏山で30m程のぼった牛頭山(ごずさん)の山頂には初代歌川広重の浮世絵「武州杉田の梅林」や三代広重の「光君名所合 杉田の梅」で筆写したと思われる場面が今も残されており、建物は街の造りは時代によって変わっていますが、ここぞというスポットを回れます。
随分と文化の香り高い、風流な梅見でした。また、英語スタッフも何人か見かけましたし、紹介ビデオにもきちんと英訳字幕が挿入されるなど随所に日英併記が見られ、実行委員会の方々の心遣いと意気込みが感じられました。そこで一句、

梅見山 今に溶け出る 広重絵
梅見山 浮世絵景色 今に溶け

この地域での梅栽培には長い歴史あるようです。ここは、元来、海が近く塩分を含んだやせた土地のために、16世紀後半の頃、戦国時代の領主間宮 信繁は、戦用の食料として梅実をとるために村民に梅の植え付けを奨励し、実を売って生活の一助とさせました。これが、杉田梅林の走りとなりました。江戸期16世紀央頃から梅作りが盛んとなり、18世紀初頃の元禄には約36,000本もの梅の木が杉田村一帯に広がていたそうです。18世紀後半の明和・安永の頃には杉田の梅は先の景勝地金沢の探勝ルートに入れられるようになり賑わいました。その後、19世紀初の文化・文政の頃には、梅実の収穫は400石にものぼり、江戸に梅干しを運ぶ御朱印船が杉田浦から出帆するほどでした。このころ、歌川広重の浮世絵の題材になったこともあり、杉田は関東随一の梅の名所といわれ、海路、陸路から訪れる場所になっていきました。明治33年の国語の教科書には「我が国の梅の名所は奈良の月ケ瀬梅林を第一に、次は武蔵国杉田がこれに次ぐ」と記されているとか。
しかし、明治20年頃から、台風や塩害で梅の木が傷んだり、老衰で株数が減少し、関東大震災でも大きな被害を受けました。戦後は海岸の埋め立て、宅地造成が進み、そのほとんどが姿を消し、妙法寺と近くの民家の庭にわずかに残る状況になりました。
近年は、杉田梅園の復活活動が、様々な団体で進められ植樹などが行われています。近くには今も「梅林小学校」が残っています。
また、ここ杉田は海鼠(なまこ)とそれを干した煎海鼠(いりこ)の収獲・加工でも、江戸期には、際立った生産地だったようです。帰路、煎海鼠の製造工程を示す「江戸名所図会」の看板をみかけました。
この日は、10,000歩コースでした。


妙法寺本殿前にて

神代神楽研究会の皆さんによる
里神楽も始まりました。

飛び入りの尺八演奏も入ります。なかなかの
上級者でした。

裏山の墓地から

境内ではご神木の前で抹茶席も
                      妙法寺山門
横浜芸妓協会も舞や小唄で協力されて
いました。
本堂前の梅林です。

浮世絵「武州杉田の梅林」(歌川広重作)の
描画シーンの再現スポット。椅子までも
再現とは。中身はおお変わりです。
武州杉田の梅林
(参考)「武州杉田の梅林」(歌川広重作)。ここ牛頭山
から
の景色を画いたそうで、左奥が本牧の海岸です。

牛頭山山頂の梅林。遅咲きの梅のようです。

2024年2月16日金曜日

春節燈花2024

 2/16夕には、横浜中華街の春節燈花を巡ってきました。
春節今年のテーマは「飛龍乗雲」で、舞い上がる龍の勢いをもって新しい雲に乗る、という主旨だそうです。今年は昨年より飾りつけは控え目でしたが、人出は元に戻ったようです。
飛龍の手足は寅に、爪は鷹に由来するそうです。因みに、眼は鬼、角は鹿、頭は駱駝、背中の鱗は鯉、から来ているとか。今年は、春節の飾りつけを、中華街近辺のMM21地区、横浜駅などでも見かけるようになり、広告の範囲をエリア的に広げているようです。
この日は、8,000歩コースでした。


飛龍の前面から。右中央は龍の手です。
中央上の火の玉を追っています。

媽祖廟に近い山下町公園にて

関帝廟も賑わっていました。

飛龍の後面から。中央は龍の後ろ足です。

横浜媽祖廟。海の神様とか。左手前は
祭壇での厄除けのために事前に線香を灯す
神輿です。看板に作法が書かれています。

玄武門。東門になり、山下町側から中華街
への入口です。

横浜開港記念日と横浜開港祭2025

 6/2は、1859年に日米修好通商条約により横浜が開港されたことを記念する横浜開港記念日で、市内の小学校は休校でした。これに因んで5/31-6/2には横浜開港祭2025が臨港パークを中心にみなとみらい21地区ほかで行われ、様々なイベントに多くの子供連れで賑わいます。今年が第44...